遠賀川水源地ポンプ室
現在も八幡製鉄所へ工業用水を送る現役の送水施設として活躍する

赤煉瓦造の2棟の建屋からなる大きなポンプ室

福岡県中間市に位置し、1910(明治43)年に操業を開始した「遠賀川水源地ポンプ室」は、1901(明治34)年の操業を開始した官営八幡製鐵所の鋼材生産量の倍増を目指すため、11.4㎞離れた遠賀川から製鉄所へ大量の工業用水を供給するための施設として建設されました。遠賀川の東岸に建つポンプ室は、2階建てのイギリス式レンガ積みの建物で、丸窓や半円アーチ窓の一部には灰白色の鉱こう滓さい煉瓦が使用されています。建物は2棟が並ぶ大きな建屋で構成されており、かつて北側の棟には送水用の蒸気ポンプが、南側の棟には動力源となるボイラーが設置されていました。1950年代にポンプの動力源が蒸気から電気へ移り変わりましたが、100年以上が経過した現在もその役割は変わることなく、製鉄のための送水を続けています。

執筆協力者PROFILE

高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
≫世界遺産の執筆記事一覧
≫構成資産・みどころの執筆記事一覧

執筆協力者PROFILE

高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
≫世界遺産の執筆記事一覧
≫構成資産・みどころの執筆記事一覧