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マレーシア | 世界遺産一覧

(文化遺産)

セランゴール森林公園マレーシア森林研究所

Forest Research Institute Malaysia Forest Park Selangor
セランゴール森林公園マレーシア森林研究所
首都クアラルンプール郊外にある「マレーシア森林研究所・セランゴール森林公園」は、研究施設も備えた森林保全エリアです。ここはかつて錫の採掘が盛んに行われて劣化した土地でした。1920年代に人の手で植林し森を育てる取り組みが始められ、フタバガキ科の苗木をはじめ、当時入手可能であったあらゆる樹種が手植えされていきました。そして最終的に、成熟した低地熱帯林を再生することに成功しました。長年に及ぶ努力により、今では多くの樹木のほか、さまざまな昆虫類も生息するなど、豊かな生物多様性が維持されています。この遺産は、荒廃した錫の採掘跡地で立派な熱帯林の生態系を再生させた偉業を実証する希少な場所です。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (iv)
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ニア国立公園の洞窟群の考古学的遺産

The Archaeological Heritage of Niah National Park’s Caves Complex
ニア国立公園の洞窟群の考古学的遺産
ボルネオ島の西海岸に位置する「ニア国立公園」には、熱帯雨林と石灰岩に囲まれた巨大な洞窟群があります。ここは5万年にわたる人と熱帯雨林との関わりを示す証拠が数多く残されている遺産です。石器や装飾品など数々の考古学的遺物のほか、東南アジア最古の人骨も見つかっています。また、〝死者の舟〟と呼ばれる舟形の棺が見つかった洞窟には、赤いヘマタイトで描かれた先史時代の岩絵が発見されています。そこに描かれているのは、戦士や狩人を表現していると推測される人物や、周辺の森に生きる動物、そして、死んだ人の魂を死後の世界へ運ぶ舟です。これらは、当時の生活様式や複雑な葬送儀礼を今の私たちに伝えるものです。この遺産は、東南アジア島嶼地域での人類の発展過程や文化、自然環境適応力についての理解を深める上で、重要な手がかりとなっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (iii)(v)
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メラカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市

Melaka and George Town, historic cities of the Straits of Malacca
メラカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市
マラッカ海峡に面した、古都メラカとペナン島のジョージ・タウンは、東洋と西洋の文化が重層的に融合した独自の都市景観を今に伝える港町です。ヨーロッパとアジアを結ぶ最短航路だったマラッカ海峡は、大航海時代から数多くの船が行き交う場所でした。この海峡の周辺はモンスーンの変わり目に位置するため、これらの港町は、風待ちのために停泊する中継地として栄えていきました。結果的にさまざまな国の人々が交流したことで、この場所では文化的な多様性が育まれ、非常に魅力的な都市となったのです。 
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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レンゴン渓谷の考古遺跡

Archaeological Heritage of the Lenggong Valley
レンゴン渓谷の考古遺跡
マレー半島北西部にあるレンゴン渓谷・ペラ川流域には、200万年近くにわたる歴史をもった遺跡群があります。初期人類が居住していたことを示す記録という点で、アフリカ大陸以外で最古の遺跡の一つであり、その期間もまた世界最長級です。本遺産は2つの集落の4つの遺跡から成っています。旧石器時代から新石器時代、そして青銅器時代の考古遺物が出土しており、比較的大規模で、半定住生活を送る集団が存在していたことを示唆しています。野外や洞窟遺跡からは旧石器時代の作業場跡も見つかっており、人類が道具を製造していたことを示す証拠が残っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (iii)(iv)
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