レガレイラ宮殿
大富豪アントニオ・アウグスト・カルヴァーリョ・モンテイロと、イタリア人建築家で舞台美術家でもあるルイージ・マニーニによって大改築された

見どころDATA

おとぎ話の舞台のように神秘的な雰囲気を持つ宮殿

「レガレイラ宮殿」は、1840年にこの土地を購入したポルトガルの富豪の娘であり、後にレガレイラ男爵夫人として知られるアレン・フェレイラにちなんで、「キンタ・ダ・レガレイラ(レガレイラ邸宅)」と呼ばれるようになりました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、大富豪アントニオ・アウグスト・カルヴァーリョ・モンテイロがこの邸宅を購入し、建築家で舞台美術家でもあるルイージ・マニーニの協力を得て大改修を行いました。その結果、ゴシック様式やルネサンス様式、マヌエル様式など、さまざまな建築様式が融合した、ロマン主義的で神秘的な建物となったのです。特に注目すべきなのは、「聖三位一体の礼拝堂」や井戸の内部に作られたような螺旋階段を下りていく「イニシエーションの井戸」です。この井戸の底の部分には地下洞窟が広がっていて、庭園の池へとつながっています。

イニシエーションの井戸
イニシエーションの井戸。ダンテの『神曲』の地獄篇を思わせるつくりで、テンプル騎士団やフリーメイソンなどのシンボルが散りばめられているという(©heyengel/Adobe Stock)
滝の湖
滝の湖。敷地内には複数の人工湖や噴水があり、岩場に組み込まれたような水槽も存在した(©adamzoltan/Adobe Stock)
トンネル
地下には建物を結ぶようにトンネルが広がる(©Kirk Fisher/Adobe Stock)
シンボル
敷地内には象徴的なシンボルが数多く配置されている(©Aerial Film Studio/Adobe Stock)

執筆協力者PROFILE

高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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