前庭(ジラウハーナ)(タージ・マハル)
入口と大楼門の間に設けられた中庭状の空間。赤砂岩の回廊に囲まれている

見どころDATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : インド 登録名 : タージ・マハル

象や馬から降り霊廟へ向かう場所

タージ・マハルの「前庭(ジラウハーナ)」は、かつて墓廟を訪れる人々が象や馬から降り、楼門(大門)をくぐるための準備をした場所です。この前庭の北側は霊廟へと続く庭園の壁に隣接しており、かつては墓守の宿舎が置かれていました。また、東西に延びる市場へと続く通りがあり、その両側には「女友達の塔」として知られる墓廟群があります。ここには、皇帝シャー・ジャハーンのもう一人の王妃が建てたモスクや、ムムターズ・マハルの侍女長であったサッティ・ウン・ニサ・カーヌムの墓とされる無名の墓が並んで建てられています。

格式高く堂々とそびえ立つ楼門

タージ・マハルにおいて、墓廟に次いで印象的な建物は、前庭の南壁中央に堂々とそびえ立つ楼門(大門)です。建築家ウスタード・アフマド・ラハウリが「霊廟の門」と呼んだこの門は、まさに楽園の入口にふさわしいたたずまいを見せています。格式高いこの門の南側と北側には、幾何学模様が敷き詰められた台座が設けられ、前庭と庭園を隔てる境界の役割を果たしています。楼門は霊廟と同様のムガル建築様式で建てられており、イスラム建築に見られる正面の巨大な壁のくぼみ(イーワーン)の両側に2段の壁龕を配置することで、門構えをより壮大に見せる工夫がなされています。

執筆協力者PROFILE

高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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見どころDATA

保有国 : インド

執筆協力者PROFILE

高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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