World Heritage Sites

世界遺産一覧

("家屋"関連)

アーメダバードの歴史都市

Historic City of Ahmadabad
アーメダバードの歴史都市
インド西部にある「アフマダの都市」という名の「アフマダーバード」(英語読みでは「アーメダバード」)は、15世紀にこの地を支配していたイスラム系のグジャラート・スルタン朝のアフマド・シャー1世により建設されました。ここにはこのスルタン統治時代の建築物も数多く残っています。その後16世紀からムガル帝国の支配下に、さらに18世紀からはマラータ同盟都市となりましたが、約600年間繁栄し続け、ほぼ原形を保ってきた街並みが残されています。「プーラ」と呼ばれる伝統的な通りや「ポル」という門を持つ集合住宅が特徴的です。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2017年 / 登録基準: (ii)(v)
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アシャンティ族の伝統的建造物群

Asante Traditional Buildings
アシャンティ族の伝統的建造物群
ガーナのクマシ北東に位置するこの建造物群は、18世紀に最盛期を迎えた偉大なアシャンティ文明の現存する最後の遺構です。これらの建物には、10の祠堂などが含まれており、それらは中庭を囲むように配置されています。木材、竹、泥漆喰で造られましたが、元々は茅葺き屋根でした。これらのアシャンティの伝統的建造物群は、18世紀末から19世紀末にかけて強大で裕福だったアシャンティ王国を象徴する重要な伝統的建築様式によって成っています。
地域: アフリカ / 国名: ガーナ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1980年 / 登録基準: (v)
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アルベロベッロのトゥルッリ

The Trulli of Alberobello
アルベロベッロのトゥルッリ
アルベロベッロは、イタリア南部プーリア州に位置し、円錐形の屋根を持つ石造りの家「トゥルッリ」で知られています。これらの建物は、石灰岩を積み上げて造られた伝統的な住居であり、乾式石積み(モルタル不使用)の技術を用いています。現在は、アルベロベッロの旧市街にある2つの地域に、1,000以上ものトゥルッリがあり、多くの人が住む現役の住居建築として、地域に根付いています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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安徽省南部の古村落-西逓・宏村

Ancient Villages in Southern Anhui – Xidi and Hongcun
安徽省南部の古村落-西逓・宏村
中国南東部の安徽省にある西逓と宏村には、明代から清代、14世紀から20世紀にかけての古民家が残ります。これらの古民家は「徽派建築」と言われ、漆喰を塗られた白い壁と濃灰色の瓦を特徴とした中国伝統の住居様式であり、現存数が少なく貴重です。また、中国史でもおなじみの明代の「新安商人」はこの安徽省出身であり、西逓と宏村には、交易で巨万の富を得た新安商人の住宅も数多く残されています。これらの村落は、明から清にかけての生活の様子を今に伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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イヴレーア:20世紀の産業都市

Ivrea, industrial city of the 20th century
イヴレーア:20世紀の産業都市
イヴレーアはイタリア北西部のピエモンテ州にある街で、州都トリノから北へ約50㎞の位置にあります。毎年2月のカーニバルで、市民の間でチームに分かれてオレンジを投げ合う祭りで知られている街ですが、イタリアを代表する企業のひとつであったオリベッティ社の企業都市として発展してきた歴史があります。この街を流れるドーラ・バルテア川の北側には古い街並みがありますが、南側の河畔に多くの近代的な建造物群が見られます。これらは、オリベッティ社の本部や巨大な工場、行政・社会サービス機関、従業員の住居やビル群などが集まったものです。1930年から1960年にかけて、イタリアの著名な建築家や都市計画の専門家によりデザインされたもので、20世紀を代表する産業都市となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iv)
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ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場

Verla Groundwood and Board Mill
ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場
フィンランド南東部のヴェルラは、19~20世紀初頭にかけて北欧と北米で栄えた、パルプ、紙、板紙生産に関連した小規模な産業集落の典型例の一つです。この地に現存する砕木パルプ・板紙工場は、フィンランドの基幹産業であった製材・製紙産業を支えた工場の一つで、最初の砕木工場が建設されたのは1872年のことです。その後10年後に操業を開始した板紙工場と共に1964年に操業を停止しましたが、生産し使用された機械や備品は全て操業停止当時のままに工場内に残されました。1972年からは博物館として公開され建物や機械なども維持管理されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iv)
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ヴルコリニェツの伝統的集落

Vlkolínec
ヴルコリニェツの伝統的集落
集落の起源は10~12世紀まで遡り、「ヴルク」がスロバキア語でオオカミを意味することからもオオカミ狩りの猟師が住む村として成立したとされています。現存する45棟の建物はそのほとんどが18~19世紀のものです。構成資産には43件の家屋と聖母マリア受胎告知教会、学校などが含まれています。山岳地帯特有の石積みの土台の上に丸太造りを組んだ伝統的な建築様式を持っており、それらが良好な保存状態で残されています。集落自体の起源は10世紀にまで遡りますが、1469年までに5本の道路が整備されたという記録が残っており、集落としての配置は14世紀後半頃に計画されたのではないかと考えられます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スロバキア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (iv)(v)
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オークニー諸島の新石器時代遺跡

Heart of Neolithic Orkney
オークニー諸島の新石器時代遺跡
オークニー諸島はスコットランドの海岸から北へ15km離れた沖合にあります。この遺産は、諸島最大の島、メインランド島にある4つの新石器時代遺跡によって構成されています。紀元前4,000年ごろ、農耕文化は北西ヨーロッパにまで広まり、この地で定着していきました。遺跡からは、消滅した5,000年前の生活様式や社会構造、祭祀や埋葬に対する考え方に至るまで、当時の文化を垣間見ることができます。また、この地の巨石文化は北西ヨーロッパを象徴するだけでなく、イギリスのストーンヘンジやアイルランドのボイン渓谷の起源でもあると考えられています。
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開平の望楼群と村落

Kaiping Diaolou and Villages
開平の望楼群と村落
中国南部、広東省の開平に広がる田園地帯には、望楼(ディアオロウ)と呼ばれる塔状の建造物が約1,800棟も点在しています。そのうち20棟が世界遺産に登録されています。望楼とは、複数の家族が非常時に利用した共同塔、裕福な個人が建てた要塞兼住居である住宅塔、そして監視塔という3つの形態を持つ多層構造物です。これらは、16世紀以降に増加した盗賊の襲撃や河川の氾濫から身を守るための住居として建設されました。その背景には、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、北米やオーストラリア、南アジアなどへ渡った開平出身の華僑の存在があります。彼らの資金提供によって、1920~30年代には望楼建設の最盛期を迎えました。建材には石、レンガ、コンクリートなどが用いられ、中国の伝統建築と西洋の建築様式が融合した独特の姿をしながらも、周囲の景観と見事に調和して立ち並んでいます。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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ガダーミスの旧市街

Old Town of Ghadamès
ガダーミスの旧市街
リビア西端にあるカダーミスはアルジェリアとチュニジアの国境付近に位置しています。紀元前8世紀からサハラ砂漠の交易中継地点として栄え、その後はローマ帝国やビザンツ帝国、イスラム勢力やオスマン帝国の支配下に入りました。街の壁は日干しレンガの上に石灰を塗った白い建物が特徴的で、オアシスの中に佇む街は「砂漠の真珠」と称されています。シンプルな外観とは対照的に屋内はマグレブ美術の影響を受けた幾何学的な装飾が扉や窓周辺に施されています。
地域: アフリカ / 国名: リビア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (v)
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上スヴァネチア

Upper Svaneti
上スヴァネチア
コーカサス山脈が広がる見事な景観に『上スヴァネチア』は静かに佇んでいます。この土地には、地理的隔離によって守られてきた中世風の村落や街並みが今も残っています。ウシュグリのチャザシ村には、200を超える中世の塔屋、教会、城などが保存されており、その土地利用や集落構造からは、自然環境と調和して暮らしてきた上スヴァネチアの伝統を感じることができます。塔屋は先史時代に起源を持っており、3〜5階建てで細長い形状をしています。住居は2階建てで、1階には人間と家畜が共に暮らすホールが設けられています。家畜は木製の仕切りで区切られ、時には豪華に装飾されることもありました。2階は夏季の居住空間と倉庫として機能したとされています。このような機能性を持った住居はジョージア伝統村落の特徴として知られています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ジョージア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iv)(v)
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カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟

Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara Caves
カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟
カルメル山脈西斜面にある本遺跡群は、タブーン、ジャマル、エル・ワド、スフールの4つの洞窟から構成されています。90年にわたる考古学的研究の結果、この54ヘクタールの敷地から、前期旧石器時代のアシュール文化から後期旧石器時代に至るまで、少なくとも50万年にも及ぶ人類の進化を示す文化堆積物が発見されました。これは世界でも類を見ない長期的な文化の連続性を示すもので、南西アジアにおける初期の人類の記録となっています。本遺跡は、人類進化全般、特にレバント地方の先史時代に関する極めて重要な遺跡となっています。
地域: 西・南アジア / 国名: イスラエル国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (iii)(v)
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クタマク:バタマリバ人の土地

Koutammakou, the Land of the Batammariba
クタマク:バタマリバ人の土地
トーゴ北東部とベナンにまたがるクタマクには、バタマリバと呼ばれる人々が暮らしており、彼らの独特な泥で作られた塔の家々は「タキエンタ」(複数形では「シキエン」)と呼ばれています。ここでは、自然は社会の儀式や信念と深く結びついており、塔状の家々の建築が社会構造を反映していること、農地や森林、そして人々と風景の結びつきにより、特別なものとなっています。建物は村単位でまとまっており、儀式のための空間、泉、聖なる岩、そして成人の儀式のための特別な場所も含まれています。クタマクは、自然環境と調和しながら生活する人々の土地利用の卓越した例で、この文化的景観は、独特な特徴を持っています。タキエンタは、技術的・実用的・象徴的な役割を果たす基本的な家族住居で、住居スタイルは、円形や楕円形の形状を基にしており、「大地を形作る人々」を意味するディタマリ語のバタマリバによる独創的な発明です。
地域: アフリカ / 国名: トーゴ共和国, ベナン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (v)(vi)
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グラン・バッサムの歴史都市

Historic Town of Grand-Bassam
グラン・バッサムの歴史都市
グラン・バッサムは、コートジボワール最初の首都として知られています。アフリカ西部のギニア湾岸に位置するコートジボワールは、1960年に独立するまでフランスの植民地でした(現在もフランス語が公用語となっています)。グラン・バッサムは19世紀後半から20世紀前半にフランスが建設した植民都市で、交易と行政管理に特化した街並と、ヨーロッパからの入植者の居住区と地元民の居住区から成り立っています。
地域: アフリカ / 国名: コートジボワール共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (iii)(iv)
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ゲディの旧市街と考古遺跡

The Historic Town and Archaeological Site of Gedi
ゲディの旧市街と考古遺跡
ケニア南東部の沿岸にあるゲディの都市は、10世紀から17世紀にかけて東アフリカ沿岸で最も重要なスワヒリ都市のひとつでした。スワヒリとはアラビア語で「海岸」を意味し、東アフリカの沿岸部で使用されているスワヒリ語などが有名です。この地域ではアラブ商人が頻繁に往来し、アフリカの言語とアラビア語が混ざって独自の文化が形成されました。その中で、特に15世紀から17世紀にかけてゲディは栄えたと言われています。17世紀には水不足などが原因で放棄されたので、現在は遺構だけが残っていますが、当時の繁栄ぶりを示してくれます。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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ケノゼロ湖の文化的景観

Cultural Landscape of Kenozero Lake
ケノゼロ湖の文化的景観
ロシア北西部、ケノゼロ国立公園内に位置する『ケノゼロ湖の文化的景観』は、12世紀以降のスラブ人の定住によって発展した農村生活を伝える文化的景観です。周囲には、農村地帯が広がっており、畑や森林、伝統的な家屋のほかに木造教会や礼拝堂も見ることができます。礼拝堂に施された「天国」と呼ばれる天井装飾は、この地域の社会性、文化性を表すランドマークとなっています。湖と川、森林、畑、伝統的な農村集落にある家々や教会のある景観は、住民が周辺環境と精神的に結びついてきたことを物語っています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (iii)
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コンソの文化的景観

Konso Cultural Landscape
コンソの文化的景観
エチオピアのコンソ高原には、石積みの段々畑と要塞化された集落が広がっています。約400年前、この地に移住してきたコンソ族は、20世代以上に渡り独自の文化を育んできました。山の斜面に沿って築かれた段々畑には、土壌を浸食から守り、限られた水を確保する工夫が凝らされています。段々畑を登った丘の上には、石壁によって要塞化された集落が形成されており、茅葺の家屋や倉庫、「モラ」と呼ばれる公共広場が点在しています。また、儀礼や埋葬の際に使われる、神聖なる森林が3つあります。この地では、崇敬された人物や英雄たちの死後、「ワカ」と呼ばれる木像にしてたたえるという葬儀の習俗が続いており、カラの森やモラ、城門近くで木像を見ることができます。
地域: アフリカ / 国名: エチオピア連邦民主共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (iii)(v)
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サフランボルの旧市街

City of Safranbolu
サフランボルの旧市街
トルコ北部、黒海沿岸に位置する『サフランボルの旧市街』は、紀元前3000年頃に起源をもつと言われています。町の名の由来は、かつてこの地に「サフラン」が群生していたためと言われています。険しい山間の谷間に広がる町は、隊商都市として発展し、13世紀から鉄道が開通する20世紀初頭まで、黒海と地中海を結ぶ交易路上の要衝として栄えました。特にオスマン帝国時代の17世紀に最も栄え、今でも山の斜面にはトルコ風の伝統的な木造建築が立ち並んでいます。世界遺産にはチュクルと呼ばれる旧市街、クランキョイと呼ばれる新市街、丘の上にあるバーラルと呼ばれる住宅地が登録されています。
地域: 西・南アジア / 国名: トルコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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ザンジバル島のストーン・タウン

Stone Town of Zanzibar
ザンジバル島のストーン・タウン
ザンジバル島の西側にあるストーン・タウンは、東アフリカにあるスワヒリ沿岸交易都市の優れた例です。この街は都市の構造や景観をほぼ完全な形で保っており、アフリカ、アラブ地域、インド、ヨーロッパなどの文化の要素を、千年以上にわたって融合させ、独自の文化を形成してきた多くの素晴らしい建造物が含まれます。なお「ザンジバル」とは、ペルシア語で「黒人の海岸」を意味する言葉に由来しています。
地域: アフリカ / 国名: タンザニア連合共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iii)(vi)
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ジェルバ:島嶼部への入植様式の証拠

Djerba: Testimony to a settlement pattern in an island territory
ジェルバ:島嶼部への入植様式の証拠
9~18世紀のチュニジアのジェルバ島では、自給自足的な集落が形成されていました。住居兼農業生産の場であるメンゼルには、半乾燥地帯で水を有効活用するための設備が備わり、メンゼルの集合体であるフーマには、織物や陶器などの生産施設が置かれました。また、外部からの攻撃に 備えた要塞のような外観も特徴です。フームはメディナのように密集したユダヤ人地区のハラとつながっていて、イスラム教イバード派の人々とユダヤ人が平和的に共存していました。イバード派とはイスラム教の宗派のひとつで、スンナ派、シーア派より早く成立し、寛容な姿勢と平和主義が特徴です。現在、アラビア半島の国オマーンではこの宗派が大多数を占めています。
地域: アフリカ / 国名: チュニジア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (v)
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ジェンネの旧市街

Old Towns of Djenné
ジェンネの旧市街
サハラ砂漠以南のアフリカで最も古い街の一つであるジェンネ。ここは、アフリカ第三の大河であるニジェール川と、その支流のバニ川に挟まれた内陸のデルタ地帯に広がる街です。この街の起源は、紀元前3世紀頃に漁労民・ボゾ族が築いた集落にあるとされ、「ジェンネ」とは、彼らの言葉で「水の精霊」を意味します。14~16世紀のマリ帝国やソンガイ帝国の時代には、多くのイスラム商人が行き来する交易都市としてトンブクトゥと共に発展しました。取引されたのは、岩塩、金、さらには奴隷など、多岐に渡りました。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (iii)(iv)
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首長ロイ・マタの旧所領

Chief Roi Mata’s Domain
首長ロイ・マタの旧所領
バヌアツ共和国初の世界遺産で、多くの口承伝説を持つ首長ロイ・マタに関連する3つの資産で構成されています。彼の住居があったエフェテ島沿岸のマンガース、彼が絶命したレレス島のフェルス洞窟、アルトク島にある埋葬地がその構成資産となっています。首長の権威を象徴するのはもちろんですが、この景観は、彼に対する崇敬によって400年以上もその住居や埋葬地の利用が制限されてきたことにより残されました。これらの遺跡は彼にまつわる口承伝承や彼の道徳観などとも深く結びついており、この地域に住む住民にとっての精神的・道徳的にも重要な遺産となっています。
地域: オセアニア / 国名: バヌアツ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (iii)(v)(vi)
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城壁都市シバーム

Old Walled City of Shibam
城壁都市シバーム
アラビア半島最南部に位置するイエメン中部のシバームは、日干しレンガでつくられた高層住宅群が砂漠にそびえ立つ城壁都市です。多くは6~7階建ての建物がワディ・ハドラマウトの崖の端から垂直に約500棟集中して建っており、その独特の景観から「砂漠のマンハッタン」などと呼ばれています。都市の歴史はイスラム以前の時代に遡りますが、洪水によって街は幾度も被害を受けてきたため、現在見られる住宅の多くは16世紀以降に建てられたものです。現存する最古の建物は904年創建の金曜モスクといわれ、高層建築をベースにした都市計画として最も古く、最良の例のひとつとされています。
地域: 西・南アジア / 国名: イエメン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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白川郷・五箇山の合掌造り集落

Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama
白川郷・五箇山の合掌造り集落
『白川郷・五箇山の合掌造り集落』は、岐阜県と富山県の険しい中部山岳地帯に位置し、「荻町」「相倉」「菅沼」の3つの集落から構成されています。いずれも庄川流域にあり、急峻な自然の中に暮らしと文化が根づいています。また、豪雪地帯であるこの地は、他地域との往来も限られたことから、独自の建築様式や暮らしの知恵、精神文化が培われました。浄土真宗を中心とした信仰と地域共同体のつながりを基盤に、現在まで伝統的な集落景観が守られています。合掌造りの家屋と自然、農村が一体となった景観は、日本の原風景のひとつとしてその美しさを伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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ストックレ邸

Stoclet House
ストックレ邸
ブリュッセルの高級住宅地に立つストックレ邸は、ウィーン分離派(ゼツェッション)の中心メンバーのひとり、オーストリアの建築家ヨーゼフ・ホフマンによって1905年から1911年にかけて設計・建設されました。ウィーン分離派の理念に基づき、建築、内装、家具、装飾品、庭園に至るまで一貫した美学が追求されており、ホフマンの代表作として評価されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ベルギー王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (i)(ii)
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スホクラントと周辺の干拓地

Schokland and Surroundings
スホクラントと周辺の干拓地
6,000年に及ぶ海との闘いの歴史を象徴する干拓地 スホクラントは元々半島でしたが、15世紀までに島となり、海の侵食によって人が住めなくなったため1859年に避難を余儀なくされました。しかし、20世紀初頭に始まった大規模
地域: ヨーロッパ / 国名: オランダ王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)(v)
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聖書ゆかりの遺丘群:メギド、ハゾル、ベエル・シェバ

Biblical Tels - Megiddo, Hazor, Beer Sheba
聖書ゆかりの遺丘群:メギド、ハゾル、ベエル・シェバ
遺丘(テル)とは、地中海東岸、特にイスラエル、シリア、レバノン、トルコ東部の平野部に、先史時代の居住地が長期間にわたり積み重なってできた丘状の遺跡です。イスラエル国内にある200以上の遺丘のうち、メギド、ハゾル、ベエル・シェバには、聖書にまつわる重要な都市遺跡が残っています。数千年にわたる遺構は、強力な中央集権的な権威、豊かな農耕活動、そしてエジプトとシリア、アナトリアとメソポタミアを結ぶ重要な交易ルートが存在したことを物語っています。これらは青銅器時代と鉄器時代の都市の富と権力を示し、失われた文明を今に伝える証拠でもあります。
地域: 西・南アジア / 国名: イスラエル国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(vi)
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大ジンバブエ遺跡

Great Zimbabwe National Monument
大ジンバブエ遺跡
ジンバブエ中南部の都市マスビンゴから約30kmの場所にある『大ジンバブエ遺跡』は、11〜15世紀頃にバンツー語系のショナ族によって築かれた巨大な都市遺跡群です。遺跡群は丘の上に築かれた「アクロポリス(丘の遺跡)」、高い石壁に囲まれた「大神殿(大囲壁)」、石の住居が並ぶ「谷の遺跡」の3つの要素で構成されています。宗教的中心地だったアクロポリスは、王族の居住地や儀式の場があったと考えられています。大神殿は14世紀に築かれたもので、その囲いはモルタルを用いず、加工した花崗岩を積み上げてつくられました。高さ約11mの円錐形の塔や住居跡が残されています。谷の遺跡は谷間に点在する住居群で、日干しレンガや石積みの壁でつくられた建物が特徴です。
地域: アフリカ / 国名: ジンバブエ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (i)(iii)(vi)
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タオス・プエブロの伝統的集落

Taos Pueblo
タオス・プエブロの伝統的集落
タオス・プエブロは、ニューメキシコ州北部、タオス川沿いに位置する先住民タオス・プエブロ族の伝統的な集落です。タオス渓谷の古代遺跡は、タオス・プエブロ族が約1,000年前からこの地に定住していたことを示しています。現在の集落は14世紀に建設されたもので、タオス川の両岸に位置する「北の家」と「南の家」と呼ばれる集合住宅に分かれています。いずれも5階建てで、現在でも約150人がこの集落内で生活しています。そのため、タオス・プエブロはアメリカに現存する最古の現役住居群といえます。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (iv)
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チャコ文化

Chaco Culture
チャコ文化
ニューメキシコ州北西部に位置するチャコ・キャニオンで発見された集落は、10〜12世紀にかけて先住民アナサジ族によって築かれた集落群です。大規模な集落は12、小規模なものは400以上に及びます。アナサジ族は当時、独自の石工技術を用いて、数百の部屋を備えた多層構造の「グレートハウス」と呼ばれる巨大な石造建造物を建設しました。これらの建物は計画的に設計・建設されており、2〜5階建ての集合住宅となっています。壁は砂岩と泥モルタルで構築され、屋根梁には松材が使用されています。これらはチャコ文化の全体像を示す、良好な保存状態の考古学的遺跡です。多層構造と洗練された石積みを特徴とする高度に組織化された大規模建造物は、当時の社会構造の複雑化を物語っています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (iii)
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