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世界遺産一覧

("スンナ派"関連)

イスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)

Masjed-e Jāmé of Isfahan
イスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)
イスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)は、8世紀後半のアッバース朝時代につくられたモスクを起源とする、イスファハーンで最も古いモスクです。創建時は日干しレンガ造りでしたが、12世紀の大火後に再建され、ササン朝ペルシア時代の宮殿建築で用いられた「4(チャハル)イーワーン」と呼ばれる様式をイスラム教の宗教建築と融合させた最初の建築となりました。「イーワーン」とは、三方を壁で囲み、開けた前方部たアーチが設けられた空間のことです。それを4つ向かい合わせ、中庭を4方向から取り囲むのが「4イーワーン」です。これによりモスクはより壮大なものとなり、モスク設計における新しいレイアウトと美学の原型となる建築物となりました。
地域: 西・南アジア / 国名: イラン・イスラム共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (ii)
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カイロの歴史地区

Historic Cairo
カイロの歴史地区
現在のエジプトの首都カイロは、7世紀にアラビアから攻めてきたイスラム・アラブ軍の軍事拠点フスタートを起源とします。10世紀の中頃にファーティマ朝がここに新都市を建設し、そこを「勝利者の都市(ミスル・アル・カーヒラ)」と名づけました。カーヒラの英語読みが「カイロ」です。その後交易等で発展し、政治・経済の面だけでなく、イスラム教の学問と芸術の中心地となりました。13世紀のマムルーク朝の時代にはさらに発展をとげ、町中にモスクやミナレットが建設され「1,000のミナレットが立つ街」と呼ばれました。
地域: アフリカ / 国名: エジプト・アラブ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (i)(v)(vi)
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ジェルバ:島嶼部への入植様式の証拠

Djerba: Testimony to a settlement pattern in an island territory
ジェルバ:島嶼部への入植様式の証拠
9~18世紀のチュニジアのジェルバ島では、自給自足的な集落が形成されていました。住居兼農業生産の場であるメンゼルには、半乾燥地帯で水を有効活用するための設備が備わり、メンゼルの集合体であるフーマには、織物や陶器などの生産施設が置かれました。また、外部からの攻撃に 備えた要塞のような外観も特徴です。フームはメディナのように密集したユダヤ人地区のハラとつながっていて、イスラム教イバード派の人々とユダヤ人が平和的に共存していました。イバード派とはイスラム教の宗派のひとつで、スンナ派、シーア派より早く成立し、寛容な姿勢と平和主義が特徴です。現在、アラビア半島の国オマーンではこの宗派が大多数を占めています。
地域: アフリカ / 国名: チュニジア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (v)
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ディライーヤのツライフ地区

At-Turaif District in ad-Dir'iyah
ディライーヤのツライフ地区
サウジアラビアの首都リヤドの北西に位置するディライーヤは、アラビア半島に存在したサウード朝の最初の首都でした。15世紀に築かれたツライフ地区は、アラビア半島中心部特有のナジャディ様式の建築様式を今に伝えてくれています。ナジャディ様式とは、砂漠という環境に適合するために、日干しレンガやヤシの木を利用し、三角形の開口部を設けたアラビア半島のオアシス独特の建築様式のことです。多くの建物が廃墟になってしまっているものの、ほとんど構成要素の大部分が現存しており、急激な近代化の開発を免れていたため、保存状態も良好です。
地域: 西・南アジア / 国名: サウジアラビア王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iv)(v)(vi)
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ブハラの歴史地区

Historic Centre of Bukhara
ブハラの歴史地区
ウズベキスタン南部、サマルカンドの西200km、ザラフシャン川下流域にある歴史あるシルク・ロードのオアシス都市です。ブハラという名はサンスクリット語の「僧院(ビハーラ)」が由来といわれています。紀元前5世紀にはすでにシルク・ロードの要塞都市となり、交易の民ソグド人の都市国家がありました。その後8世紀にイスラム勢力がここを支配し、サーマーン朝やカラハン朝、ホラズム・シャー朝といったイスラム王朝の首都として繁栄しました。今も残るイスマーイール廟はこの時期の建物で中央アジアに現存する最古のイスラム建築です。
地域: 西・南アジア / 国名: ウズベキスタン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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