World Heritage Sites

コロンビア共和国 | 世界遺産一覧

カパック・ニャン:アンデスの道

Qhapaq Ñan, Andean Road System
カパック・ニャン:アンデスの道
「カパック・ニャン」は、南米でかつて使われた言語・ケチュア語で「偉大な道」「王の道」を意味しており、アンデス山脈に沿うようにして南アメリカのコロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの6か国に張り巡らされた道です。インカ帝国の交易や防衛のための交通網で、インカ帝国の首都クスコ(現在のペルーの都市)から延びる4つの主要な経路から、各地に毛細血管のように張り巡らされたインカ道と呼ばれる細い道とつながり、広がりました。
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カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群

Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena
カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群
スペインが他のヨーロッパ諸国に先駆けて新大陸に進出したことは有名ですが、本遺産はそのスペイン黄金時代を今に伝えるものです。1533年6月1日、スペイン人のペドロ・デ・エレディアによって、カリブ海に面した半島に都市カルタヘナ(カルタヘナ・デ・インディアス)が建設されました。細長い地形をもつカルタヘナは、新大陸で産出された金銀やエメラルド、香辛料などを本国スペインへ積み出す港であり、多くの船が停泊できる複数の湾と天然の防御線となる狭い水路を兼ね備えた良港として発展しました。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (iv)(vi)
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コロンビアのコーヒー農園の文化的景観

Coffee Cultural Landscape of Colombia
コロンビアのコーヒー農園の文化的景観
多くの方に嗜好品として愛されるコーヒーですが、その農園が世界遺産になるケースもあります。コロンビアのコーヒー農園はその代表例のひとつです。コロンビア西部、18の都市と6ヵ所の農業地帯からなる一帯は「エヘ・カフェテロ」(コーヒーの栽培の軸)と呼ばれて、19世紀からコロンビア北西部のアンティオキアからやってきた人々により農地が拓かれました。55度以上の傾斜をもつ急峻な山脈で、伝統的なコーヒー豆の生産が行われ、数世代にわたって今でもコーヒー豆が生産されているのが、非常に価値のあるものとみなされています。現在、コロンビアのコーヒー豆の生産量は世界3位(ブラジル、ベトナムに次ぐ)であり、この地域のコーヒー生産が少なくともそれに貢献していることは間違いありません。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (v)(vi)
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サン・アグスティン考古公園

San Agustín Archaeological Park
サン・アグスティン考古公園
アンデス山脈中腹にある『サン・アグスティン考古公園』は、小神殿や墳墓、400もの石像が並ぶ南米最大規模の遺跡群です。18世紀、スペイン人宣教師によって発見されたこれらのモニュメントには、紀元前6世紀ごろまで遡るものも含まれています。石像は神や人、ヘビ、トカゲ、空想上の生物が模されており、小神殿や墳墓とともに設置されていることから宗教的なモニュメントであると考えられています。更に、墳墓の大きさに大小違いがあることから、この地では社会的な階層構造が存在していたと推測されています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)
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サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区

Historic Centre of Santa Cruz de Mompox
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区
サンタ・クルス・デ・モンポスは、スペインによる南米北部の植民地支配において重要な役割を果たした都市です。1540年、カルタヘナ総督フアン・デ・サンタ・クルスによってマグダレナ川のほとりに築かれたこの都市は、カリブ海の港であるカルタヘナ港と内陸部を結ぶ主要な水路沿いに位置し、物流と商業において重要な場所となっていました。都市は川沿いに発展し、洪水の際に街を守るための防壁が築かれました。17世紀以降、都市は拡大していき、街路や路地、多様なファサードをもつ家々が並ぶ都市へと変化しました。18世紀半ばには、レンガ造りに瓦屋根をもつ1~2階建ての建物が600軒、瓦葺きの家屋や小屋が1,800軒も建っていたと記録されています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地

Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”
チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
チリビケテ国立公園はコロンビア中南部のアマゾン熱帯雨林にある同国最大の自然保護地域です。まず、この国立公園の最大の特徴は何といってもテプイの存在でしょう。テプイとは、切り立った砂岩の大地のことであり、テーブルマウンテンとも言います。このテプイは世界でギアナ楯状地でしか見られないものであり、チリビケテのテプイは他のものと比べてやや小規模ではあるものの外界と隔絶した世界を生み出し、そのため固有種が多く生息しています。ジャガーやピューマ、ホエザルなどの貴重な動物が生息し、またジャガーに関しては、後述するように先住民から崇拝の対象となっていました。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(ix)(x)
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ティエラデントロ国立考古公園

National Archeological Park of Tierradentro
ティエラデントロ国立考古公園
アンデス山脈中腹、サン・アンドレス村にある『ティエラデントロ国立考古公園』は、6~10世紀に先住民パエス人よってつくられた円形地下墓室が点在する考古遺跡です。軟らかい砂岩の大地を掘ってつくられた地下墓室は大小様々で、深さ2.5mのものから最大7mのものまで存在します。「セゴビアの円形墓室」は直径約12mの広さを持つ代表的な墓室の1つで、壁から天井に至るまで、精巧な幾何学模様のペイントや、神や人間を模ったレリーフが施されています。また、農具や骨壷も出土されたことから、ここでは葬送儀礼が行われたと考えられており、プレ・インカの高度な文明を現代に証言しています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)
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マルペロ動植物保護区

Malpelo Fauna and Flora Sanctuary
マルペロ動植物保護区
コロンビア西方沖約500㎞に位置するマルペロ島(3.5㎢)とその周辺海域(8571.5㎢)含む海洋保護区です。東太平洋の熱帯地域において最大の禁猟区となっているこの保護区は、絶滅危惧種を含む多くの海洋生物の重要な生息地となっています。マルペロ島とその岩礁は、小規模ながら多くの海洋生物の繁殖地として重要な役割を果たしていると考えられています。5種の植物、3種の爬虫類、2種の節足動物を含む、限定的ながらも高度に特殊化した陸生生物の生息地となっているほか、岩礁はナスカカツオドリ、アカメカモメ、アオツラカツオドリ、絶滅危惧種のガラパゴスミズナギドリの重要なコロニーにもなっています。保護区の海洋においては、最大水深約3,400mにも達する起伏に富んだ海底地形とカリフォルニア海流や北赤道海流などの複数の海流が合流すると言う複雑な条件から、非常に多様な生態系が見られます。17種の海生哺乳類、7種の海生爬虫類、394種の魚類、340種の軟体動物が生息しており、このうち5種の魚類と2種のヒトデが固有種として知られています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (vii)(ix)
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ロス・カティオス国立公園

Los Katíos National Park
ロス・カティオス国立公園
コロンビア北西部を流れるアトラト川流域に広がるロス・カティオス国立公園は、パナマの世界遺産『ダリエン国立公園』に隣接し、コロンビアで最もよく保存されている国立公園のひとつと言われています。面積は約720㎢あり、シンガポールの国土とほぼ同じくらいの大きさです。公園の約95%は手つかずの自然となっており、西部エリアはダリエン山脈の山岳地帯、東部エリアにはアトラト川の氾濫原が広がっています。一帯は、中米と南米の生物相の交流を阻む、地理的な障壁となっていました。更新世(約258万年前~約1万1,700年前)には生物の避難所としての役割を果たしため、独特な生物相が形成されています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (ix)(x)
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