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中華人民共和国 | 世界遺産一覧

安徽省南部の古村落-西逓・宏村

Ancient Villages in Southern Anhui – Xidi and Hongcun
安徽省南部の古村落-西逓・宏村
中国南東部の安徽省にある西逓と宏村には、明代から清代、14世紀から20世紀にかけての古民家が残ります。これらの古民家は「徽派建築」と言われ、漆喰を塗られた白い壁と濃灰色の瓦を特徴とした中国伝統の住居様式であり、現存数が少なく貴重です。また、中国史でもおなじみの明代の「新安商人」はこの安徽省出身であり、西逓と宏村には、交易で巨万の富を得た新安商人の住宅も数多く残されています。これらの村落は、明から清にかけての生活の様子を今に伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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頤和園:北京の夏の離宮と皇帝庭園

Summer Palace, an Imperial Garden in Beijing
頤和園:北京の夏の離宮と皇帝庭園
北京の中心部から北西約15kmに位置する頤和園は、敷地総面積約290万㎡を誇り、中国に現存する最大かつ最後に建造された皇室庭園です。12世紀半ばに、金王朝時代に建造された小規模な離宮を前身とし、1750年に清の乾隆帝が広大な庭園へと整備して清漪園(せいいえん)と名付けられました。中国の名だたる庭園や名景、有名建築の精華を取り入れたものとなりました。自然景観を模倣した庭園は、建物や楼閣、橋などと見事に調和し、中国だけでなく、日本や朝鮮半島の庭園にも大きな影響を及ぼしました。第二次アヘン戦争で北京に侵攻した英仏連合軍により庭園は破壊されてしまいますが、その30年後の1886年、西太后が海軍の経費を流用して復元し、頤和園と改称しました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)
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殷墟

Yin Xu
殷墟
殷墟は、北京の南方に位置する河南省安陽市にあり、中国最古の古代都市遺跡のひとつです。中国で現在確認できるものとしては、最古の王朝とされる殷(商)(紀元前17世紀頃〜前1046年)の最後の首都で、紀元前1300年頃に築かれたと考えられています。殷は、紀元前17世紀に夏王朝を倒して建てた王朝とされ、多数の氏族集団(邑)が王に服属して成り立つ連合体でした。紀元前1046年、周の武王が殷の紂王を打ち破り、殷王朝は滅亡しました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(vi)
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雲岡石窟

Yungang Grottoes
雲岡石窟
雲岡石窟は、山西省武周山南麓の断崖面の全長およそ1kmの範囲に現存する、252の石窟です。452年に即位した北魏の文成帝が、高僧曇曜(どんよう)の提言に従い、460年に開鑿を行ったのがその始まりです。文成帝は「曇曜五窟」と呼ばれる5つの石窟に、自身を含めた5人の皇帝を模した大仏を建立しました。494年、洛陽に遷都したことを機に造営は終息に向かい、石窟は存在を忘れられていきましたが、1902年に建築家の伊東忠太が建築研究のため中国を訪れ再発見しました。仏像は5万体以上あり、第20窟の如来坐像は傑作とされています。仏像は制作年によって様式が異なり、徐々に中国独自のものになっていった様子がうかがえます。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)
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雲南保護地域の三江併流群

Three Parallel Rivers of Yunnan Protected Areas
雲南保護地域の三江併流群
中国南西部の雲南省は緑の森林に恵まれています。東部にはカルスト地形(『中国南部のカルスト地帯』として世界遺産に登録されています)が広がりますが、西部には中国最長の川である長江、東南アジアの「母なる川」としてされるメコン川、タイとミャンマーの国境の一部を成すサルウィン川という三つの大河の上流域があります。この三つの大河の上流はそれぞれ中国では金沙江、瀾滄(らんそう)江、怒江と呼ばれ、これらの川がほぼ並行して流れる約1.7万㎢が世界遺産に登録されています。約5,000万年前に、ユーラシアプレートにインドプレートが衝突しました。この地はその衝突部分に近い場であり、古代のテチス海がその衝突により閉鎖したことや、ヒマラヤ山脈とチベット高原の隆起に関連することを示す、地質学的にも非常に重要な場所なのです。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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普洱(プーアル)の景邁山古茶林の文化的景観

Cultural Landscape of Old Tea Forests of the Jingmai Mountain in Pu’er
普洱(プーアル)の景邁山古茶林の文化的景観
中国南西部の雲南省普洱(プーアル)市にある景邁(けいまん)山は、普洱茶の原産地と考えられている場所です。10~14世紀頃にこの地へ移り住み、野生の茶樹を発見した少数民族の布朗族(プーラン族)と傣族(タイ族)は、自然林の一部の樹木と低木を間引きし、そこに茶樹を植える林下栽培という手法で茶の生産を行ってきました。古茶林は高木層、低木層、草本層の3つに分かれ、茶樹は主に低木層に生育します。森林の生態系を生かし、普洱茶の生育に理想的な環境をつくり出しました。また、布朗族と傣族がもつ茶祖信仰や伝統的な儀式は、千年以上にわたり古茶林の景観を維持するのに重要な役割を果たしてきました。布朗族と傣族は景邁山に定住し茶樹を発見して栽培を始めた先祖を「茶祖」として崇拝しており、毎年4月に茶祖に祈りを捧げる祭りがとり行われています。世界遺産には古茶林のほか、集落や防護林なども登録されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (iii)(v)
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開平の望楼群と村落

Kaiping Diaolou and Villages
開平の望楼群と村落
中国南部、広東省の開平に広がる田園地帯には、望楼(ディアオロウ)と呼ばれる塔状の建造物が約1,800棟も点在しています。そのうち20棟が世界遺産に登録されています。望楼とは、複数の家族が非常時に利用した共同塔、裕福な個人が建てた要塞兼住居である住宅塔、そして監視塔という3つの形態を持つ多層構造物です。これらは、16世紀以降に増加した盗賊の襲撃や河川の氾濫から身を守るための住居として建設されました。その背景には、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、北米やオーストラリア、南アジアなどへ渡った開平出身の華僑の存在があります。彼らの資金提供によって、1920~30年代には望楼建設の最盛期を迎えました。建材には石、レンガ、コンクリートなどが用いられ、中国の伝統建築と西洋の建築様式が融合した独特の姿をしながらも、周囲の景観と見事に調和して立ち並んでいます。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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峨眉山と楽山大仏

Mount Emei Scenic Area, including Leshan Giant Buddha Scenic Area
峨眉山と楽山大仏
四川省にある峨眉山は、古くから霊山として信仰される中国四大仏教名山の一つで、山の中腹には、30を超える寺院があります。1世紀頃、峨眉山に中国初の仏教寺院が建立されてから、この地は仏教の聖地のひとつとなりました。約20㎞東には、世界最大の磨崖仏である楽山大仏が鎮座しています。この場所は、岷江とその支流の大渡河、大渡河の支流である青衣江の合流点にあり、流れが急で多くの水難事故や水害が引き起こされていました。そのため、水難事故の防止や安全を祈願して造られました。8世紀前半に僧の海運が大仏を堀りはじめ、約90年かけて完成しました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iv)(vi)(x)
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九寨溝:歴史的・景観的重要地区

Jiuzhaigou Valley Scenic and Historic Interest Area
九寨溝:歴史的・景観的重要地区
中国・四川省北部の山あいに広がる九寨溝は、まるで絵画のような風景が広がる場所として知られています。青や緑、紫など、神秘的な色に輝く湖がいくつも連なり、訪れる人を幻想的な世界へと誘います。棚田状に連なる湖は、炭酸カルシウムが堆積してできたトゥファ(石灰華)によって自然に区切られており、「石灰華段丘」とも呼ばれる幻想的な景観を生み出しています。また、氷河の痕跡を今に伝える独特な地形も広がります。自然が長い時間をかけて造り上げたこれらの造形は、まさに「動かぬ芸術」と言えるでしょう。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (vii)
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曲阜の孔廟、孔林、孔府

Temple and Cemetery of Confucius and the Kong Family Mansion in Qufu
曲阜の孔廟、孔林、孔府
紀元前551年頃、孔子は山東半島の付け根近くに位置する小国、魯の曲阜にて武人の父のもとに生まれました。しかし、父が晩年の時の子であったため、幼い頃に両親とも死別しています。孔子は早くから学問を志して官職に就き、54歳で魯の大臣となって国政改革を図りましたが、受け入れられることはありませんでした。その後は職を辞し、諸国を遊説して自らの理想の実現を説いて回りました。10年以上の流浪生活を経て、69歳で故郷の曲阜に帰郷し、余生を門下生の教育に捧げました。その門下生は3,000人にものぼるといわれています。紀元前479年に74歳で没しましたが、弟子の手によって編纂された言行録『論語』や、孔子の著書とされる歴史書『春秋』が、今もその思想を伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (i)(iv)(vi)
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京杭大運河

The Grand Canal
京杭大運河
『京杭大運河』は、中国の東部から中央部の平原を縦断する運河であり、北は北京市から南は杭州市までを結んでいます。紀元前5世紀から開削が始まり、604年に隋の煬帝が即位すると、これまでに掘られていた運河に加えて、新たに黄河と淮河を結ぶ通済渠や、黄河と天津を結ぶ永済渠、長江から杭州を結ぶ江南河が開削され、大運河が完成しました。これによって政治の中心である河北と、経済の中心である河南が結ばれ、江南の穀物・物産の河北への供給や、軍隊の移動などに活用されました。しかし、このような大運河の建設や、周辺諸国への遠征が隋の経済を圧迫し、各地で反乱が起きて隋は倒されることになりました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)(vi)
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元の上都遺跡

Site of Xanadu
元の上都遺跡
現在の内モンゴル自治区に位置する、モンゴル帝国(元)のフピライ・ハンが、1256年にモンゴル高原南部に設けた関平府を前身としています。中国の伝統的な風水理論に基づいて築かれた都です。元は大都(現在の北京)を築くと、開平府は上都と改称され、2つの都を交互に使用しました。 上都は夏の離宮として用いられ、皇帝が避暑と政務を行ったところです。また、モンゴル族による遊牧文明と流民族の農耕文明が融合した都市建設が特徴です。モンゴル人はチベット仏教を深く信仰し、元の拡大とともに、アジアの東北部にも信仰が広まりました。遺跡には寺院、王宮、墓、遊牧民の野営地や運河跡などが残っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(vi)
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紅河ハニ族棚田群の文化的景観

Cultural Landscape of Honghe Hani Rice Terraces
紅河ハニ族棚田群の文化的景観
雲南省南部、紅河ハニ族イ族自治州を流れる紅河南岸には、少数民族のハニ族が築いた棚田群が広がっています。世界遺産に登録されている総面積は約166㎢に及び、3,000段を有するともされる棚田は世界最大規模を誇ります。山岳地帯の狭い峡谷で生活している少数民族のハニ族は、自然環境を利用した独自の灌漑システムをもつ棚田群を作り上げ、1,300年にわたって棚田と伝統的な生活を守り続けてきました。ハニ族にとって森林は神が宿る神聖な地であることから、長年森林を保護してきました。そして「森林」と「水源」、「棚田」、「村」の四つの要素からなる、生態学的に優れた循環型灌漑システムを作り上げています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (iii)(v)
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黄山

Mount Huangshan
黄山
中国東部の安徽省にある「黄山」は、標高1,800m級の蓮花峰、光明頂、天都峰の 3つの峰を中心とした69の峰からなる山岳地帯です。名勝として知られ、一帯には2つの湖、3つの滝、24の渓谷が点在しています。古くは「黟山(いさん)」と呼ばれていましたが、中国の伝説上の王である黄帝がこの地で仙人になったという伝説にちなんで、唐の玄宗が黄山と改名されました。以来、道教及び仏教の聖地として崇められ、数世紀にわたって多くの寺院が建てられました。16世紀以降、詩人や画家たちが黄山を題材に優れた作品を残し、中国の芸術・文化史においても重要な山となっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (ii)(vii)(x)
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杭州にある西湖の文化的景観

West Lake Cultural Landscape of Hangzhou
杭州にある西湖の文化的景観
浙江省杭州市の中心部にある外周15kmほどの西湖は、三方を丘に囲まれ霧に包まれることが多いところです。この山水画のような世界は、9世紀の唐代以降多くの文人墨客を惹きつけてきました。13世紀に南宋が首都を置いて以降、杭州は中国人にとって伝統的な景観の最高例となりました。13世紀にこの地を訪れたマルコ・ポーロもその美しさを絶賛しました。西湖の周辺には、中国の歴史ある寺廟や楼閣、庭園などが多くあり、湖に浮かぶ3つの島や人工的に造られた2ヵ所の堤防などが絵画的に眺望を演出しています。これは人々がより一層美しい景観を求めて、自然の姿に「改良」を重ねてきたことで生み出された文化的景観です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (ii)(iii)(vi)
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黄龍:歴史的・景観的重要地区

Huanglong Scenic and Historic Interest Area
黄龍:歴史的・景観的重要地区
黄龍は、中国四川省北西部の岷山山脈の主峰のひとつ、玉翠山麓に広がる景勝地です。山麓の樹海に囲まれた渓谷には、水に含まれる石灰分が長い年月をかけて石灰棚を形成し、そうしてできたら3,000余りの湖沼が点在しています。山肌に沿って階段状に連なる石灰華段丘の様子が、あたかも山肌をうねりながら天へ昇る巨大な龍の鱗のように見えることから、「黄龍」の名が付けられたとされています。なかでも「黄龍彩池群」は最大規模の景勝地で、周囲の高山や渓谷、滝、林海が一体となった見事な自然景観を楽しむことができます。また、最も高い場所にある「五彩池」の水面は、見る場所や時間によって青や緑とさまざまな色に変化するのが特徴です。さらに、この地にはジャイアントパンダやキンシコウといった希少動物を含む多種多様な動植物が生息しており、その生態系の豊かさから、2000年にはUNESCOの生物圏保存地域にも指定されました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (vii)
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古代高句麗王国の都城と古墳群

Capital Cities and Tombs of the Ancient Koguryo Kingdom
古代高句麗王国の都城と古墳群
『古代高句麗王国の都城と古墳群』は、中国の吉林省集安市及び遼寧省桓仁満族自治県周辺に位置する世界遺産です。五女山城や国内城、丸都山城といった王国初期の都市遺跡に加え、王の碑や王陵、貴族の墓群が登録されています。丸都山城には、広大な宮殿跡や37の墳墓が残り、山と調和するように設計された都市計画となっています。防御性と自然美を兼ね備えた山城の構造は、後の東アジアの城づくりにも大きな影響を与えました。最初の都とされる五女山城は、現在も発掘調査の途上にあり、全容はいまだ明らかになっていません。しかし、どちらも人と自然が一体となった都市の歴史が残っており、高句麗の文化と世界観を今に伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)(v)
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五台山

Mount Wutai
五台山
中国北部の山西省に位置する五台山は、「5つの台地を擁する山」を意味する名をもち、中国四大仏教聖山のひとつに数えられています。ここは中国において最も早く仏教寺院が建立された場所のひとつであり、西暦1世紀から20世紀初頭にかけて次々と寺院が建てられてきました。文殊菩薩の聖地としても知られる自然豊かな山中には、現在68の寺院建築が点在しています。なかでも仏光寺の東大殿は、857年の唐代に建立された貴重な木造建築で、内部には等身大の粘土像が安置されています。また、明代に建てられた殊像寺には、五台山で最も高い約10mもの文殊菩薩像が鎮座しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(vi)
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湖北の神農架

Hubei Shennongjia
湖北の神農架
中国中東部の湖北省に広がる『湖北の神農架』は、西の神農頂/巴東と東の老君山の持つ2つの原生林からなる自然遺産です。約796km2の広さを誇る中国中央部最大の原生林保護区であり、キンシコウやウンピョウ、ツキノワグマのほか、世界最大の両生類「チュウゴクオオサンショウウオ」などの希少生物が生息しています。また、一帯は植物の垂直分布が見られる場所でもあります。これまでに約3,700種の維管束植物が観測され、その約半数が中国の固有種です。そのため、19〜20世紀には植物採取の名所として国際的に知れ渡り、植物学の発展に重要な役割を果たしてきました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (ix)(x)
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鼓浪嶼(コロンス島):歴史的共同租界

Kulangsu, a Historic International Settlement
鼓浪嶼(コロンス島):歴史的共同租界
厦門に面した小さな島、鼓浪嶼(コロンス島)に残る931の歴史的建造物からなっています。1842年に結ばれた南京条約によって、翌1843年に厦門が開港し、1903年に鼓浪嶼に共同租界が設立されると、中国における海外貿易の重要な窓口となりました。様々な国の外国人がここに住み着いたことから、世界の様々な様式の建築が建てられ、文化的な混交が生まれました。アール・デコやモダニズムなどの西洋の建築様式と、厦門周辺地域の文化が融合して生まれた「アモイ・デコ様式」という鼓浪嶼独自の建築様式は、その一例になっています。共同租界とは、清朝や中華民国内に築かれた外国人居留地で鼓浪嶼では各国が共同で外国人居留地を管理しました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2017年 / 登録基準: (ii)(iv)
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左江花山の岩絵の文化的景観

Zuojiang Huashan Rock Art Cultural Landscape
左江花山の岩絵の文化的景観
左江花山の岩絵群は、中国南西部の国境地域にある険しい崖に位置する38ヶ所の岩絵遺跡からなります。これらの岩絵は、駱越(らくえつ)族の人々の生活や儀式の様子を描いています。制作時期は、紀元前5世紀頃から紀元後2世紀にかけての長期にわたると推定されており、人物像が描かれていることが多く、その活気ある精神的および社会的な生活を鮮やかに伝えています。この岩絵は、伝統を物語る唯一の証人となっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (iii)(vi)
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三清山国立公園

Mount Sanqingshan National Park
三清山国立公園
三清山国立公園は、中国の江西省北東部に位置し、素晴らしい形の柱や峰が集中する、並外れた景観が評価されて世界遺産に登録されました。48の花崗岩の峰と89の石柱が集中しており、その多くが人間や動物のシルエットに似ています。この非常にユニークな景色である花崗岩の峰と柱のすべてが、小さな地域(22,950ヘクタール)に含まれています。この壮大で複雑な岩石の形成は、自然の美しさの最高の例です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (vii)
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始皇帝陵と兵馬俑坑

Mausoleum of the First Qin Emperor
始皇帝陵と兵馬俑坑
中国・陝西省西安近郊にある始皇帝陵は、紀元前3世紀に中国を初めて統一した秦の始皇帝の墓です。陵墓は高さ約51mの角錘台型の墳丘を中心に、東西 580m、南北1,355mの内城と、東西940m、南北2,165m の外城の二重の城壁で囲まれています。建設は即位直後の紀元前246年に始まり、死去までの数十年をかけて築かれました。『史記』によれば、全国から数十万人もの労働者が動員され、地下には壮大な「都市」が造られたと伝えられます。陵墓のある一帯は兵馬俑坑などを含めると約56㎢におよび、その規模と設計は古代中国の中央集権体制と権力を象徴するものとして、後世に大きな影響を与えました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)(vi)
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四川省のジャイアントパンダ保護区群

Sichuan Giant Panda Sanctuaries - Wolong, Mt Siguniang and Jiajin Mountains
四川省のジャイアントパンダ保護区群
『四川省のジャイアントパンダ保護区群』は、絶滅危惧種かつ中国を代表する「国宝」であるジャイアントパンダの保護に特化した世界最大規模の生息地です。このエリアは、野生パンダの約30%以上にあたる約500頭が暮らす連続した重要な生息域であり、絶滅危惧種の繁殖にも欠かせない場所です。また、レッサーパンダやユキヒョウ、ウンピョウなど、109種もの哺乳類が生息し、多様な動物たちの楽園となっています。さらに植生も非常に豊かで、5,000種以上の植物が確認されており、マグノリアやツツジ、ランなど希少な種も多く存在します。四川省の複雑な地形と生態系が育んだこの保護区は、国境や県境を越えた保全活動の成功例とされています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (x)
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承徳の避暑山荘と外八廟

Mountain Resort and its Outlying Temples, Chengde
承徳の避暑山荘と外八廟
北京の北東約250km、河北省の承徳にある避暑山荘は、歴代清朝皇帝の避暑地でした。江南地方の水郷や北方地方の草原といった自然美と、様々な宮殿様式を組み合わせ、中国全土の縮図ともいえる景観をつくりだしました。外八廟は、避暑山荘の東と北を取り囲むよう丘陵地帯につくられた寺廟群の総称で、1713 年創建の溥仁寺に始まり、約66年の歳月をかけて完成しました。初期の寺院は漢族の伝統建築様式に則っていますが、その後はチベットの建築様式に従っていて、 少数民族との融和を目指したことがうかがえます。 
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (ii)(iv)
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シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網

Silk Roads: the Routes Network of Chang'an-Tianshan Corridor
シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網
東西交流を促進させた道 『シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網』は、漢と唐の首都であった長安と洛陽から、中央アジアのカザフスタンとキルギスに至る、シルク・ロードの一部約5,000kmが登録されています。紀元前2世紀か
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新疆天山

Xinjiang Tianshan
新疆天山
中国西部、新疆ウイグル自治区内にある新疆天山は、世界的にも大規模山系として知られる天山山脈の一部を構成しています。本遺産は、トムール山(7,443m)、カラジュン・クエルデニン、バインブルク草原、ボグダ山(5,445m)の4地域から成ります。これら606,833haに及ぶ総面積は、茨城県の面積に相当します。その広大な地域に、雪や氷河に覆われた峰々、手つかずの原生林や草原、澄んだ川や湖沼、赤褐色の峡谷など、多彩な自然美を見ることができます。特にボグダ山の中腹にある天池は、雪をかぶった峰と青い湖水が神秘的で、「中国のスイス」との異名もある景勝地です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (vii)(ix)
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青海フフシル(可可西里)

Qinghai Hoh Xil
青海フフシル(可可西里)
フフシルはモンゴル語で「青い峰」を意味し、チベット語では「ホホシリ」と呼ばれています。「青海フフシル」は、チベット高原の北東端に位置し、世界最大かつ最も高い場所にある高原です。海抜4,500m以上の高山とステップ地帯からなる北部エリアが世界遺産に登録されています。年間平均気温は0℃以下、最低気温はマイナス45℃に達することもある極寒の高原気候で、北極・南極とならんで「第三極」と言われています。氷河の雪解け水は無数の河川となり、湿地帯や湖沼を形成しています。このような環境下で独特な生態系が築かれ、3分の1以上の植物種と、すべての草食哺乳類は 一帯の固有種です。この地はチベットカモシカ(チルー) が「渡り」を行うルートでもあります。北のアルトゥン山脈からフフシルを経由して青海省南部まで移動するルート上には高速道路や鉄道が敷かれているうえに密猟者も出現することから、現在は国家自然保護区に登録され、パトロール活動が盛んです。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2017年 / 登録基準: (vii)(x)
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西夏王陵群

Xixia Imperial Tombs
西夏王陵群
中国寧夏回族自治区・銀川市の西方、賀蘭山東麓に広がるのが「西夏王陵群」です。11世紀から13世紀にかけてタングート族が築いた西夏王朝(1038~1227)の皇帝陵墓群です。約40㎢にわたる広大なエリアに、9基の皇帝陵を中心に271基の陪葬墓、宮殿や防御施設、治水遺構などが点在しています。中国における西夏時代最大かつ最も保存状態の良い考古遺跡であり、タングート王朝の皇統を示す唯一無二の証拠としても評価されています。その墓制や建築技術、葬送儀礼には農耕文化と遊牧文化、中国的な帝権観念、さらには仏教の要素が複雑に融合しており、多民族交流の成果が具体的な形で残されています。シルクロードの交通拠点として栄えたこの地は、中国文明の多元性と多民族融合を象徴するとともに、世界文明史においても重要な位置を占めています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (ii)(iii)
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青城山と都江堰水利施設

Mount Qingcheng and the Dujiangyan Irrigation System
青城山と都江堰水利施設
都江堰(とこうえん)水利施設の建設は紀元前3世紀に始まり、2,250年以上経った現在も、岷江(びんこう)の水を制御し、成都平原の肥沃な農地へ水を供給し続けている生きた遺産です。この水利施設はダムを使用せず、自然の地形と水文学的特徴を活用して、灌漑用水の取水、堆積物の排出、洪水対策、流量調整といった問題を解決した生態工学上の偉業です。唐、宋、元、明の時代に改修・拡張が行われ、現在では6,687㎢の農地に灌漑を行っています。これは古代中国で達成された科学技術の大きな進歩を鮮明に示しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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