構成資産DATA
平等院鳳凰堂を模し、それを上回る寺院の遺構
無量光院跡は、12世紀後半に奥州藤原氏の3代秀衡によって建立された寺院の遺構です。藤原頼通によって建立された京都・宇治の平等院鳳凰堂を模したとされ、池を囲んで広大な伽藍が造営されました。発掘調査の結果、阿弥陀堂の柱の間隔や仏堂から左右に広がる翼廊が、平等院のものよりも大きかったことが分かっています。奥州藤原氏の滅亡後、13世紀中頃までに伽藍は焼失し、池は水田として利用されるようになってしまいましたが、その遺構は良好な状態で保存され現代に残されました。
無量光院と金鶏山と夕日とで極楽浄土を完成させる
無量光院は平泉における仏国土の完成形とされ、その伽藍配置は現世における西方極楽浄土を表現したものになっています。南北に伸びる伽藍の中心線は、無量光院の西側に位置する金鶏山の山頂と直線で結ばれます。阿弥陀堂の正面に立って金鶏山に向かうと、その山並みに夕日が沈む姿を拝むことができます。特に4月と8月は、仏堂を通って金鶏山の山頂近くに夕日が沈み、無量光院の浄土庭園と広大な伽藍は、まるで極楽浄土のように金色の光に包まれたとされています。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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