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ベルギー王国 | 世界遺産一覧

カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林

Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林
ヨーロッパの広範囲に広がる10種のブナ原生林は、氷河期後期からの生物進化やブナの分化の過程が知れる貴重な遺産です。ブナの他にもヨーロッパナラをはじめ、絶滅の危機に瀕した80種を含む1,067種の植物や101種の鳥類、73種の哺乳類などが登録地に生息しています。また、広大な森林には、IUCNのレッドリストにも記載されているキンメフクロウも生息しています。2007年にスロバキアとウクライナの世界遺産として登録されましたが、その後、登録範囲が順次拡大されていきました。この地のブナ原生林は、現存するヨーロッパブナ(ファグス・シルヴァティカ)の原生林として世界最大であり、その中には世界最樹高のブナの標木も含まれています。
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ストックレ邸

Stoclet House
ストックレ邸
ブリュッセルの高級住宅地に立つストックレ邸は、ウィーン分離派(ゼツェッション)の中心メンバーのひとり、オーストリアの建築家ヨーゼフ・ホフマンによって1905年から1911年にかけて設計・建設されました。ウィーン分離派の理念に基づき、建築、内装、家具、装飾品、庭園に至るまで一貫した美学が追求されており、ホフマンの代表作として評価されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ベルギー王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (i)(ii)
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ブリュージュの歴史地区

Historic Centre of Brugge
ブリュージュの歴史地区
ブリュージュの歴史地区は、羊毛の輸入で繁栄した貿易都市で、内陸にありながらいくつもの運河で結ばれている。1252年にハンザ都市となり、ヨーロッパで初となる証券取引所も誕生。運河やマルクト広場、街路などが中世の面影を残しており、​特に、ゴシック建築の聖母教会や市庁舎、鐘楼などは都市の象徴として重要な役割を果たしている。​これらの建築物は、商業と宗教の中心地としてのブリュージュの歴史を物語っています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ベルギー王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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ヨーロッパの大温泉都市群

The Great Spa Towns of Europe
ヨーロッパの大温泉都市群
イタリア、英国、オーストリア、チェコ、ドイツ、フランス、ベルギーの7ヵ国に点在する11の温泉都市で構成される、国境を越えたひとつの世界遺産です。18世紀初頭から1930年代にかけて、ヨーロッパにおける温泉文化が最も隆盛を極めたことを示しています。これらの都市は、互いに影響しあいながら街づくりをし、絵画のような景観の中で、美しくデザインされたレクリエーション施設や治療・療養環境が整えられていきました。ヨーロッパの温泉文化の発展に貢献した数百の温泉地の中でも、最も洗練された大規模な都市が世界遺産に選ばれました。そのひとつである英国の「バース」は、古代ローマの温泉の遺構が残る現役の温泉施設で、1987年に『バースの市街』として単独でも世界遺産に登録されています。
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