World Heritage Sites

世界遺産一覧

("島・島嶼"関連)

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

Amami-Oshima Island, Tokunoshima Island, Northern part of Okinawa Island, and Iriomote Island
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
この地域は、絶滅危惧種や固有種が多く生息する生物多様性のホットスポットです。多くの分類群において多くの種が確認されており、ヤンバルクイナやノグチゲラなどの絶滅危惧種、中琉球と南琉球に固有の種も多く見られます。また、アマミノクロウサギなどの飛翔能力を持たない陸生脊椎動物や植物においても、固有種が多く存在する独特な生物相が形成されています。さまざまな固有種の進化だけでなく、環境の変化の中で特定の地域にのみ残った遺存固有種や、独自の進化を遂げた種の例も多く確認されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2021年 / 登録基準: (x)
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アルダブラ環礁

Aldabra Atoll
アルダブラ環礁
インド洋上に浮かぶアルダブラ環礁は、アフリカ大陸から640kmも離れているため、これまでほとんど人間が近づくことはありませんでした。「環礁」とはサンゴ礁の一種であり、中央の島の部分が完全に水没してしまっている状態のサンゴ礁を示します。アルダブラ環礁はラグーン(潟湖)を含めると琵琶湖の半分ほどの大きさを誇り、独自の生態系が広がります。ここにはインド洋上でもっとも多くの海鳥が集まり、またタイマイやアオウミガメが産卵場所を求めてやってきます。この状況をみた『進化論』でも有名なチャールズ・ダーウィンは、当時の政府に保護を進言したほどでした。
地域: アフリカ / 国名: セーシェル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園

Alejandro de Humboldt National Park
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園
この国立公園は、キューバ東部北海岸、カリブ海に面するニペ・サグア・バラコア山地などの山岳地帯と森林に覆われた地域を含みます。中南米の自然を調査し、近代地理学の祖と呼ばれたドイツの学者アレクサンダー・フォン・フンボルトを記念して命名されました。約1,300種の種子植物のうち約70%が固有種とされ、哺乳類や昆虫の約3分の1、鳥類の5分の1、爬虫類・両生類の大多数はキューバまたは地域の固有種です。今後も多くの新種の発見が期待されています。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: キューバ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (ix)(x)
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イビサ島の生物多様性と文化

Ibiza, Biodiversity and Culture
イビサ島の生物多様性と文化
地中海西部のバレアレス諸島に位置し、現在ではリゾート地としても知られるイビサ島は、固有の生物と歴史的建造物が共存する複合遺産です。特に「ポシドニア・オセアニカ」と呼ばれる海草は、地中海沿岸にのみ分布する固有種であり、その中でもイビサ島周辺のものは最も良好な保存状態にあるとされています。この海草草原は、絶滅危惧種を含む多様な海洋生物の産卵・生育の場として重要であり、また、海岸を嵐から守る天然の防波堤としても機能しています。さらに、1ヘクタールあたり年間21トンのバイオマスを生産するなど、生物生産性も非常に高く、熱帯雨林に匹敵します。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(ix)(x)
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ヴェガエイヤン:ヴェガ群島

Vegaøyan – The Vega Archipelago
ヴェガエイヤン:ヴェガ群島
ノルウェー中部西海岸の一帯にある6,500もの島々からなるヴェガ群島は、人々が漁業、農業、ケワタガモの羽毛の採取といった産業を営みつつ、独特の生活様式を築いてきたことの証拠です。この地域には、漁村、埠頭、倉庫、ホンケワタガモ(ケワタガモ・アイダーダック)の飼育場、農地、灯台などがあり、自然に溶け込んだ文化的景観として認められています。1,037㎢の広大な登録範囲の内、陸地はわずかに69.3㎢で、この豊かな海洋資源は人々に恩恵をもたらしてきただけでなく、観察される228種の鳥類にとっても重要な地域となっており、北欧地域で最も重要な海鳥の越冬地の一つと考えられています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ノルウェー王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (v)
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ウジュン・クロン国立公園

Ujung Kulon National Park
ウジュン・クロン国立公園
この国立公園は、インドネシアの人口の多くを占めるジャワ島の最南西端に位置するウジュン・クロン半島と、スンダ海峡に浮かぶ島々からなります。低地にある熱帯雨林やマングローブ、サンゴ礁などの自然の植生の組み合わせによる美しい景観を有しています。また、絶滅の危機に瀕しているジャワサイも約60頭生息しており、この地以外での生息は確認されていません。1883年にクラカタウ火山が噴火し、約3万6,000人の死者を出す未曽有の災害が起きましたが、地質学的にも重要な研究対象となっているほか、自然環境が回復基調をみせるなど自然の進化の過程を見せています。
地域: 東・東南アジア / 国名: インドネシア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(x)
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ウランゲリ島保護区の自然生態系

Natural System of Wrangel Island Reserve
ウランゲリ島保護区の自然生態系
ロシアの最北東端、東シベリア海に浮かぶウランゲリ島保護区は、北極圏にありながら氷河期にも凍結しなかったことから、独自の生態系が育まれました。保護区はウランゲリ島とヘラルド島、その周辺海域で構成されています。植物の固有種は23種が確認されており、遺産推薦時の2004年時点で、17種のアークティックポピーのうち、5種類がこの島の固有種となっています。動物では、タイヘイヨウセイウチが世界最大の個体数を誇り、島の沿岸のルッカリーには最大で10万頭ものセイウチが集まります。また、ホッキョクグマの生育密度が世界一であることでも知られ、絶滅危惧種を含む100種以上の渡り鳥の最北の営巣地にもなっています。さらに、他の北極圏の個体群と比べて独特な行動を示すウランゲリ・レミングや、本土とは異なる個体群に進化したトナカイなど、この島独自の変化や進化が見られます。他の世界遺産に関連する情報としては、メキシコの『エル・ビスカイノ鯨保護区』などからやってくるコククジラの主要な餌場になっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (ix)(x)
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エオーリエ諸島

Isole Eolie (Aeolian Islands)
エオーリエ諸島
エオーリエ諸島は、イタリアのシチリア島の北岸沖に浮かぶ7つの主要な島と5つの小島で構成されています。「火山」という名のヴルカーノ島、諸島内最大のリーパリ島、そして「地中海の灯台」との異名を持つストロンボリ島などが、長い火山活動の歴史によって形成されました。また、青く澄んだ海に囲まれた美しい風景や、噴火が続く火山、海に湧き出る温泉などで、人気のリゾートとなっています。「エオーリエ」という名前は、ギリシャ神話の風の神アイオロス(イタリア語でエオーロ)が住むところという伝説に由来しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (viii)
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小笠原諸島

Ogasawara Islands
小笠原諸島
小笠原諸島は、日本列島から約1,000km南に位置する孤立した島々で、他の大陸と陸続きになったことがないため、長期間隔絶した環境での進化や適応放散などで、独自の進化を遂げた動植物が多く生息しています。小笠原群島は、地殻のプレートが沈み込むことで形成される海洋性島弧に分類されています。このような環境では、生物集団が極端に偏るという特徴がみられ、種の分布の過程を知ることができる点が貴重です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (ix)
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「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

Sacred Island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
沖ノ島は、玄界灘に浮かぶ周囲約4kmの孤島で、4世紀後半から9世紀末の約500年間の古代祭祀の祭祀の変遷を伝える考古遺跡がほぼ手つかずの状態で残っています。ここでは宗像三女神の信仰が生まれ現在にまで伝えられており、古代から今日に至るまで発展し継承されてきたことを示す貴重な証拠になっています。沖ノ島への上陸は原則禁止されており、神職が交代で奉仕を行うなど、厳格な禁忌が守られています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2017年 / 登録基準: (ii)(iii)
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ガラパゴス諸島

Galápagos Islands
ガラパゴス諸島
ガラパゴス諸島は、南米のエクアドル本土から西に約1,000km、赤道直下の東太平洋沖に位置しています。大小19の島と周辺の岩礁からなるガラパゴス諸島は、海底火山の噴火によって誕生した島で、これまでに一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島です。動植物は隔絶された島の環境に適応し、独自の進化を遂げていきました。現在、ガラパゴス諸島の陸地の97%は保護地区となっており、サンタ・クルス、イサベラ、サン・クリストバル、フロレアナの4つの島を除き、人は住んでいません。
地域: 南米 / 国名: エクアドル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ガラホナイ国立公園

Garajonay National Park
ガラホナイ国立公園
アフリカ北西海岸からほど近い大西洋に浮かぶカナリア諸島ゴメラ島に、ガラホナイ国立公園はあります。この島はアメリカ大陸を目指したコロンブスが西へ向かう航路で最後の補給を行った島としても知られています。火山島であるゴメラ島中央部に位置するガラホナイ国立公園では、湿潤な海風によって発生する霧により、約6,500万~200万年前の太古の環境が色濃く保たれ続けています。第三紀にヨーロッパと北アフリカの大部分を占めていた熱帯雨林と暖温帯林の名残を残す森林をもつガラホナイ国立公園、そこには多くの固有種が生息しており、中には絶滅の危機に瀕しているものもいます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (vii)(ix)
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コイバ国立公園と特別海洋保護区

Coiba National Park and its Special Zone of Marine Protection
コイバ国立公園と特別海洋保護区
コイバ国立公園は、パナマの南西沖合のチリキ湾に位置し、コイバ島と38の小島、および周辺の海洋区域を保護しています。この海洋性熱帯雨林は、冷たい風やエルニーニョ現象の影響から保護されているため、新種の進化が続く中で、哺乳類、鳥類、植物の固有種が非常に多く生息しています。この地域は、カンムリワシなどの絶滅危惧種や脅威にさらされている動物にとって最後の避難所でもあります。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: パナマ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (ix)(x)
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ココス島国立公園

Cocos Island National Park
ココス島国立公園
ココス島は、コスタリカ本土から南西約550㎞の太平洋上に位置する絶海の孤島で、かつては無人島でした。ココス島は東部熱帯太平洋の海洋で唯一熱帯雨林帯に属しており、年間降水量は約7,000mmに達します。これは東京都の年間降水量の約4倍に相当し、世界でも有数の多雨地域です。このような気候と地理的隔離により、ココス島は多様な動植物が独自の進化を遂げながら生息しています。熱帯雨林が茂る島内では、235種の植物、85種の鳥類、362種の昆虫が確認されています。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: コスタリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (ix)(x)
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コモド国立公園

Komodo National Park
コモド国立公園
コモド国立公園は、世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲの唯一の生息地として知られています。この巨大な爬虫類は、体長は最大3m、体重100kg以上に達します。かつてインドネシアとオーストラリアには大型のトカゲが生息していましたが、その多くは絶滅してしまい、コモドオオトカゲはその最後の種だと考えられています。コモドオオトカゲの歯の間からは、獲物の血液の凝固を妨げ失血させる毒が出ることが分かっており、その毒を使って狩りを行っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: インドネシア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(x)
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ゴレ島

Island of Gorée
ゴレ島
セネガル共和国のダカールの対岸にある『ゴレ島』は、奴隷貿易の歴史とその深い傷跡を今に伝える遺産です。ゴレ島はアフリカ大陸の最西端に位置しており、アメリカ大陸への渡航に適した地理的条件を持つため、三角貿易の重要な拠点として栄えました。その歴史は長く、15世紀から19世紀にかけて、ポルトガル、オランダ、イギリス、フランスなどの列強が支配し、奴隷貿易の中心地として機能し続けました。この島からは、多くのアフリカの人々が奴隷として新世界へと送り出されました。
地域: アフリカ / 国名: セネガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vi)
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鼓浪嶼(コロンス島):歴史的共同租界

Kulangsu, a Historic International Settlement
鼓浪嶼(コロンス島):歴史的共同租界
厦門に面した小さな島、鼓浪嶼(コロンス島)に残る931の歴史的建造物からなっています。1842年に結ばれた南京条約によって、翌1843年に厦門が開港し、1903年に鼓浪嶼に共同租界が設立されると、中国における海外貿易の重要な窓口となりました。様々な国の外国人がここに住み着いたことから、世界の様々な様式の建築が建てられ、文化的な混交が生まれました。アール・デコやモダニズムなどの西洋の建築様式と、厦門周辺地域の文化が融合して生まれた「アモイ・デコ様式」という鼓浪嶼独自の建築様式は、その一例になっています。共同租界とは、清朝や中華民国内に築かれた外国人居留地で鼓浪嶼では各国が共同で外国人居留地を管理しました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2017年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ザンジバル島のストーン・タウン

Stone Town of Zanzibar
ザンジバル島のストーン・タウン
ザンジバル島の西側にあるストーン・タウンは、東アフリカにあるスワヒリ沿岸交易都市の優れた例です。この街は都市の構造や景観をほぼ完全な形で保っており、アフリカ、アラブ地域、インド、ヨーロッパなどの文化の要素を、千年以上にわたって融合させ、独自の文化を形成してきた多くの素晴らしい建造物が含まれます。なお「ザンジバル」とは、ペルシア語で「黒人の海岸」を意味する言葉に由来しています。
地域: アフリカ / 国名: タンザニア連合共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iii)(vi)
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スケリッグ・マイケル

Sceilg Mhichíl
スケリッグ・マイケル
スケリッグ・マイケル島は、アイルランド語で「天使ミカエルの岩」を意味し、アイルランド南西沖12㎞の海上に浮かぶスケリッグ諸島に属する、面積約0.219㎢の小島です。島はデボン紀の砂岩による断層により、中央に「キリストの谷」や「キリストの鞍」と呼ばれる海抜130mのU字型の窪地が形成されており、その両側には北東に185m、西南西に218mの山頂がそびえる急峻な岩山となっています。島内には上陸地点が3ヵ所あり、主要な修道院遺跡へは階段でつながっています。島はシロカツオドリの大繁殖地であり、その他にも多くの海鳥が生息していることから、自然保護区に指定されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイルランド / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iii)(iv)
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スルツェイ火山島

Surtsey
スルツェイ火山島
アイスランド南岸から約32km沖合に位置するスルツェイ島は、1963年から1967年にかけての火山噴火によって形成された新しい島です。誕生以来、法的に保護されており、人間の立ち入りが制限されています。そのため、動植物が新しい土地へどのように定着していくのかを観察するための長期的な研究の場となっています。現在、海岸の浸食が進行しており、すでに島の面積は半減しています。今後さらに3分の2が浸食され、最終的には最も安定した中心部のみが残ると予想されています。自然の力によって生み出されたこの島は、同じく自然の力によって姿を変え続けています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイスランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ix)
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セント・キルダ諸島

St Kilda
セント・キルダ諸島
スコットランド北西部の沖合にあるセント・キルダ諸島は、2,000年以上にわたって厳しい環境の中で人々が生活していた証拠を残しており、農耕や羊の飼育など自給自足による土地利用がみられる文化的景観です。また、火山活動後の風化と氷河による浸食作用によって生まれた険しい断崖や海食柱といった景観を有しています。海鳥の繁殖地でもあり、ニシツノメドリやシロカツオドリなど多様な鳥類約100万羽が営巣しています。2026年3月時点で、イギリス唯一の複合遺産でもあります。
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中央アマゾン自然保護区群

Central Amazon Conservation Complex
中央アマゾン自然保護区群
中央アマゾン自然保護区群は、アマゾン盆地最大の保護区であり、面積は約6万㎢に及びます。ジャウー川全流域を保護する目的で2000年に自然遺産に登録されたジャウー国立公園が、2003年に登録拡大されたものです。これらの地域は、アマゾンの豊かな自然環境を保護するために重要な場所となっています。この地域は、「バルゼア(浸水林)」や「イガポー(泥炭湿地林)」の他にモザイク状に広がった無数の湖沼があり、独特の生態系が形成されています。アマゾンマナティー、オオアラパイマ、カワイルカなど約320種の魚類と約120種の哺乳類、15種の爬虫類が生息しています。また、電気魚と呼ばれる魚類の世界最大の生息地であり、その数は7科64種にも上ります。これは適応放散の結果、複数の種に分化したものです。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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テイデ国立公園

Teide National Park
テイデ国立公園
大西洋に浮かぶカナリア諸島最大の島、テネリフェ島にあるテイデ国立公園は、スペイン最高峰の3,718mの頂を持つ成層火山テイデ山を中心とした総面積約190㎢の国立公園です。テイデ山は海底からだと7,500mの高さに達し、世界で3番目に高い火山構造物とされています。直近では1798年噴火し、現在も硫黄を噴出するなど長期にわたって火山活動を続けるこの山は、クレーターや成層火山などの多様な火山地形が見られるほか、地球史や海洋火山の形成過程を知るうえで重要な場所とされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (vii)(viii)
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デロス島

Delos
デロス島
エーゲ海のほぼ中央、キクラデス諸島にあるデロス島は、伝説によると太陽神アポロンと月の女神アルテミスが誕生したとされている島です。紀元前3世紀に活躍した詩人カリマコスは、デロス島を「すべての島の中で最も神聖な島」と評しています。特にアポロンはオリンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子でもあることから、非常に重要な神とされていましいた。デロス島全体が考古遺跡となっており、ギリシャの遺跡の中でも最大級の規模を誇ります。
地域: ヨーロッパ / 国名: ギリシャ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(vi)
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ハード島とマクドナルド諸島

Heard and McDonald Islands
ハード島とマクドナルド諸島
ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア西部のパースから南西に約4,100㎞、南極大陸からは北に約1,700㎞の場所に浮かぶ島々です。登録範囲の総面積は約6,589㎢におよび、そのうち陸地は5%強にあたる約370㎢のみで、残りの大部分は海域が占めています。陸地はケルゲレン海台が海面上に露出して形成された、極めて孤立した火山性の島嶼群です。絶海の孤島であり、気候条件も非常に厳しいことから、人間の手がほとんど入っていません。事実上外来種が存在しないことから、原初的な島嶼生態系の広がる貴重な環境となっています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (viii)(ix)
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パパハナウモクアケア

Papahānaumokuākea
パパハナウモクアケア
パパハナウモクアケアは、ハワイ諸島の北西250~1931kmの広範囲に連なる小島と環礁からなる、広大かつ孤立した島嶼群に付けられた名称です。総面積は約362,075㎢におよび、世界最大級の海洋保護区の一つとされています。この地域は、比較的静止したホットスポットと安定したプレート運動の結果として形成された海山列を示す好例であり、ハワイ・エンペラー海山列の大部分を占めています。世界最長かつ最古の火山列の大半を構成するパパハナウモクアケアは、プレートテクトニクス理論およびホットスポットに関する理解を形成する上で、極めて重要な役割を果たしてきました。地質学的にはハワイ火山国立公園と密接に関連しており、ホットスポット火山活動の重要な証拠を共有しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iii)(vi)(viii)(ix)(x)
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ハワイ火山国立公園

Hawaii Volcanoes National Park
ハワイ火山国立公園
ハワイ島南東部に位置するハワイ火山国立公園には、固まった溶岩でできた荒野や吹き上がる硫黄の蒸気など、火山地帯ならではの光景が広がっています。国立公園内にあるマウナ・ロア山は、ハワイ語で「長い山」を意味する名前の通り、海底部分にまですそ野が広がる世界最大の活火山です。楯状火山で、溶岩の粘度が非常に低いため、なだらかな稜線を描いています。1984年までは数年に一度の頻度で噴火を繰り返し、直近では2022年11月に噴火しました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (viii)
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ピーコ島のブドウ栽培の景観

Landscape of the Pico Island Vineyard Culture
ピーコ島のブドウ栽培の景観
リスボンから西に1,500㎞の北大西洋にあるアゾレス諸島。この中で2番目に大きな火山島であるピーコ島は、種子島ほどの面積です。この島には、伝統的な農法で築かれたブドウ園が西側の海岸沿いに広がっていますが、大きな特色は、それが石垣によって形成されていることです。約6m×3mの長方形に区切られた石垣が何千も密集しており、各区画にワイン用のブドウが植えられています。これらの石垣には、大西洋の潮風からブドウの苗木を保護し、また、畑の温度を維持する効果があります。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (iii)(v)
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ビジャゴス諸島の沿岸・海洋生態系:オマティ・ミンオ

Coastal and Marine Ecosystems of the Bijagós Archipelago – Omatí Minhô
ビジャゴス諸島の沿岸・海洋生態系:オマティ・ミンオ
ビジャゴス諸島はアフリカの大西洋に浮かぶデルタ諸島であり、その良好な自然環境や潮間帯環境によって豊かな海洋生態系が存在する貴重な場所です。島々の河川はデルタ状に形成されており、潮の満ち引きや河川からの堆積物の流入によって河口にはマングローブ、浅瀬にはサンゴ礁が広がっています。これらの良好な自然環境によってビジャゴス諸島では、絶滅危惧種のアオウミガメやアフリカマナティに加え870,000羽以上の渡り鳥など豊かな生物多様性を見ることができます。また、この地で生息するカバは、淡水域で生息する生物でありながら長い年月をかけて海水の影響に適応する進化を遂げてきたと考えられています。
地域: アフリカ / 国名: ギニアビサウ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (ix)(x)
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プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林

Volcanoes and Forests of Mount Pelée and the Pitons of Northern Martinique
プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林
フランスの海外県マルティニークは、カリブ海西インド諸島のウィンドワード諸島に位置し、プレ山やピトン山の火山活動によって形成された険しい山々が生み出す景観が広がる島です。標高1,397mのプレ山は、マルティニーク島で最も高い山です。1902年5月8日に発生したプレ山の大噴火は、当時マルティニークの県庁所在地だったサン・ピエールの街に壊滅的な被害をもたらし、20世紀で最も多くの犠牲者を出した火山災害とされています。火砕流を一方向に射出するプレ山特有の噴火様式は「プレ式噴火」と呼ばれ、火山活動の研究において重要な事例とされています。カリブ海に面した海岸から火山の山頂にかけては、生物多様性に富んだ熱帯雨林が広がり、マルティニーク・ボルケーノ・フロッグ(通称)やマルチニクムクドリモドキなど、絶滅の危機に瀕している固有種を見ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (viii)(x)
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