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カザフスタン共和国 | 世界遺産一覧

(自然遺産)

サリアルカ:北部カザフスタンの草原と湖群

Saryarka – Steppe and Lakes of Northern Kazakhstan
サリアルカ:北部カザフスタンの草原と湖群
中央アジアカザフスタンの北部イルティシュ川流域には淡水湖や塩湖が点在する湿地帯と草原が広がっています。総面積450,000haに及ぶこの地域は、絶滅が危惧されるソデグロヅルやハイイロペリカンなどの生息地としてきわめて貴重で、また「中央アジア・フライウェイ」と呼ばれる南アジアや西ユーラシアからシベリアへ向かう渡り鳥の飛行ルートの中継地かつ分岐地としてもたいへん重要な地です。テンギズ・コルガルジュン湖系は250万羽の雁をはじめとする1500万羽以上の渡り鳥の餌場となっています。また、密猟により個体数が激減し絶滅危惧種となったサイガと呼ばれるカモシカの仲間にとっても貴重な避難場所となっています。
地域: 西・南アジア / 国名: カザフスタン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ix)(x)
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トゥランの寒冬砂漠群

Cold Winter Deserts of Turan
トゥランの寒冬砂漠群
「トゥラン」とは、古代ペルシア帝国北東部の砂漠地帯を指す言葉で、現在のウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンにまたがる広大な地域です。この地域には海抜0mより低い土地も多く「トゥラン低地」とも呼ばれます。そこに広がる寒冬砂漠は、夏は酷暑で乾燥し、冬は厳寒となり、年間降水量は300mm程度という極端な気候が特徴です。このような厳しい環境にも適応した動植物が生息し、生物多様性に富んでいます。植生では乾燥や塩分濃度の高い土地にも耐える植物が多く、砂漠地帯では灌木サクサウール、ツガイ林ではグミやタマリスクなどがみられます。動物相では絶滅危惧種サイガやコウジョウセンガゼルなど長距離移動を行う有蹄類や、多くの渡り鳥の休息地にもなっています。
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西天山

Western Tien-Shan
西天山
ユーラシア大陸の中央部に東西にのびる天山山脈は世界最長の山脈の1つと言われ、その西側部分のカザフスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタンの3か国にまたがる地域が、多様な自然環境のなかで多くの貴重な動植物が生息している地域として世界遺産に登録されいています。この地域は、特にさまざまな栽培果実の原産地として知られ、いまでも果樹の原生種が残っています。杏子(アンズ)の原生種(絶滅危惧種)やリンゴの原生種であるマルスシエウェイシイ(絶滅危急種)、クルミの原生種ペルシャグルミ(近危急種)などがその一例です。我々にも身近な果物のルーツがここにあります。
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