写真右側の窪みが第三船渠。船渠とは、船を内部に入れ、海水を排出して船底などの修理を行うドックのこと
構成資産DATA
現役で稼働する電気モーターと排水ポンプ
三菱長崎造船所内にある「第三船渠」は、1901(明治34)~1905(明治38)年にかけて建設されました。船渠とは、船の建造・修理・点検などを行うための大型施設のことで、英語では「ドック」と呼ばれます。陸地を掘り込んで作ったプール状の施設に船を入れた後、水門を閉めて排水し、船体を完全に露出させて作業を行う施設をドライドックと呼びます。入り江の地形を生かして建設された第三船渠は、当時動力として一般的だった蒸気機関ではなく、電気で駆動するイギリス製の排水ポンプを備えていました。当時東洋最大のドライドックとして開渠した後も、船の大型化にともない、1943(昭和18)年、1957(昭和32)年、1963(昭和38)年の3度にわたり施設が拡張されています。竣工から100年以上が経過した現在も第三船渠は船の修理に使用されており、建設当時の電気モーターと排水ポンプは今なお現役で稼働しています。施設は一般非公開です。
執筆協力者PROFILE
高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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