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ジンバブエ共和国 | 世界遺産一覧

大ジンバブエ遺跡

Great Zimbabwe National Monument
大ジンバブエ遺跡
ジンバブエ中南部の都市マスビンゴから約30kmの場所にある『大ジンバブエ遺跡』は、11〜15世紀頃にバンツー語系のショナ族によって築かれた巨大な都市遺跡群です。遺跡群は丘の上に築かれた「アクロポリス(丘の遺跡)」、高い石壁に囲まれた「大神殿(大囲壁)」、石の住居が並ぶ「谷の遺跡」の3つの要素で構成されています。宗教的中心地だったアクロポリスは、王族の居住地や儀式の場があったと考えられています。大神殿は14世紀に築かれたもので、その囲いはモルタルを用いず、加工した花崗岩を積み上げてつくられました。高さ約11mの円錐形の塔や住居跡が残されています。谷の遺跡は谷間に点在する住居群で、日干しレンガや石積みの壁でつくられた建物が特徴です。
地域: アフリカ / 国名: ジンバブエ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (i)(iii)(vi)
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ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)

Mosi-oa-Tunya / Victoria Falls
ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)
アフリカ南部のザンビアとジンバブエにまたがる『ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)』は、幅1,708m、落差約100mの世界最大級の滝です。毎分5億リットルの水が轟音とともに流れ落ちる壮大な姿は、遠く30〜50km離れた場所からもその水しぶきが見えるほどです。飛沫により川沿いには熱帯雨林が生まれ、多くの動植物の命を育んでいます。セーブルアンテロープを含む約30種類の大型哺乳類や、タイタハヤブサ、クロワシなどの絶滅危惧種を含む400種類以上の鳥類も生息しています。1855年にこの滝を訪れた探検家デイヴィッド・リヴィングストンは、イギリス女王の名にちなみ「ヴィクトリアの滝」と名付けました。現地では「モシ・オ・トゥニャ(轟音を響かせる水煙)」と呼ばれています。
地域: アフリカ / 国名: ザンビア共和国, ジンバブエ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (vii)(viii)
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