見どころDATA
プロイセンの国力を誇示するドームを持つ宮殿
ポツダムのサンスーシ公園内にある「新宮殿」は、1763年から1769年にかけて、プロイセンのフリードリヒ2世が建設を命じた、彼にとって最後の宮殿です。公園のメインストリートの西端に位置し、サンスーシ宮殿群の中で最も大きな規模の建物です。フリードリヒ2世の依頼を受け、建築家ヨハン・ゴットフリート・ビューリングとハインリヒ・ルートヴィヒ・マンガー、カール・フォン・ゴンタルトらが設計を手がけました。質素なサンスーシ宮殿とは対照的に、七年戦争後のプロイセンの強大な国力を誇示する目的で建てられたため、そびえ立つドームを持つその姿は、フランスの宮殿を彷彿とさせる壮麗な外観となっています。
豪華な部屋で賓客を魅了する迎賓館
新宮殿には、「洞窟の間」や「大理石の間」、「謁見の間」「コンサートホール」など、200にもおよぶ部屋かあり、公式行事や賓客を招く迎賓館として利用されました。なかでも「洞窟の間」は、何千もの貝殻や水晶、鉱物で飾られていて、訪れる人々を魅了しました。フリードリヒ2世の居室は、新宮殿の小さな南翼に位置しています。この建物は全11部屋から成り、その豪華な家具や壁面装飾、天井を彩る浮き彫り装飾、そして貴重な織物は、他のどの宮殿よりも豪華な内装です。フリードリヒ2世はこの宮殿のために、王立磁器製造所に水晶製の時計、チェスト、机、シャンデリアなどを特別に注文しました。国王は建設開始から2年後の1765年の夏の終わりにこの居室への滞在を始めたものの、彼自身がここに滞在することはほとんどありませんでした。後に、ドイツ帝国最後の皇帝となるヴィルヘルム2世とその家族が、この居室を気に入り住まいとして使用しています。この居室は建設以来手つかずのまま残されており、当時のまま現存するフリードリヒ2世の部屋はサンスーシ宮殿と新宮殿の2カ所だけです。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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