World Heritage Sites

カナダ | 世界遺産一覧

(文化遺産)

グラン・プレの景観

Landscape of Grand Pré
グラン・プレの景観
ここはカナダ東部ノヴァスコシア州のミナス湾の湿原帯と考古遺跡群で、広さは13㎢以上あります。ここには17世紀にフランス系入植者(アカディア人)が環境に適応して農地開発を進めてきた歴史が残されています。彼らは世界で最も干満差が激しい(平均11.6m)といわれるこの地に、堤防や木製水門システム(アボトー)を用いて広大な干拓農地をつくり出しました。さらに、その土地区画の方法や作物栽培法は何世紀にもわたって受け継がれ、彼らの生活様式の跡と合わせて、きわめて重要な考古学的遺跡ともなっています。アカディア人は1755年のグラン・デランジュマンと呼ばれる出来事でこの地を追放されてしまいましたが、彼らの入植と農地開発の象徴的な風景が残されています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (v)(vi)
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ケベック旧市街の歴史地区

Historic District of Old Québec
ケベック旧市街の歴史地区
カナダ東部のケベックは、1608年にフランスの探検家サミュエル・ド・シャンプランが丸太造りの砦を築いたことに始まる、北米で唯一城塞が保存されている都市です。当時、イギリスとフランスは北米における植民地建設をめぐって争っており、ケベックはフランスの植民地「ヌーヴェル・フランス(新しいフランス)」の要衝として建設されました。その後、ケベックはイギリス領となりましたが、街にはフランス文化の香りが色濃く残りました。1774年にはイギリスによってケベック法が制定され、フランスの民法の効力、信仰の自由、そしてフランス語の使用が認められています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (iv)(vi)
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スカン・グアイ

SGang Gwaay
スカン・グアイ
カナダ西部の太平洋上に浮かぶハイダ・グアイ(旧クイーン・シャーロット諸島)の最南端にある小さな島、アンソニー島に、先住民であるハイダ族の集落跡が残ります。ハイダ族は5,000年前にはハイダ・グアイに居住しており、アンソニー島には2,000年以上前に住み始めたとされています。ハイダ族は漁労や狩猟で暮らしを営んできましたが、やがて白人が持ち込んだ病気で激減し、19世紀末にこの集落は廃墟となりました。以降、ここには恒久的な居住地はありません。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (iii)
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トロンデック・クロンダイク

Tr’ondëk-Klondike
トロンデック・クロンダイク
カナダ北西部のユーコン川流域には、先住民(ファースト・ネーションズ)のトロンデック・フェチン族(Tr’ondëk Hwëch’in)が数千年にわたり暮らしてきた故郷があります。ユーコン川は北米有数の大河で、その流域は亜寒帯の気候帯に位置します。夏は比較的暖かく冬は非常に寒冷で、豊かな自然環境が広がる土地でした。この地域では、サケやヘラジカ(ムース)、トナカイ(カリブー)などの動物が数多く生息し、トロンデック・フェチン族は狩猟や採集、交易を行い、資源を求めて1年を通じて小集団で移動する生活を営んでいました。季節ごとに資源が豊富な場所を選び、土地を枯渇させないようにするための先祖の知恵を受け継いで暮らしていました。なお、トロンデック・フェチン族の“Tr’o”はサケ漁用の仕掛けを川の河口に打ち込む石(ハンマーストーン)を意味し、“ndëk”は「川の河口」、“Hwëch’in” は「人々」を意味します。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (iv)
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バッファロー狩りの断崖

Head-Smashed-In Buffalo Jump
バッファロー狩りの断崖
カナダのアルバータ州カルガリーの南約150㎞の平原には、先住民ブラックフット族が5,000年以上前からアメリカバイソン(バッファロー)の追い込み猟を行っていた場所があります。先住民たちにとって、バッファローは生きる糧そのものでした。彼らは、バッファローの群れを砂岩の断崖に追い込み、〝血に染まった深い淵〟と呼ばれる高さ10mから15mの断崖下に飛び込ませました。崖下で槍や石斧などで息の根を止められたバッファローの肉は食料になり、その皮は衣類やテントに、そして骨は針やナイフに、さらに角は食器やコップにと、余す所なく利用されました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vi)
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ライティング・オン・ストーン/アイシナイピ

Writing-on-Stone / Áísínai’pi
ライティング・オン・ストーン/アイシナイピ
アイシナイピは,北米の半乾燥地帯であるグレートプレーンズの北端、カナダとアメリカ合衆国の国境に位置する聖地であり州立公園でもあります。「アイシナイピ」とは、先住民ブラックフット族の言葉で「描かれた/書かれた」という意味です。ここを流れるミルク川の渓谷に露出している堆積岩は、約8,500万年前に広大な内海の端で形成されました。最終氷期以降、大量の融雪水が柔らかい砂岩を浸食し始め、現在見られるクーリー(谷)やフードゥー(円柱状の岩)が形成されました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iii)
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ランス・オー・メドー国立歴史公園

L’Anse aux Meadows National Historic Site
ランス・オー・メドー国立歴史公園
ランス・オー・メドー国立歴史公園は、カナダ東部ニューファンドランド島のグレートノーザン半島の先端に位置する1,000年頃に北欧から渡来してきたヴァイキングの集落跡です。北米に初めて到達したヨーロッパ人の痕跡とされています。1960年、ノルウェーの探検家ヘルゲ・イングスタッドと考古学者である彼の妻アン・スタイン・イングスタッドによってこの遺跡は発見されました。発掘調査により8つの建物跡や溶鉱炉の跡、鉄器などの道具類のほか、ノルウェー様式の住宅の特徴を示す遺構が多数確認されています。1978年に世界で最初の世界遺産のうちの一つとして登録されました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vi)
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リドー運河

Rideau Canal
リドー運河
リドー運河は、カナダのオタワとオンタリオ湖畔のキングストンを結び、稼働しているものとしては北アメリカ大陸最古の運河です。全長202㎞にわたるこの運河は1832年に完成・開通し、現在も当時の建設場所および当初の構造で操業を続けています。このように1世紀以上前に建設され現役で稼働している世界遺産は非常に貴重なもので、日本では「明治日本の産業革命遺産」の三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバー・クレーンや同造船所第三船渠が有名です。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (i)(iv)
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ルーネンバーグの旧市街

Old Town Lunenburg
ルーネンバーグの旧市街
ルーネンバーグの旧市街はカナダのノバスコシア州ルーネンバーグ郡に位置しており、北米におけるイギリス植民地計画の最も優れた現存例です。1753年に建設されたこの旧市街は、「すべての道はまっすぐに,すべての曲がり角は直角に」という構想に基づいて格子状に造られました。通りの幅も定められており、中心を走る幅24.4mのキング通り以外では、南北6本の通りは幅12.5mに、東西9本の通りは幅12.2mに統一されています。ところどころで急坂が見られるのは、現地を知らない役人がロンドンで机上の都市計画を作り上げたためです。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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レッド・ベイのバスク人捕鯨基地

Red Bay Basque Whaling Station
レッド・ベイのバスク人捕鯨基地
カナダ北東部、ベルアイル海峡沿岸に位置するレッド・ベイは、16世紀にバスク人船乗りたちの北極海航海の基地として栄えました。1530年代に基地を設立した人々はここをグラン・ベイヤと呼び、夏の沿岸捕鯨や捕獲した鯨の解体、鯨の脂肪を絞って油を精製・貯蔵をするための拠点として利用。やがて鯨油の主要な供給地となり、輸出された鯨油は主に灯火用としてヨーロッパで販売されるようになりました。基地は、地元の鯨の個体数が激減するまで約70年間、使用されました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (iii)(iv)
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