World Heritage Sites

世界遺産一覧

(2018年登録)

アーシヴィスイトからニピサット:氷と海の間に広がるイヌイットの狩猟場

Aasivissuit – Nipisat. Inuit Hunting Ground between Ice and Sea
アーシヴィスイトからニピサット:氷と海の間に広がるイヌイットの狩猟場
グリーンランド西部の中央部、北極圏内に位置するこの地域には、4,200年にわたる人類の歴史の痕跡が残されています。ここは文化的景観であり、陸と海の動物を狩猟してきた人々の営み、季節ごとの移動、そして気候、航海、医療に関わる豊かで保存状態の良い有形・無形の文化遺産を今に伝えています。この地域の特徴には、大型の冬季住居やカリブー(トナカイ)狩猟の痕跡、さらに古代イヌイット(パレオ・イヌイット)およびイヌイット文化の考古遺跡が含まれます。文化的景観は、西のニピサットから東の氷床近くにあるアーシヴィスイトまで、7つの主要な地点で構成されています。この地は、過酷な自然環境の中で生き抜いてきた人々の文化のたくましさと、季節的移動という伝統の証となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (v)
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アル・アハサ・オアシス:進化する文化的景観

Al-Ahsa Oasis, an Evolving Cultural Landscape
アル・アハサ・オアシス:進化する文化的景観
アラビア半島東部に位置するアル・アハサ・オアシスは紀元前の新石器時代から人々が住んでいることが証明されている、世界最大のオアシスです。また、250万本ものナツメヤシが生育し、1960年代に大量生産技術が導入されるまでは、世界最大のナツメヤシ生産地でありました。今でもナツメヤシはこの地の人々にとっては主食であり、地元住民はナツメヤシの包装や販売、流通に深く携わっています。また、このオアシスには庭園や運河、農業用排水湖など12の構成資産が残り、素晴らしい文化的景観が広がっています。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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イヴレーア:20世紀の産業都市

Ivrea, industrial city of the 20th century
イヴレーア:20世紀の産業都市
イヴレーアはイタリア北西部のピエモンテ州にある街で、州都トリノから北へ約50㎞の位置にあります。毎年2月のカーニバルで、市民の間でチームに分かれてオレンジを投げ合う祭りで知られている街ですが、イタリアを代表する企業のひとつであったオリベッティ社の企業都市として発展してきた歴史があります。この街を流れるドーラ・バルテア川の北側には古い街並みがありますが、南側の河畔に多くの近代的な建造物群が見られます。これらは、オリベッティ社の本部や巨大な工場、行政・社会サービス機関、従業員の住居やビル群などが集まったものです。1930年から1960年にかけて、イタリアの著名な建築家や都市計画の専門家によりデザインされたもので、20世紀を代表する産業都市となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iv)
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カルハットの古代都市

Ancient City of Qalhat
カルハットの古代都市
オマーンの東海岸に位置するカルハットは、11~16世紀にかけてのホルムズ王国の主要港として栄えた都市です。都市は二重の壁で囲われており、城壁の外には共同墓地も存在していました。アラビア半島東岸沿いの重要な港として、インドと東アジア、東南アジア、そしてアラビア半島を結ぶ貿易の中心地として機能していました。ナツメヤシや真珠、馬や香料といった交易品を輸出することにより潤いましたが、ポルトガルの攻撃を受けた後、16世紀に放棄されました。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (ii)(iii)
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ギョベクリ・テペ

Göbekli Tepe
ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペは、文明発祥の地とされるメソポタミア地域に位置し、アナトリア南東部シャンルウルファ県オレンジク村の近くにある遺跡です。ここでは、新石器時代の神殿と考えられている巨石建造物が発見されています。1994年、ドイツ考古学研究所によるの発掘調査の結果、人類がまだ狩猟採集の生活を営んでいた約1万1,500年前に、世界で最も古い信仰の痕跡が見られることが分かりました。それまでの研究では、農耕が始まることで人類が定住生活を送るようになり、貧富の差がうまれ、やがて宗教的権力者が現われ、神殿が建てられるという文明発達の過程が定説とされてきました。狩猟採集の時代、人々は食料を求めて移動生活を送っていたため、大規模な建造物は存在しないとされていたのです。しかし、ギョベクリ・テペの発見はこの定説を覆し、農耕が始まる以前から神殿を建設するほど発達した文明の存在を示しているのです。
地域: 西・南アジア / 国名: トルコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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山寺(サンサ):韓国の山岳僧院群

Sansa, Buddhist Mountain Monasteries in Korea
山寺(サンサ):韓国の山岳僧院群
山寺(サンサ)は韓国半島南部に点在する7つの山岳僧院群を指し、7世紀から9世紀にかけて建立されました。通度寺・浮石寺・鳳停寺・法住寺・麻谷寺・仙岩寺・大興寺の各寺は、僧侶たちの宗教的生活や修行の拠点として機能し、韓国仏教の歴史的発展を今に伝えています。これらの山寺は、禅宗や他宗派、さらに民間信仰までを受け入れ、多様な思想が共存する場となりました。その堂宇や仏像、歴史的資料は、韓国仏教が培った精神文化を物語る貴重な証拠となっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)
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チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地

Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”
チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
チリビケテ国立公園はコロンビア中南部のアマゾン熱帯雨林にある同国最大の自然保護地域です。まず、この国立公園の最大の特徴は何といってもテプイの存在でしょう。テプイとは、切り立った砂岩の大地のことであり、テーブルマウンテンとも言います。このテプイは世界でギアナ楯状地でしか見られないものであり、チリビケテのテプイは他のものと比べてやや小規模ではあるものの外界と隔絶した世界を生み出し、そのため固有種が多く生息しています。ジャガーやピューマ、ホエザルなどの貴重な動物が生息し、またジャガーに関しては、後述するように先住民から崇拝の対象となっていました。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(ix)(x)
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ティムリカ・オヒンガの考古遺跡

Thimlich Ohinga Archaeological Site
ティムリカ・オヒンガの考古遺跡
ケニア西部のヴィクトリア湖の近郊に、16世紀頃につくられたとされる集落跡が残ります。ヴィクトリア湖周辺の独特な集落は「オヒンガ」と呼ばれ、現地の言葉で「大きな要塞」を意味します。その内のティムリカ・オヒンガ(ティムリカとは現地の言葉で「恐ろしい鬱蒼とした森」の意味)という集落が最大規模であり、保存状態が良く、世界遺産に登録されています。このティムリカ・オヒンガは四つの大きなオヒンガからできており、コチエンが中心的なオヒンガで、残りはカクク、コケッチ、コルオチといいます。これらのオヒンガは20世紀半ばまで使用されていたと考えられています。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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テワカンとクイカトランの渓谷:メソアメリカの起源となる環境

Tehuacán-Cuicatlán Valley: originary habitat of Mesoamerica
テワカンとクイカトランの渓谷:メソアメリカの起源となる環境
『テワカンとクイカトランの渓谷』はテワカンとクイカトランの2つの渓谷からなる北米で最も生物多様性が豊かとされる乾燥/半乾燥地帯です。レッドリストに記載されている生物も多く生息し、一帯は生物圏保存地域にも登録されています。ここは世界で最も密生する柱サボテンの森が広がっており、固有種を含めた多様なサボテンが生息していることが特徴です。またリュウゼツランやユッカ、オークなども生息しており、特徴的な景観が形成されています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iv)(x)
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ナウムブルクの大聖堂

Naumburg Cathedral
ナウムブルクの大聖堂
ナウムブルク大聖堂は、1028年に建設が始まったチューリンゲン州の大聖堂で、ロマネスク後期からゴシック初期にかけての建築様式の変遷を示しています。内部の西側聖歌隊席や創設者像、ロッドスクリーンは無名の「ナウムブルクのマイスター」と呼ばれる彫刻家の傑作で、建築、彫刻、ステンドグラスを一体化した中世美術の頂点を示しています。特に12体の等身大創設者像はリアリズムを追求し、自然観察や古典文化を反映しています。建築全体が調和する様子からは、13世紀の宗教・芸術の変化を感じることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: ドイツ連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (i)(ii)
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長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
九州北西部に点在する『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は、17世紀から19世紀にかけて築かれた10の集落、城郭跡、そして教会堂で構成されており、禁教下でも信仰を守り抜いた人々の歴史を今に伝えています。信者たちは弾圧を逃れるため、海辺や離島など人目を避けられる場所に移り住み、「天草の﨑津集落」や「黒島の集落」などの共同体を形成しました。彼らは仏教や神道に似せた形式で信仰を装いながら、キリスト教の精神を独自に受け継ぎ、祈りや儀礼を工夫して、2世紀にわたり信仰を継承しました。そして1873年に禁教が解かれると、彼らは再び表舞台に立ち、教会建築などを通して現代へと引き継がれていきます。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)
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バーバートン・マコンジュワ山脈

Barberton Makhonjwa Mountains
バーバートン・マコンジュワ山脈
「バーバートン・マコンジュワ山脈」は南アフリカの北東部、エスワティニに隣接する地域にあります。この山脈は世界最古級の地質構造の一つである「バーバートン・グリーンストーン・ベルト」の約40%を占めています。これは、36億年前から32億5,000万年前に形成された火山岩と堆積岩が非常に優れた保存状態で残されているもので、隕石の衝突、火山活動、地殻の変動、そして最初期の生命が出現した際の環境など、この地球ではじめて大陸が形成された頃の状況を知るための、極めて貴重な地質学的記録となっています。
地域: アフリカ / 国名: 南アフリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (viii)
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ピマチオウィン・アキ

Pimachiowin Aki
ピマチオウィン・アキ
カナダ中部のマニトバ州にあるマニトバ湖東岸からオンタリオ州にかけて広がる面積約2万9,000㎢の広大な土地がカナダ初の複合遺産として登録されました。ベレンズ川、ブラッドベイン川、ピジョン川、ポップラー川の源流にある「ピマチオウィン・アキ」とは、先住民アニシナアベ族の言葉で「命を与えてくれる土地」という意味です。ピマチオウィン・アキには「ブラッドベイン川」「リトル・グランド・ラピッズ」「パウインガッシ」「ポップラー川」という4つのアニシナアベ族の共同体の伝統的な土地が含まれています。川や湖、湿地によって分断された森林地帯で、アニシナアベ族は7,000年以上にわたり狩猟や漁労、採集などを行いながら自然と共存してきました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(vi)(ix)
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ピュイ山地とリマーニュ断層にある地殻変動地域

Chaîne des Puys - Limagne fault tectonic arena
ピュイ山地とリマーニュ断層にある地殻変動地域
フランス中央部のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域に位置し、西ヨーロッパ断層を象徴する地形です。長大なリマージュ断層、ピュイ火山群の連なり、セール山の逆転地形を含み、3,500万年前にアルプス山脈ができた際の余波で形成された地形です。この地域の地質学的特徴は、大陸地殻がどのように亀裂し、その後崩壊して深部のマグマの上昇により地表が隆起するかというプロセスをよく示しています。つまり、プレートテクトニクス理論における主要な5つの段階のひとつ(大陸の分裂または隆起)がわかる貴重な例と言えます。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (viii)
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ファールス地方にあるササン朝の考古学的景観

Sassanid Archaeological Landscape of Fars Region
ファールス地方にあるササン朝の考古学的景観
イラン南西部のファールス地方には、3世紀から7世紀にかけてこの地を支配したササン朝時代の要塞や宮殿など8カ所の考古学遺跡が点在しています。遺跡はササン朝の最古期のものと末期のもので、最古期のものはフィールズアーバードにあるササン朝の始祖アルダシール1世の城やレリーフと円形都市跡、そしてビシャプールにある第2代シャープール1世の都市遺跡です。これらは3世紀のものです。末期の遺跡はサルヴェスターンにある7世紀の宮殿跡です。都市遺跡はいずれも周辺の自然と地形を最大限活用して建造されています。建物にはアケメネス朝やパルティアの伝統様式に加えてローマの影響も見てとれ、さらにその後のイスラム建築に大きな影響を与えました。
地域: 西・南アジア / 国名: イラン・イスラム共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (ii)(iii)(v)
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ヘーゼビューとダーネヴィルケの国境の考古学的遺跡群

Archaeological Border complex of Hedeby and the Danevirke
ヘーゼビューとダーネヴィルケの国境の考古学的遺跡群
ヘーゼビューの交易拠点とデーン人の防衛施設ダーネヴィルケは、現在のドイツ北端、ユトランド半島のシュレースヴィヒ地峡に位置し、1千年紀から2千年紀初頭にかけて築かれた、土塁・壁・堀、集落、墓地、港湾などが空間的に結びついた複合遺構です。この特異な地理的位置は、スカンディナヴィア、ヨーロッパ大陸、北海、バルト海を結ぶ戦略的な要衝となりました。バルト海の入り江、河川、湿地帯が南北の通路を狭める一方で、海と海を結ぶ最短かつ安全な陸上ルートを形成していました。ヘーゼビューは、南のフランク王国と北のデンマーク王国の境界地帯という独自の位置により、ヨーロッパ大陸とスカンディナヴィア、北海とバルト海を結ぶ重要な交易拠点となりました。ヴァイキング時代を通じて3世紀以上にわたり、西欧・北欧の新興交易都市(エンポリア)の中でも最大級かつ最重要の都市の一つでした。10世紀には、国境と陸上輸送路を管理するダーネヴィルケの防衛施設に組み込まれました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ドイツ連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)
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梵浄山

Fanjingshan
梵浄山
中国南西部の貴州省に位置する梵净山は、標高2,570mの変成岩の山で、多様な植物種と起伏に富んだ地形で知られています。周囲のカルスト地形の中に、島のようにそびえるこの山は、約6,500万~200万年前の第三紀に起源をもつ、「生きた化石」や遺存種の動植物の生息地となっています。梵净山の固有種である梵净山モミや貴州キンシコウをはじめ、チュウゴクオオサンショウウオ、ジャコウジカ、オナガキジなどの絶滅危惧種が数多く確認されています。また、梵净山には亜熱帯地域の中で最も広範かつ切れ目のない太古のブナ林が広がっており、ブナ属の3種の樹木が優占する森林が保たれています。一帯では、中国全体の植物相のおよそ13%に相当する、3,700種以上の植物が記録されており、国内でも特に良好な状態で保全されている亜熱帯生態系のひとつとなっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (x)
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ムンバイにあるヴィクトリア朝ゴシックとアール・デコの建造物群

Victorian Gothic and Art Deco Ensembles of Mumbai
ムンバイにあるヴィクトリア朝ゴシックとアール・デコの建造物群
19世紀の後半、港湾都市として発展したムンバイは大規模な都市計画プロジェクトを実行し、その一環として様々な様式で公共建築を建てました。当初は「ヴィクトリア朝ネオ・ゴシック様式」でしたが、20世紀初頭には「アール・デコ様式」が入ってきました。市中心部の「オーヴァル・メイデン」と呼ばれる楕円形のエリアには、その東側には裁判所や大学等がネオ・ゴシック様式で建てられ、一方西側にはアール・デコ様式の住宅や映画館が並んでいます。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (ii)(iv)
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メディナ・アサーラのカリフ都市

Caliphate City of Medina Azahara
メディナ・アサーラのカリフ都市
スペイン南部のコルドバ郊外にあるメディナ・アサーラのカリフ都市は、後ウマイヤ朝のカリフであるアブド・アッラフマーン3世によって10世紀半ばに築かれた都市です。アラビア語で「花」を意味するザフラー宮殿は30年以上かけて築かれて、以後数年間は繁栄したのですが、1009~1010年のカリフ制廃止をもたらした内戦によって荒廃しました。以後、人々の記憶から忘れ去られ、都市の遺構が発見されたのは約1,000年後の20世紀初頭でした。約1,000年も忘れ去られていたため、保存状態は良好です。イベリア半島におけるイスラム文明を示す都市遺跡は少なく、非常に価値があると言えます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)
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