World Heritage Sites

サウジアラビア王国 | 世界遺産一覧

アル・アハサ・オアシス:進化する文化的景観

Al-Ahsa Oasis, an Evolving Cultural Landscape
アル・アハサ・オアシス:進化する文化的景観
アラビア半島東部に位置するアル・アハサ・オアシスは紀元前の新石器時代から人々が住んでいることが証明されている、世界最大のオアシスです。また、250万本ものナツメヤシが生育し、1960年代に大量生産技術が導入されるまでは、世界最大のナツメヤシ生産地でありました。今でもナツメヤシはこの地の人々にとっては主食であり、地元住民はナツメヤシの包装や販売、流通に深く携わっています。また、このオアシスには庭園や運河、農業用排水湖など12の構成資産が残り、素晴らしい文化的景観が広がっています。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

アル・ヒジルの考古遺跡(マダイン・サレハ)

Hegra Archaeological Site (al-Hijr / Madā ͐ in Ṣāliḥ)
アル・ヒジルの考古遺跡(マダイン・サレハ)
以前は「ヘグラ」の名称で呼ばれていたこの「アル・ヒジルの考古遺跡」は、サウジアラビアで最初に登録された世界遺産です。紀元前1世紀から紀元後1世紀ごろにかけて栄えた遊牧民族のナバテア人が築いた街で、預言者サレハの名から「サレハの街」と呼ばれています。同じナバテア人によるヨルダンのペトラ遺跡より南に現存するナバテア文明の中では最大の遺跡です。4つの大規模な墓地があり、装飾された94基の墓石群のほか、神殿、用水路や貯水槽などの遺跡が良好な状態で保存されています。また、ナバテア文明以前の洞窟画や碑文も約50発見されており、これらは紀元前3~前2世紀頃にこの地に住んでいたリヤーン人のものであると考えられています。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ii)(iii)
詳細ページを見る Arrow-right

アル・ファーウ考古地域の文化的景観

The Cultural Landscape of Al-Faw Archaeological Area
アル・ファーウ考古地域の文化的景観
サウジアラビア南部のルブ・アルハリ砂漠の近辺に残る『アル・ファーウ考古地域の文化的景観』は、5世紀に突然放棄された遺跡です。先史時代の頃から、砂漠諸部族の連合組織であったキンダ朝の時まで繁栄したオアシス都市で、過酷な環境において、人類の生活の痕跡が残ることは極めて貴重です。旧石器時代、新石器時代の石器や紀元前2000年から紀元前1900年にかけての墳墓群なども発見されており、またこのあたりは古代文明の交易路上にあり、さまざまな文化や産物などが流入して栄えました。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (ii)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

ウルク・バニ・マアリド

Uruq Bani Ma’arid
ウルク・バニ・マアリド
アラビア半島南部のおよそ3分の1を占めるルブアルハリ砂漠は、「何もない」という意味であり、サハラ砂漠に次ぐ世界最大級の砂漠です。世界遺産の『ウルク・バニ・マアリド』はサウジアラビア初の自然遺産です。ルブアルハリ砂漠の西端に位置し、砂漠地域ならではの雄大な光景が広がっています。ここにはジャバル・トゥワイクと呼ばれる石灰岩の断崖や、長さ最大200m、高さ170mの縦砂丘(アラビア語でウルクという)、枯れ川のワディや砂の回廊などが存在しています。縦砂丘とは、卓越風に平行に形成される砂丘のことを指し、この地域は世界有数の縦砂丘地域となっています。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (vii)(ix)
詳細ページを見る Arrow-right

サウジアラビアのハーイル地方にある壁画

Rock Art in the Hail Region of Saudi Arabia
サウジアラビアのハーイル地方にある壁画
サウジアラビア中北部ハーイル地方にある、ジュッバとシュワイミスにある壁画群は、サウジアラビアだけでなくアラビア半島周辺でも最大規模とされるもので、古代からの砂漠地帯での生活を伝えるものです。ジュッバのジャバル・ウンム・シンマン(ウンム・シンマン山)という名前は、〝地面に伏せて休む2つのコブを持つラクダ〟に似ていることに由来します。この岩肌に残る岩絵や碑文は、その内容から、新石器時代からイスラームが誕生し発展するまでの大変長い時代を辿ることができます。また、その麓にはかつて湖が存在し、ネフド砂漠南部に生きる人たちや動物たちにとっては、新鮮な水の供給源でした。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2015年 / 登録基準: (i)(iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ジッダの歴史地区:メッカの入口

Historic Jeddah, the Gate to Makkah
ジッダの歴史地区:メッカの入口
ジッダは紅海に面したサウジアラビア西部にある港町で、イスラム教の聖地として知られるメッカへの巡礼へと向かう玄関口です。7世紀に、第3代正統カリフのウスマーン・イブン・アッファーンが約70km東にあるメッカの外港として整備したことで巡礼者が多く訪れるようになり、中東だけでなく、アフリカやアジアのイスラム教徒が居住し、国際都市として繁栄していきました。異なる文化が背景にありながらも同じ宗教を信奉する人たちが集うことで、自然と文化の交流が生まれました。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

ディライーヤのツライフ地区

At-Turaif District in ad-Dir'iyah
ディライーヤのツライフ地区
サウジアラビアの首都リヤドの北西に位置するディライーヤは、アラビア半島に存在したサウード朝の最初の首都でした。15世紀に築かれたツライフ地区は、アラビア半島中心部特有のナジャディ様式の建築様式を今に伝えてくれています。ナジャディ様式とは、砂漠という環境に適合するために、日干しレンガやヤシの木を利用し、三角形の開口部を設けたアラビア半島のオアシス独特の建築様式のことです。多くの建物が廃墟になってしまっているものの、ほとんど構成要素の大部分が現存しており、急激な近代化の開発を免れていたため、保存状態も良好です。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iv)(v)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

ヒマーの文化地域

Ḥimā Cultural Area
ヒマーの文化地域
「ヒマーの文化地域」はサウジアラビア南西部、イエメン国境に近いナジュラーン州にあり、この山岳地帯に残る岩絵や岩壁碑文は7,000年にわたる文化の一面を記録するものです。ナジュラーンは、かつて乳香や没薬など香料交易の中心地でした。貴重な水源を有していたヒマーには、アラビア南部とメソポタミア、レバント、エジプトを結ぶ隊商路が通っていました。この地を往来した旅人や商人、軍隊は、膨大な岩絵や碑文などを残しました。岩絵には、狩りの様子や野生動物、植物、道具など当時の生活をしのばせるものが描かれており、碑文からは、ムスナド文字やタムード文字、アラム・ナバテア文字、ギリシャ文字などの多様な言葉が確認されています。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2021年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right