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20世紀後半に建設されたタシュケント
ウズベキスタンの首都タシュケントにおいて、1960年代から1990年代初頭にかけて建設された10件のモダニズム建築群です。博物館や住宅建築、文化施設、地下鉄駅、科学研究施設などが含まれており、その多くが1966年に発生した地震後に整備された都市軸沿いに位置しています。これらの建造物は単独の建築物というよりも、戦後のソ連における社会主義的近代化のなかで進められた都市計画において、都市のアンサンブルを構成する要素として設計されました。
ソ連の社会主義近代化政策の下で進んだ都市の再建
タシュケントは、かつてシルク・ロードの重要な都市でした。1865年にロシア領トルキスタン、1930年にウズベク・ソビエト社会主義共和国の首都となります。社会主義近代化のモデル都市とする構想のもとで、歴史的市街地やロシア帝国時代の都市景観の大部分が新たな建築へと置き換えられていきました。1966年に発生した大地震で、鉄筋コンクリート造の公共建築の多くが被害を免れたことを機に、都市の抜本的な再編が進み、それまでの旧市街と新市街という二元的構造から、ポリセントリック型の都市構造へと転換が図られました。

近代と伝統が融合した10のモダニズム建築
構成資産には10件のモダニズム建築が含まれています。16階建てのジェムチュグ集合住宅、宇宙開発をテーマとした内装のコスモナフトラル駅、レーニン生誕100周年に合わせて建設された国立歴史博物館、旧市街にある巨大市場チョルスーバザールのほか、国立美術館、芸術アカデミー中央展示ホール、人民友好宮殿、アリシェル・ナヴォイ映画宮殿、国立サーカス場、そしてタシュケント近郊のパルケントにあるアジア最大級の太陽炉も含まれています。これらの建築は、ソ連で広く採用された標準化・工業化された建築技術を基盤としながらも、中央アジアの伝統建築の要素や気候条件に合わせた工夫が取り入れられており、ソビエト・モダニズムと地域文化の融合を示す優れた事例とされています。

アクセス
【チョルスーバザール】日本(成田空港)から仁川などを経由して、タシュケント国際空港まで飛行機で約15時間。空港からチョルスーバザールまで車で約30分。
執筆協力者PROFILE
東京外国語大学言語文化学部卒。在学中にパレスチナやヨルダンなど中東地域への留学を経験。大手メディア企業勤務を経て、2021年より現職。書籍やテレビ番組等の監修を行う。
≫世界遺産の執筆記事一覧
≫構成資産・みどころの執筆記事一覧
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アクセス
【チョルスーバザール】日本(成田空港)から仁川などを経由して、タシュケント国際空港まで飛行機で約15時間。空港からチョルスーバザールまで車で約30分。
執筆協力者PROFILE
東京外国語大学言語文化学部卒。在学中にパレスチナやヨルダンなど中東地域への留学を経験。大手メディア企業勤務を経て、2021年より現職。書籍やテレビ番組等の監修を行う。
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