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鉄器時代からオスマン帝国時代までの遺構を残す
セバスティアは、パレスチナのヨルダン川西岸地区にある都市ナブルスの北西に位置する遺跡です。その遺丘には、紀元前9世紀以降、およそ3千年にわたり、さまざまな時代や文明において人々が居住してきたことを示す遺構が保存されています。特に、古代サマリア都市と同定される鉄器時代の遺構をはじめ、ヘレニズム時代の要塞都市、ヘロデ大王によって「セバステ」と改称されたローマ時代の遺構、司教座都市となったビザンツ時代の遺構などが保存されています。さらに十字軍時代やオスマン帝国時代の建築も残されており、この場所が辿ってきた長い歴史の変遷を目にすることができます。
土地収用計画を受け、緊急的に推薦された遺跡
この遺産は、パレスチナによって緊急的登録推薦で推薦されました。その理由には、イスラエルが遺跡西側の土地を収用し、ショムロン国立公園の設置を計画していることや、遺跡内での無許可の発掘や古代建造物への破壊行為、ブルドーザーなど重機の使用、建設行為などが挙げられています。イスラエルが2025年11月と2026年2月に、遺産と周辺の広大な土地の収用命令を出したことを受けて、パレスチナは緊急的に推薦しました。ショムロン国立公園の計画には、フェンスの設置や観光施設・駐車場の整備などが設けられており、遺跡を東西に分断するおそれがあるとして、世界遺産と同時に危機遺産にも登録されました。セバスティア含むパレスチナの世界遺産は、すべて緊急的登録推薦で登録されています。
アクセス
ラマッラーから車で約1時間半。ナブルスまではラマッラーのセントラル・バス・ステーションからセルビス(乗り合いタクシー)もある模様。
執筆協力者PROFILE
東京外国語大学言語文化学部卒。在学中にパレスチナやヨルダンなど中東地域への留学を経験。大手メディア企業勤務を経て、2021年より現職。書籍やテレビ番組等の監修を行う。
≫世界遺産の執筆記事一覧
≫構成資産・みどころの執筆記事一覧
アクセス
ラマッラーから車で約1時間半。ナブルスまではラマッラーのセントラル・バス・ステーションからセルビス(乗り合いタクシー)もある模様。
執筆協力者PROFILE
東京外国語大学言語文化学部卒。在学中にパレスチナやヨルダンなど中東地域への留学を経験。大手メディア企業勤務を経て、2021年より現職。書籍やテレビ番組等の監修を行う。
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