World Heritage Sites

アルゼンチン共和国 | 世界遺産一覧

イグアス国立公園(アルゼンチン)

Iguazu National Park
イグアス国立公園(アルゼンチン)
アルゼンチンとブラジルの国境を流れるイグアス川の沿岸に広がるイグアス国立公園は、イグアスの滝を中心とする広大な熱帯雨林地帯です。1984年にアルゼンチン側550㎢が、1986年にブラジル側1,700㎢がそれぞれ別の世界遺産として登録されました。登録面積は圧倒的にブラジル側が広いものの、滝の8割はアルゼンチン側に存在しています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点

ESMA Museum and Site of Memory – Former Clandestine Centre of Detention, Torture and Extermination
ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点
『ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点』は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに所在する旧海軍技術学校(ESMA)の敷地内に位置する旧士官宿舎です。ESMAは1928年から2004年まで使用されていました。アルゼンチンでは、1976年から1983年にかけて軍事独裁政権が続き、その間に国家主導によるゲリラ組織や左翼勢力への弾圧が行われました。この時代は「汚い戦争」とも呼ばれ、反政府的と見なされた活動家、ジャーナリスト、学生など、約3万人の市民が秘密裏に誘拐・殺害されたとされています。ESMAはその拠点のひとつであり、アルゼンチン海軍によって5,000人以上の人々が拘禁されたとされています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (vi)
詳細ページを見る Arrow-right

ケブラーダ・デ・ウマウアカ

Quebrada de Humahuaca
ケブラーダ・デ・ウマウアカ
アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置する「ケブラーダ・デ・ウマウアカ」は、グランデ川の浸食作用によって形成された、南北に約155kmにわたる渓谷です。アンデス高地の寒冷な高地砂漠高原から、温暖で湿潤な気候をもつフフイ渓谷まで広がるこの地には、1万年以上にわたり交易路として渓谷が利用されてきたことを示す遺跡が点在しています。 これらの遺跡には、先史時代の狩猟採集民および初期農耕社会(紀元前9000〜後400年)、大規模に組織化された農業社会(400〜900年)、繁栄した町や村(900〜1430年または1480年)、インカ帝国時代(1430年または1480〜1535年)、さらにはスペインによる町や村、教会(1535〜1810年)、アルゼンチン独立闘争(1810年〜20世紀)の痕跡が含まれています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

ロス・グラシアレス国立公園

Los Glaciares National Park
ロス・グラシアレス国立公園
ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチン・パタゴニア地方のサンタクルス州に位置し、面積は約60万ヘクタールに及びます。南パタゴニア氷原から流れ出す47の大氷河が特徴で、最も大きいのがウブサラ氷河、最も動きが活発なのがペリト・モレノ氷河です。これらの氷河は、氷河作用によって形成された湖(アルヘンティーノ湖やビエドマ湖など)に氷山を放出し、訪れる人々に壮大な自然の景観を提供しています。そのほか氷河の侵食作用によって生まれたモレーン(氷堆石)などの地形も広がっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right