World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(iv))

ギョベクリ・テペ

Göbekli Tepe
ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペは、文明発祥の地とされるメソポタミア地域に位置し、アナトリア南東部シャンルウルファ県オレンジク村の近くにある遺跡です。ここでは、新石器時代の神殿と考えられている巨石建造物が発見されています。1994年、ドイツ考古学研究所によるの発掘調査の結果、人類がまだ狩猟採集の生活を営んでいた約1万1,500年前に、世界で最も古い信仰の痕跡が見られることが分かりました。それまでの研究では、農耕が始まることで人類が定住生活を送るようになり、貧富の差がうまれ、やがて宗教的権力者が現われ、神殿が建てられるという文明発達の過程が定説とされてきました。狩猟採集の時代、人々は食料を求めて移動生活を送っていたため、大規模な建造物は存在しないとされていたのです。しかし、ギョベクリ・テペの発見はこの定説を覆し、農耕が始まる以前から神殿を建設するほど発達した文明の存在を示しているのです。
地域: 西・南アジア / 国名: トルコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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キリグア遺跡公園

Archaeological Park and Ruins of Quirigua
キリグア遺跡公園
キリグアは、グアテマラ東部のホンジュラス国境近くにあるマヤ文明の都市遺跡です。紀元200年頃に、マヤの都市国家コパンの影響を受けて建設されたと考えられています。マヤ古典期の時代、この地域では金や銀などの金属が存在せず、特に翡翠は最高価値の宝石として珍重されており、周辺のモタグア川渓谷では翡翠や黒曜石が大々的に採掘されていました。そのため、キリグアは翡翠と黒曜石をほぼ独占し、カリブ海沿岸地域との交易で大いに繁栄しました。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: グアテマラ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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キンデルダイク-エルスハウトの風車群

Mill Network at Kinderdijk-Elshout
キンデルダイク-エルスハウトの風車群
ロッテルダム南東に位置するキンデルダイクとエルスハウトに、18世紀に建造された19基の排水用風車は、低地で暮らす人々が水害と共生してきた創意・工夫の歴史を伝えています。オリエントに起源を持つ風車は、12世紀頃に十字軍によってオランダに伝えられたとされています。当初は製粉用に使われましたが、やがて排水用に改良され、18世紀半ばに排水用風車がつくられました。風車は水害を防ぐだけでなく、湿地帯を農地や牧草地に変え、オランダを農業大国に変貌させました。
地域: ヨーロッパ / 国名: オランダ王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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グアダラハラの救貧施設

Hospicio Cabañas, Guadalajara
グアダラハラの救貧施設
19世紀初期、メキシコ中西部の都市グアダラハラに、孤児や高齢者、障害者など、恵まれない人々のための施設が建設されました。この救貧施設は「オスピシオ・カバーニャス」と呼ばれた新古典主義の建物で、平面は幅164m、奥行き145mの長方形をしており、高さが7.5mある内部はバリアフリーの設計になっています。建物内部の壁や天井は、1920年代に興ったメキシコ壁画運動の一環として制作された壁画で覆われています。なかでも、併設された教会の主礼拝堂のドーム型天井を飾る『炎の人』は、壁画運動の推進者であるホセ・クレメンテ・オロスコの最高傑作といわれています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)
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グアナフアトの歴史地区と鉱山

Historic Town of Guanajuato and Adjacent Mines
グアナフアトの歴史地区と鉱山
グアナフアトはメキシコ中央部の標高2000mの場所に位置し、16世紀に銀鉱山が発見されたことをきっかけに植民都市が築かれました。18世紀には世界有数の銀の採掘地となり、銀産出量は全世界の4分の1を占めるほどでした。しかし銀によって富を得ていたのは一部のスペイン人であったため、19世紀初頭には都市周辺で反乱軍が蜂起し、メキシコ独立運動で反乱軍が初勝利をおさめました。また本世界遺産は2010年に登録された世界遺産「カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ」にも含まれています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)(vi)
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グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)

Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini, Santa Ana, Nuestra Señora de Loreto and Santa Maria Mayor (Argentina), Ruins of Sao Miguel das Missoes (Brazil)
グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)
ブラジルとアルゼンチンの国境近くの熱帯林には、グアラニのイエズス会布教施設群が残っています。ここは、イエズス会宣教師が先住民であるグアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教化を進めたレドゥクシオンの跡で、1983年に単独で世界遺産に登録されたブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスには、1735年から1745年にかけて築かれたバロック様式の聖堂の一部が残っています。この施設は、イエズス会がグアラニ人をキリスト教化し、奴隷商人などから保護するために設けた伝道所の跡です。しかし、18世紀末にイエズス会が新大陸から撤退すると、伝道所は廃墟となりました。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国, ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (iv)
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グウィネズのエドワード1世王の城郭群

Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd
グウィネズのエドワード1世王の城郭群
13世紀後半から14世紀初期にかけて北ウェールズのグウィネズに築かれた、ボーマリス城とハーレフ城、カーナーヴォン城と市壁、コンウィ城と市壁の4つの城と2つの市壁が世界遺産に登録されています。この一帯は、かつてグウィネズ王国が置かれた場所でした。イングランド王のエドワード1世は1277年と1282~1284年にかけてウェールズに侵攻すると、最後まで激しく抵抗したこの地に抵抗を抑えるための城と市壁を築き始めました。王の命令でウェールズ一帯に築かれた城郭群は「アイアン・リング(鉄の輪)」と呼ばれています。世界遺産に登録されている4つの城は、王に仕えた軍事建築家のジェームズ・オブ・セント・ジョージによるもので、中でもボーマリス城とハーレフ城は傑作と称されています。
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クヴェートリンブルクの旧市街と聖堂参事会教会、城

Collegiate Church, Castle and Old Town of Quedlinburg
クヴェートリンブルクの旧市街と聖堂参事会教会、城
ドイツ中央部のザクセン=アンハルト州に位置するクヴェートリンブルクは、ザクセン朝時代の東フランク王国で首都として繁栄した街です。その後、中世以降も交易都市として栄え、旧市街にはハーフティンバー様式の木造家屋が1,200軒以上も残されています。その多くは17世紀から18世紀頃に建てられたものですが、旧市街ヴォルト通りに残る1350年頃に建造された最古のハーフティンバー様式の建物は、現在「木組みの家博物館」として保存されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ドイツ連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (iv)
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クエンカのサンタ・アナ・デ・ロス・リオス歴史地区

Historic Centre of Santa Ana de los Ríos de Cuenca
クエンカのサンタ・アナ・デ・ロス・リオス歴史地区
クエンカのサンタ・アナ・デ・ロス・リオス歴史地区はエクアドル南部、キトの南約300㎞、標高2,580mの高地にあります。ここは1557年にスペインのカルロス5世の命で建設された植民都市で、ラテンアメリカにおけるスペインの都市計画(ルネサンス様式)の代表的な例です。ここには先住民インカ・カナリ族が住んでいましたが、彼らの文化とこの地の気候風土にスペイン建築を融合させ、独特の様式となりました。主要な建物としては、新旧の大聖堂、サント・ドミンゴ教会そしてカルメル会修道院があります。この街は19世紀に抗マラリア薬の「キニーネ」とパナマ帽の生産と輸出で繁栄しました。
地域: 南米 / 国名: エクアドル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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ククの古代農耕遺跡

Kuk Early Agricultural Site
ククの古代農耕遺跡
オーストラリア大陸の北、パプアニューギニアの南部に位置するククの古代農耕遺跡は、7,000~6,400年前頃に植物の利用から農業へと転換した技術革新を示しています。海抜1,560mのクク湿地帯は、ニューギニア高地の山間の谷に位置しています。ここに人類は2万5,000年前頃の更新世後期に定住したと考えられています。30年にわたる遺跡の発掘調査によって、少なくとも7,000年前、おそらくは1万年前までには、この遺跡で耕作が行われていた証拠が見つかっています。また、7,000年前から4,000年前までの間に、自生している植物の採集から、排水された畑での体系的な農業へと、独自の大きな進化が起こったことが明らかになっており、これはオセアニアにおける植物の栽培化に関する最古の証拠です。サトイモ、ヤムイモ、その他のデンプン質の食物の加工に関わる石器も発見されており、この地域の住民は大きな土塁の上でバナナとヤムイモを栽培し、土塁の縁などでは湿った地面に耐えられるタロイモを栽培していたようです。バナナの中には、後に世界最大の栽培化されたバナナの元となった野生種も含まれていました。最近の遺伝子研究は、バナナが当初ニューギニアで栽培化され、その後東南アジアに広まったことを示唆しています。
地域: オセアニア / 国名: パプア・ニューギニア独立国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (iii)(iv)
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クシェミオンキにある先史時代の縞状フリント(火打石)採掘地域

Krzemionki Prehistoric Striped Flint Mining Region
クシェミオンキにある先史時代の縞状フリント(火打石)採掘地域
クシェミオンキは、新石器時代から青銅器時代(紀元前約3,900年〜紀元前1,600年)に遡る、縞状フリント(火打石)の採掘と加工に特化した4つの鉱山遺跡群からなる連続遺産です。ここでは主に斧の製作に使われる縞状フリントが採掘されました。地下採掘構造物、フリント加工工房、約4,000の坑井や竪穴を持つこの遺産は、これまでに確認された先史時代の地下フリント抽出・加工システムの中で最も包括的なものの一つです。この地は、この時期の定住型先史時代コミュニティの生活様式と労働のあり方などの、滅びた文化的な伝統の証となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポーランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iii)(iv)
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クスコの市街

City of Cuzco
クスコの市街
クスコは、標高3,400mの高地に11~12世紀頃に建設された都市です。15世紀の9代皇帝パチャクテクの時代に絶頂期を迎え、現在のエクアドルからチリにいたる南北2,000kmの地域に約1,200万人もの人々が暮らす大帝国へと発展しました。街は明確な宗教的・行政的機能を備えた複雑な都市中心地へと発展し、周囲には、農業、職人技、工業生産のための地域に囲まれていました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (iii)(iv)
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クトナー・ホラ歴史地区の聖バルボラ教会とセドレツ地区の聖母マリア大聖堂

Kutná Hora: Historical Town Centre with the Church of St Barbara and the Cathedral of Our Lady at Sedlec
クトナー・ホラ歴史地区の聖バルボラ教会とセドレツ地区の聖母マリア大聖堂
クトナー・ホラは、チェコ共和国の中央部にある都市で、首都プラハから東へ65㎞に位置します。中部ボヘミア地方の山あいにある小さな街でしたが、13世紀後半に銀鉱脈が発見されたことで、一躍ボヘミア王国にとって経済的な要地として発展しました。銀生産による富を得て、14世紀から15世紀に聖堂などの多くの壮麗な建物がつくられ、ヨーロッパ中央部の建築物に影響を与えました。18世紀には銀鉱脈の枯渇により街は衰退していきましたが、繁栄した時代の記憶を残す街並みは残されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (ii)(iv)
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グラーツ:歴史地区とエッゲンベルク城

City of Graz – Historic Centre and Schloss Eggenberg
グラーツ:歴史地区とエッゲンベルク城
ウィーンに次ぐ歴史的な都市 オーストリア南東部にあるグラーツは、シュタイアーマルク州の州都としても知られる、首都ウィーンに次ぐ同国第二位の都市です。人類がこの地に住み始めたのは、新石器時代まで遡ります。14世紀にハプスブ
地域: ヨーロッパ / 国名: オーストリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iv)
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クラクフの歴史地区

Historic Centre of Kraków
クラクフの歴史地区
クラクフは11世紀から17世紀のワルシャワ遷都までの約600年間首都として栄え、ポーランド王国が最も繁栄した時代を今に伝えています。13世紀の商人の街であるこの街には、ヨーロッパ最大の市場広場や歴史的家屋が残り、14世紀の城壁や塔などの防衛施設も現存しています。​これらの要素は、都市の発展と歴史的背景を示す重要な証拠とされています。​歴史地区に残るヴァヴェル城はポーランド王国の歴代王の居城であり、ヤギェウォ大学は中世ヨーロッパで最も古い大学のひとつです。​これらの施設は、クラクフが学術と文化の中心地であったことを示しています。​
地域: ヨーロッパ / 国名: ポーランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (iv)
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クラック・デ・シュヴァリエとカラット・サラーフ・アッディーン

Crac des Chevaliers and Qal’at Salah El-Din
クラック・デ・シュヴァリエとカラット・サラーフ・アッディーン
シリアに十字軍時代の様子を表す二つの要塞が残っています。その内の一つクラック・デ・シュヴァリエとは「騎士の城」という意味であり、1142年から1271年にかけて聖ヨハネ騎士団によって建設されました。小高い丘の上に建てられ、当時の建築技術の粋を集めたので、難攻不落の要塞として有名です。また、13世紀後半にはマムルーク朝によってさらに建設が進められ、十字軍時代の要塞の中でも最も保存状態の良い要塞の一つとなっています。そのことから、映画『アラビアのロレンス』で知られるT.E.ロレンスも「世界で最も美しい城」という言葉を残しています。
地域: 西・南アジア / 国名: シリア・アラブ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (ii)(iv)
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クラドルビ・ナド・ラベムにある式典馬車用の馬の繁殖・訓練地の景観

Landscape for Breeding and Training of Ceremonial Carriage Horses at Kladruby nad Labem
クラドルビ・ナド・ラベムにある式典馬車用の馬の繁殖・訓練地の景観
エルベ川の氾濫原に、草原や森、平原、公園、道路や水路網、農場の建物群などが広がる美しい景観があります。ここは、チェコ最古の馬種であるクラドルバー種を繁殖・訓練するために作られた国営牧場です。この景観は、フランスや英国の景観設計に則り、美学的に要素が配置された農場である「フェルメ・オルネ」の例とされており、自然と人間との共同作品ともいえる「文化的景観」の価値も認められています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iv)(v)
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グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区

Alhambra, Generalife and Albayzín, Granada
グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区
アンダルシア地方グラナダに位置するアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区は、かつてのイスラム王朝時代の宮殿都市としての面影を残す遺構です。1232年、住民から招かれたイスラム勢力ナスル族のムハンマド1世によって、この地にグラナダ王国(ナスル朝)が興りました。当時は8世紀から続くレコンキスタ(国土回復運動)の最中にあり、周辺には小さなイスラム教国が残るのみでした。ナスル朝は、キリスト教勢力の大国カスティーリャ王国の封建的家臣として従うことで領土を守ってきました。しかし、14世紀半ばにヨーロッパでおきたペスト大流行や、キリスト教国同士の争いで滞っていたレコンキスタの最熱などにより、1479年に強大なスペイン王国が成立します。これに伴って、グラナダは1492年に陥落しレコンキスタは完結を迎えました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)
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グラン・バッサムの歴史都市

Historic Town of Grand-Bassam
グラン・バッサムの歴史都市
グラン・バッサムは、コートジボワール最初の首都として知られています。アフリカ西部のギニア湾岸に位置するコートジボワールは、1960年に独立するまでフランスの植民地でした(現在もフランス語が公用語となっています)。グラン・バッサムは19世紀後半から20世紀前半にフランスが建設した植民都市で、交易と行政管理に特化した街並と、ヨーロッパからの入植者の居住区と地元民の居住区から成り立っています。
地域: アフリカ / 国名: コートジボワール共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (iii)(iv)
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グレート・ブルカン・カルドゥン山と周辺の聖なる景観

Great Burkhan Khaldun Mountain and its surrounding sacred landscape
グレート・ブルカン・カルドゥン山と周辺の聖なる景観
モンゴル北東部ヘンティー山脈の中央に位置し、古くからモンゴルのシャーマニズムの信仰の聖地でオボーと呼ばれる石塚がたてられています。オボーには祖先の霊が宿っていると考えられており、神の象徴となるものや絹などが木の棒に結びつけられています。この地ではモンゴル古来のシャーマニズムと仏教が融合した祭事が行われています。またこの地は中央アジアステップとシベリア・タイガが交わる特殊な自然景観が広がり、レッドリストに登録されている動植物も生息しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: モンゴル国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2015年 / 登録基準: (iv)(vi)
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クレスピ・ダッダの企業都市

Crespi d'Adda
クレスピ・ダッダの企業都市
クレスピ・ダッダはイタリア北西部、ロンバルディア州にある街です。19~20世紀初頭、労働者の要求に応えるためにヨーロッパや北アメリカで「企業都市」が建設された動きの顕著な例となっています。街はクリストフォロ・ベニーニョ・クレスピが自身の繊維工場の労働者の住居地として設立し、息子のシルヴィオ・ベニーニョ・クレスピによって最終的な形が整えられました。快適な住居とサービスを提供することで、安定した労働力を維持し、労働争議を防ぐのが目的です。工場の生産性を上げるためには、より良い労働環境を整備する必要があるとの考えが彼らの根底にありました。街は、従業員に対する啓蒙的な実業家の哲学が反映された、当時の様相をよくとどめています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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クロムニェジーシュの庭園と宮殿

Gardens and Castle at Kroměříž
クロムニェジーシュの庭園と宮殿
クロムニェジーシュはチェコ東部の都市です。1497年にオロモウツの司教が就任したのを機に、街の再建が始まりました。三十年戦争で荒廃しましたが、その後、再興を遂げていく中で、バロック様式が採用されました。イタリアを起源とする初期バロック建築の様式が、絵画をはじめとする美術や庭園のあり方にも影響を与え、発展していきました。バロック建築様式がもたらした文化は、ドナウ川流域へと広がっていきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ii)(iv)
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クロンボー城

Kronborg Castle
クロンボー城
コペンハーゲンから北へ約44kmにあるクロンボー城は、エアスン海峡に面した岬の先端に建っています。対岸にはスウェーデンを見渡すことができる場所です。この城は、もとはカルマル連合(1397年にデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの間で締結された連合)の盟主であったデンマーク王エーリク7世が、15世紀に海峡の防衛と通行税の徴収を目的に築いた砦でした。その後フレゼリク2世の時代になると、彼は1574年から約10年の歳月をかけて大規模な改築を行い、ルネサンス様式の城館を完成させました。この城館内には王宮が置かれ、また要塞としての機能も強化されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iv)
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京杭大運河

The Grand Canal
京杭大運河
『京杭大運河』は、中国の東部から中央部の平原を縦断する運河であり、北は北京市から南は杭州市までを結んでいます。紀元前5世紀から開削が始まり、604年に隋の煬帝が即位すると、これまでに掘られていた運河に加えて、新たに黄河と淮河を結ぶ通済渠や、黄河と天津を結ぶ永済渠、長江から杭州を結ぶ江南河が開削され、大運河が完成しました。これによって政治の中心である河北と、経済の中心である河南が結ばれ、江南の穀物・物産の河北への供給や、軍隊の移動などに活用されました。しかし、このような大運河の建設や、周辺諸国への遠征が隋の経済を圧迫し、各地で反乱が起きて隋は倒されることになりました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)(vi)
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ゲディの旧市街と考古遺跡

The Historic Town and Archaeological Site of Gedi
ゲディの旧市街と考古遺跡
ケニア南東部の沿岸にあるゲディの都市は、10世紀から17世紀にかけて東アフリカ沿岸で最も重要なスワヒリ都市のひとつでした。スワヒリとはアラビア語で「海岸」を意味し、東アフリカの沿岸部で使用されているスワヒリ語などが有名です。この地域ではアラブ商人が頻繁に往来し、アフリカの言語とアラビア語が混ざって独自の文化が形成されました。その中で、特に15世紀から17世紀にかけてゲディは栄えたと言われています。17世紀には水不足などが原因で放棄されたので、現在は遺構だけが残っていますが、当時の繁栄ぶりを示してくれます。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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ケブラーダ・デ・ウマウアカ

Quebrada de Humahuaca
ケブラーダ・デ・ウマウアカ
アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置する「ケブラーダ・デ・ウマウアカ」は、グランデ川の浸食作用によって形成された、南北に約155kmにわたる渓谷です。アンデス高地の寒冷な高地砂漠高原から、温暖で湿潤な気候をもつフフイ渓谷まで広がるこの地には、1万年以上にわたり交易路として渓谷が利用されてきたことを示す遺跡が点在しています。 これらの遺跡には、先史時代の狩猟採集民および初期農耕社会(紀元前9000〜後400年)、大規模に組織化された農業社会(400〜900年)、繁栄した町や村(900〜1430年または1480年)、インカ帝国時代(1430年または1480〜1535年)、さらにはスペインによる町や村、教会(1535〜1810年)、アルゼンチン独立闘争(1810年〜20世紀)の痕跡が含まれています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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ケベック旧市街の歴史地区

Historic District of Old Québec
ケベック旧市街の歴史地区
カナダ東部のケベックは、1608年にフランスの探検家サミュエル・ド・シャンプランが丸太造りの砦を築いたことに始まる、北米で唯一城塞が保存されている都市です。当時、イギリスとフランスは北米における植民地建設をめぐって争っており、ケベックはフランスの植民地「ヌーヴェル・フランス(新しいフランス)」の要衝として建設されました。その後、ケベックはイギリス領となりましたが、街にはフランス文化の香りが色濃く残りました。1774年にはイギリスによってケベック法が制定され、フランスの民法の効力、信仰の自由、そしてフランス語の使用が認められています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (iv)(vi)
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ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群

Gebel Barkal and the Sites of the Napatan Region
ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群
ナイル川流域には、クシュ王国の文化を物語る重要な遺跡群が広がっています。クシュ王国はアフリカ最古級の黒人国家であり、紀元前900年から前270年にかけて栄えたナパタ文化と、前270年から後350年にかけて栄えたメロエ文化の2つに分かれています。前10世紀にクシュ王国が誕生し、前730年にはピアンキ王がエジプト全域を統治することになります。そこから約70年という長いナパタ王国時代が続きます。遺跡群にはピラミッド付きの墓、寺院、住居、宮殿などが含まれています。これらの遺跡は、古代の建築技術や宗教儀式を今に伝える貴重な証拠となっており、古代文明の深い歴史を感じさせます。また、当時の社会構造を理解するための手がかりとして非常に重要です。
地域: アフリカ / 国名: スーダン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
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ゲラティ修道院

Gelati Monastery
ゲラティ修道院
『ゲラティ修道院』は、ジョージアが政治的にも経済的にも強大であった中世の「黄金時代」に建てられました。修道院は、統一ジョージア王国のダヴィド4世(通称「建設王」)が1106年に建設を開始し、1130年に息子のデメトレ王によって完成しています。さらに13世紀から14世紀初頭には多くの教会が増築されました。修道院は美しい山と川に囲まれた丘の上にあり、まるで風景の一部のように調和しています。また、壁画やモザイク画などが今も美しく保存されており、ジョージア黄金時代の代表といえる作品となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ジョージア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (iv)
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ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)

Kernavė Archaeological Site (Cultural Reserve of Kernavė)
ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)
リトアニア東部、ヴィリニュスの北西約35kmに位置するネリス川の渓谷にあるケルナヴェ古代遺跡は、この地域に約1万年にわたり人類が居住していたことを示す類まれな証拠です。この遺跡は、旧石器時代後期から中世にかけての、要塞、防備のない集落、墓地などが、考古学的、歴史的、文化的記念建造物を含んだ多様な考古学的遺産群です。紀元前9千年から8千年の初期の人類居住の痕跡があり、その後中世後期まで継続的な定住の証拠が複数の文化層に残されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: リトアニア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (iii)(iv)
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