World Heritage Sites

世界遺産一覧

("巨石文化"関連)

アンテケラの支石墓遺跡

Antequera Dolmens Site
アンテケラの支石墓遺跡
『アンテケラの支石墓遺跡』は、スペイン南部アンダルシア地方に位置するヨーロッパの先史時代を代表する巨石文化の遺跡群です。メンガとビエラの支石墓(ドルメン)、エル・ロメラルのトロス(円蓋墓)の3つの巨石遺跡に2つの自然要素が含まれ構成されています。自然要素には「恋人たちの岩」を意味するラ・ペーニャ・デ・ロス・エナモラドスと、この地域のランドマークであるトルカル山が含まれています。これらの巨石遺跡群は、新石器時代から青銅器時代にかけて築かれ、まぐさ石による屋根や人造のドーム型天井を持つトロスが現在も残っています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)
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オークニー諸島の新石器時代遺跡

Heart of Neolithic Orkney
オークニー諸島の新石器時代遺跡
オークニー諸島はスコットランドの海岸から北へ15km離れた沖合にあります。この遺産は、諸島最大の島、メインランド島にある4つの新石器時代遺跡によって構成されています。紀元前4,000年ごろ、農耕文化は北西ヨーロッパにまで広まり、この地で定着していきました。遺跡からは、消滅した5,000年前の生活様式や社会構造、祭祀や埋葬に対する考え方に至るまで、当時の文化を垣間見ることができます。また、この地の巨石文化は北西ヨーロッパを象徴するだけでなく、イギリスのストーンヘンジやアイルランドのボイン渓谷の起源でもあると考えられています。
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カルナックとモルビアン沿岸の巨石群

Megaliths of Carnac and of the shores of Morbihan
カルナックとモルビアン沿岸の巨石群
フランスブルターニュ地方に位置する『カルナックとモルビアン沿岸の巨石群』は新石器時代に建設された巨石が数多く残る遺跡で、ヨーロッパにおける巨石文化の中でも最古級の遺跡とされています。遺跡内には巨石のみならず墓や膨大な数の岩絵も発見されています。巨石群が確認される時期は、ヨーロッパで人類が定住生活を送るようになった時期でもあり、ヨーロッパにおける人類史を理解する上でも非常に重要な遺跡です。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (i)(iv)
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ギョベクリ・テペ

Göbekli Tepe
ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペは、文明発祥の地とされるメソポタミア地域に位置し、アナトリア南東部シャンルウルファ県オレンジク村の近くにある遺跡です。ここでは、新石器時代の神殿と考えられている巨石建造物が発見されています。1994年、ドイツ考古学研究所によるの発掘調査の結果、人類がまだ狩猟採集の生活を営んでいた約1万1,500年前に、世界で最も古い信仰の痕跡が見られることが分かりました。それまでの研究では、農耕が始まることで人類が定住生活を送るようになり、貧富の差がうまれ、やがて宗教的権力者が現われ、神殿が建てられるという文明発達の過程が定説とされてきました。狩猟採集の時代、人々は食料を求めて移動生活を送っていたため、大規模な建造物は存在しないとされていたのです。しかし、ギョベクリ・テペの発見はこの定説を覆し、農耕が始まる以前から神殿を建設するほど発達した文明の存在を示しているのです。
地域: 西・南アジア / 国名: トルコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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キリグア遺跡公園

Archaeological Park and Ruins of Quirigua
キリグア遺跡公園
キリグアは、グアテマラ東部のホンジュラス国境近くにあるマヤ文明の都市遺跡です。紀元200年頃に、マヤの都市国家コパンの影響を受けて建設されたと考えられています。マヤ古典期の時代、この地域では金や銀などの金属が存在せず、特に翡翠は最高価値の宝石として珍重されており、周辺のモタグア川渓谷では翡翠や黒曜石が大々的に採掘されていました。そのため、キリグアは翡翠と黒曜石をほぼ独占し、カリブ海沿岸地域との交易で大いに繁栄しました。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: グアテマラ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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高敞、和順、江華の支石墓跡

Gochang, Hwasun and Ganghwa Dolmen Sites
高敞、和順、江華の支石墓跡
全世界に現存するドルメンの約半数、すなわち約3万基が韓国に集中しています。ドルメンとは、巨大な頂石を2つ以上の石塊で支えた墓石のことで、すなわち支石墓です。東アジアでは、紀元前1千年紀において『高敞、和順、江華の支石墓跡』は、紀元前2000〜3000年から、その後の時代にかけて形成された巨石文化の証拠です。この遺跡は、高敞、和順、江華の3つの地域に分布しています。特に高敞には、最大かつ最も多様なドルメンが集合しており、その数は440基以上にも及びます。これらのドルメンは、故人の遺体や骨の上に建てられたと考えられています。『高敞、和順、江華の支石墓跡』のように、これほど多くのドルメンが一箇所に集まっている遺跡は世界的にも非常に珍しく、先史時代の人々の社会構造や信仰、儀式のあり方を知るうえで極めて重要な遺産です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)
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サマイパタの砦

Fuerte de Samaipata
サマイパタの砦
ボリビア東部のアンデス山麓にあるサマイパタの砦は、二つの部分から成り、その一つは多くの彫刻が残る丘で、長さ220m、幅約60mの赤い砂岩でできた一枚岩からなり、その表面全体に動物、幾何学模様、壁龕、運河など、宗教的に重要な様々な表現が全面に彫刻されています。眼下に街を見下ろすこのモニュメントは、スペイン到来以前の伝統と信仰を証明する唯一のもので、アメリカ大陸のどこにも類似するものがなく、アマゾン地域のプレ・コロンブス時代の儀式用建造物としては最大級のものです。 もう一つが、行政および居住地区と行政機関を形成していた丘の南側の地域です。ここは、インカがこの遺跡を占領し、記念碑的な公共建築物が建つ大きな中央広場や、軍事利用のための施設、商業地域、そして監視のための居住区域など、異なる文化的な集落の建築構造が組み合わされています。 
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ii)(iii)
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鹿石と関連する青銅器時代の遺跡群

Deer Stone Monuments and Related Bronze Age Sites
鹿石と関連する青銅器時代の遺跡群
モンゴル中央部のハンガイ山脈の周辺には、紀元前1,200~前600年頃に建造されたと考えられる鹿石と呼ばれる巨石記念物とその周辺の祭祀跡からなる複合的な記念碑があります。ユーラシアの草原地帯では約1,500基もの鹿石が発見されており、その80%以上がモンゴルで発見されています。鹿石は概ね3つのタイプに分類されますが、そのうちのモンゴルタイプに分類されるものは様式化された牡鹿の像が刻まれているのが特徴で、大きなものは高さ4mにも及びます。このうち、世界遺産にはホイド・タミール、ジャルガランティン・アム、ウルティン・ヴラグ、オーシギーン・ウブルの4つの遺跡が登録されています。主として、鹿石、ヘレクスル(中央の丸い石塚と周辺の円形もしくは方形の石囲いを持つ積石塚)、生け贄の祭壇、人や馬の骨などで構成されており、いずれも後期青銅器時代の遊牧民族の葬送文化を知る上で貴重な遺跡とされています。
地域: 東・東南アジア / 国名: モンゴル国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (i)(iii)
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ジャール平原:シェンクワーン県の巨大石壺遺跡群

Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang – Plain of Jars
ジャール平原:シェンクワーン県の巨大石壺遺跡群
ラオスのジャール平原には葬儀に使用されたと考えられる巨大な石壺が2100以上残っています。世界遺産に登録された15のエリアには1325個の巨大石壺と巨大石壺に関連する遺構や遺物が残っています。紀元前500~紀元後500年の時期と推定されており、石壺のサイズや個数に関しては他に例がありません。最大で10km以上離れた採石場から運搬されたものもあり、20トン以上ある石をどのように運搬したのかは未だに謎のままです。
地域: 東・東南アジア / 国名: ラオス人民民主共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iii)
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ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡と関連遺跡群

Stonehenge, Avebury and Associated Sites
ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡と関連遺跡群
イギリス南部のソールズベリー平原にあるストーンヘンジとエイヴベリーは、先史時代に築かれたとされる、謎を秘めた巨石遺跡群です。ストーンヘンジの建設時期は大きく3つに分けられています。第1期は紀元前3100〜前2200年頃の直径100mもの外周部が形成された時期、第2期は前2100〜前2000年頃のブルー・ストーンと呼ばれる青みのある石でメンヒル群(直立石の上に水平に石を載せて連結したもの)が形成された時期、第3期は前2000〜前1100年頃の直径30mの環状列石とその内側に3つの石を門形に組んだトリリトン(三石塔)5組が馬蹄形に配置された時期とされています。これらの巨石遺跡が担っていた役割については未解明ですが、夏至の朝に環状列石の外にあるヒールストーン付近から太陽が昇り、中心部を照らすことなどから石の配置には天文学的な意味があるのではないかと考えられています。 ストーンヘンジ周辺にはダーリントン・ウォールズなどのています。
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ディキスの石球のある先コロンブス期の首長制集落群

Precolumbian chiefdom settlements with stone spheres of the Diquís
ディキスの石球のある先コロンブス期の首長制集落群
コスタリカ南部のディキス・デルタには4つの考古遺跡があります。そこにはコロンブスが新大陸にやってくる以前(500年頃~1500年頃)の首長制集落構造物が残ります。舗装された広場、人工塚や墓も残り、当時の首長の力関係を示す遺構が残ります。その中でも最も印象的なのが、直径0.7~2.57mの完璧な球形をした石球です。これらの石球がなぜ作られたのか、またどうやって作られたのかは不明な点も多く、多くの学者を魅了するものになっています。なお、本遺跡はコスタリカ初の文化遺産となりました。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: コスタリカ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (iii)
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ティヤの石碑群

Tiya
ティヤの石碑群
エチオピアの首都アディスアベバの南に位置するソッド地域では、アフリカ先史時代から残る160基以上の石碑が発見されています。その中でも最も代表的な遺跡がティヤです。軸線に沿って30基以上の石碑が立ち並んでおり、1基を除くすべての石碑が半球または円錐型の一枚岩です。なかには5mを超える巨石や人形と思われるものも現存します。ティヤの石碑(全36基)のうち32基には、表面に幾何学模様や戦闘用の剣のレリーフが刻まれていますが詳細は未解明です。しかし、石碑周辺に墳墓が点在していることから祭礼に関するものと推測されています。
地域: アフリカ / 国名: エチオピア連邦民主共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1980年 / 登録基準: (i)(iv)
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ブルー・ナ・ボーニャ:ボイン渓谷の考古遺跡群

Brú na Bóinne - Archaeological Ensemble of the Bend of the Boyne
ブルー・ナ・ボーニャ:ボイン渓谷の考古遺跡群
『ブルー・ナ・ボーニャ:ボイン渓谷の考古遺跡群』は、アイルランドに現存する最大の先史遺跡であり、首都ダブリンの北約40km、ボーニャ川とマトック川に挟まれた尾根に位置しています。現在は主に農地として利用されているこの地域は、100年以上にわたり考古学者や歴史学者によって広範囲に調査され、多くの特徴が発掘調査によって明らかになってきました。遺産は、ニューグレンジ、ノウス、ダウスの3カ所にある大型石室墓と、点在する40以上の古墳で構成されています。これらの古墳群は、古代における重要な儀式の中心地であったと考えられているほか、鉄器時代、初期キリスト教時代、中世といった後の時代にも遺跡が築かれており、極めて重要な歴史的価値を有しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイルランド / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)
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マルタの巨石神殿群

Megalithic Temples of Malta
マルタの巨石神殿群
世界最古級の独立型石造建築物である「マルタの巨石神殿群」は、紀元前4000年から3000年頃に築かれたものです。地中海のマルタ島やゴゾ島に残る先史時代の神殿は30基以上もあり、そのうちの7つが世界遺産に登録されています。これらはほかのヨーロッパ地域では見当たらない巨石文化です。建造物はそれぞれ構成も建築技法も異なっているので、独自の発展を遂げたものだと考えられています。これらの巨石神殿群の中でも最も古いとされる、ゴゾ島にあるジュガンティーヤ神殿は、重さが数トンもある石灰岩の巨石を積み上げた外壁が荒々しく、巨人に建てられたという伝説が残っているのもうなずけるような迫力です。
地域: ヨーロッパ / 国名: マルタ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1980年 / 登録基準: (iv)
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メノルカ島のタライオティック文化

Talayotic Menorca
メノルカ島のタライオティック文化
地中海西部に浮かぶメノルカ島には、数多くの先史時代の巨石遺跡が残されています。島からは1,500以上の遺跡が発見されており、その中の9つの構成資産には青銅器時代(紀元前1600年頃)から後期鉄器時代(紀元前123年頃)の巨石文化を中心とした遺跡が集中しています。また、この島ではタライオティック文化の葬儀の遺構が残っていることも特徴の1つです。この地の人々は渓谷や海岸の岩壁に人工の洞窟を掘って集団墓を含む墓地をつくりました。これらの古代石造集落とその景観からは、この地域に存在した先史時代の島嶼文化を垣間見ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (iii)(iv)
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ラパ・ニュイ国立公園

Rapa Nui National Park
ラパ・ニュイ国立公園
ラパ・ニュイ国立公園は、チリの海岸から西に約3,700kmの南太平洋に位置するパスクア島(イースター島)にあり、約900体のモアイ像と300以上の儀式用プラットフォーム(アフ)を有しています。これらのモアイ像は、11世紀から17世紀にかけてポリネシアに起源を持つ長耳族によって先祖を祀るために造られ、島の各地に配置されています。
地域: 南米 / 国名: チリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (i)(iii)(v)
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