世界遺産コラム一覧

うきうきの帰り道/パリまで世界遺産委員会に来ています【第16回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
うきうきの帰り道/パリまで世界遺産委員会に来ています【第16回】
僕は英語が得意ではないので、会議の間ずっと一言一句聞き逃さないように、耳が赤くなるんじゃないかってくらい耳に全神経を集中している。耳に集中したところで頭が理解してなかったら意味がないのだけど、そもそも聞き漏らしていたら話にならない。
詳細ページを見る Arrow-right

国際会議の難しさ/パリまで世界遺産委員会に来ています【第15回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
国際会議の難しさ/パリまで世界遺産委員会に来ています【第15回】
世界遺産委員会というと、「新しい世界遺産を決める会議でしょ?」って思われることが多いけど、新しい世界遺産の登録について話し合うのは11日間の間の、最後の方の3日くらいだけ。そこに世界中の注目が集まるけど、メインの議題ではない。でも世間的な認識は「新しい世界遺産を決める会議」だから、オープニング・セッションの時には少しいたメディアも、早い段階でほとんどいなくなる。
詳細ページを見る Arrow-right

UNESCOに残る原子爆弾の記憶/パリまで世界遺産委員会に来ています【第14回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
UNESCOに残る原子爆弾の記憶/パリまで世界遺産委員会に来ています【第14回】
まだまだお昼休みの話。世界遺産委員会の本会議が行われる「Salle 1」は、UNESCO本部の建物から渡り廊下を通った別棟になっていて、お昼にはその廊下のところに簡単な売店が出される。廊下といっても壁も屋根もあってサイドイベントも開かれるくらい広々としているので、「渡り廊下」という言い方が正しいのかはわからない。
詳細ページを見る Arrow-right

のんびりの昼休み/パリまで世界遺産委員会に来ています【第13回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
のんびりの昼休み/パリまで世界遺産委員会に来ています【第13回】
世界遺産委員会の会議は10時に始まる。僕の見方が間違っていなければ、スケジュール上ではそうなっている。でも、10時になっても着席している人はほとんどいないし、議長のネノフ博士や世界遺産センター長のアソモ氏がいることすら稀で、会議場内に人も少ない。10分遅れくらいで珈琲を片手にネノフ博士やアソモ氏などが笑顔で歓談しながら入ってくる頃になってようやく人が増え始め、ネノフ博士の「皆さん、おはようございます。」の挨拶で人々が着席しだす。その時ですら、さざ波の波音のように雑談する声が聞こえるけれど、ネノフ博士が本日の議題について話し始めると、やっと静かになる。海外の人々は本当に話すのが好きだ。
詳細ページを見る Arrow-right

これこそ多様性/パリまで世界遺産委員会に来ています【第12回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
これこそ多様性/パリまで世界遺産委員会に来ています【第12回】
国際会議に参加すると、参加者の多様性にいつも驚かされる。日本で普通に生活しているときはもちろんのこと、海外を旅行していてもこんなにもさまざまな人種や民族の人々を目にすることはまずない。多様性ってこういうことだよね、って納得する。
詳細ページを見る Arrow-right

いきなり揺れた委員会/パリまで世界遺産委員会に来ています【第11回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
いきなり揺れた委員会/パリまで世界遺産委員会に来ています【第11回】
オリエンテーション・セッションが始まる時間になっても、本会議場前の中2階にある会議室で行われている世界遺産ビューロー(議長や書記など)や委員国、世界遺産センターなどによる会議が終わらず、ピカソの壁画などを見上げたりしながらロビーで待つ。
詳細ページを見る Arrow-right

2026年に登録された新規遺産をすべて掲載しました

お知らせ
2026年に登録された新規遺産をすべて掲載しました
2026年7月19日~29日に、韓国の釜山において、第48回世界遺産委員会が開催され、文化遺産19件、自然遺産5件、複合遺産1件、合わせて25件の追加登録が決定しました。新規遺産の一覧と、各遺産の解説ページは以下からご覧ください。
詳細ページを見る Arrow-right

UNESCO本部探訪/パリまで世界遺産委員会に来ています【第10回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
UNESCO本部探訪/パリまで世界遺産委員会に来ています【第10回】
世界遺産委員会はまず、参加者登録とオリエンテーションから始まる。会場であるUNESCOの本会議場「Salle 1」に面したシュフラン通りには、小雨の中、まばらに人が集まっていた。時間になっても入り口の前の鉄の柵は閉じられたままで、集まった人も手持ちぶさたの様子で立ち話をしている。
詳細ページを見る Arrow-right

食を大事にする国/パリまで世界遺産委員会に来ています【第9回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
食を大事にする国/パリまで世界遺産委員会に来ています【第9回】
買ったものを計算してみると、総重量6kgほどにもなってしまった。エコバッグにも入りきらない買い物の荷物を両手に抱えてヨロヨロと部屋に戻ると、ようやく落ち着くことができた。さっそく白ブドウを食べてみたら、瑞々しくてとてもおいしかった。のどが渇いていたこともあって止まらなくなる。食べても食べてもなくなる気配がないのがよい。
詳細ページを見る Arrow-right

スーパーは楽しい!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第8回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
スーパーは楽しい!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第8回】
Googleのストリートビューで場所を事前に確認していた近くの大型スーパーまで、滞在中に必要なものなどを買いに行く。昔からよく使っていた全国展開のスーパーで、服から食器や日用品、食品までいろいろ売っているのでこういう時に便利。
詳細ページを見る Arrow-right

居心地のよい部屋/パリまで世界遺産委員会に来ています【第7回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
居心地のよい部屋/パリまで世界遺産委員会に来ています【第7回】
今回、パリで2週間滞在する部屋は、UNESCO本部から歩いて10分ほどのところにある。住所としてはUNESCOのある7区と接する15区の北のはずれ。企業が一棟まるまる買い上げて貸し出している長期滞在型の部屋で、キッチンや冷蔵庫も部屋についていて自炊をすることができるので、非常に助かる。
詳細ページを見る Arrow-right

知る人ぞ知るUNESCO本部/パリまで世界遺産委員会に来ています【第6回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
知る人ぞ知るUNESCO本部/パリまで世界遺産委員会に来ています【第6回】
UNESCOの本部はパリの7区でも南側の15区に近い辺り、ルイ15世が1750年に創設した陸軍士官学校であるエコール・ミリテールのすぐ裏にある。エコール・ミリテールの前には広いシャン・ドゥ・マルス公園が広がり、その先にはエッフェル塔がそびえているので、ほとんどの人はUNESCOの本部がそこにあるのを知らないと思う。
詳細ページを見る Arrow-right

ようやくパリに到着!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第5回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
ようやくパリに到着!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第5回】
RERのB線は中心部に向かうにつれて人も増え、賑やかになってくる。東京の電車内はだいたい静まり返っていて、車両内で話をする人が一人もいないなんてことも珍しくないけど、こちらではみんなガヤガヤとお喋りをしている。土曜日の朝早くということもあってか、友人グループや家族連れが多く、車両内全体が賑やかだけど酔っ払いが大声で話すような耳障りなうるささはなく、笑い声もあって楽しそうな雰囲気に包まれている。
詳細ページを見る Arrow-right

電車、古すぎない!?/パリまで世界遺産委員会に来ています【第4回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
電車、古すぎない!?/パリまで世界遺産委員会に来ています【第4回】
飛行機の座席と座席の間の狭い通路をペンギンのように連なってヨロヨロと出口に向かうと、飛行機と空港の建物をつなぐボーディングブリッジが詰まって全く先に進まなくなっていた。いつもは飛行機を出るとみんなスタスタと歩き出すので、こんなに詰まることはない。他のお客さんも、「何だどうしたんだ!?」と前方を覗いて頭を左右に振るけど、狭い通路に人が多すぎてよく見えない。
詳細ページを見る Arrow-right

農業大国フランス/パリまで世界遺産委員会に来ています【第3回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
農業大国フランス/パリまで世界遺産委員会に来ています【第3回】
飛行機の小さな窓からのぞくと、早朝の明けきっていない景色は青白くくすんでいる。大地には光りの線で結びつけられたいくつもの街灯りのかたまりが見え、その先にパリのものと思われる大きな街灯りが見えた。チャールズ・リンドバーグじゃないけれど、長く窮屈な飛行機旅の末に見るパリの灯りは、疲労感を忘れさせるほどの高揚感がある。
詳細ページを見る Arrow-right

さよならシャンプーボトル/パリまで世界遺産委員会に来ています【第2回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
さよならシャンプーボトル/パリまで世界遺産委員会に来ています【第2回】
とても便利な時代になったおかげでタクシー内で搭乗手続きを済ませておいたので、濡れた髪を取り乱し、真っ白に曇った眼鏡ごしに目玉をぎょろぎょろさせて出国ゲートの文字を探しながら、急ぎ足で空港内を駆け抜ける。そういう時に限って、外国の航空機の機長やキャビンアテンダントの集団に遮られるのってなんでだろう。
詳細ページを見る Arrow-right

連載「パリまで世界遺産委員会に来ています」がスタートしました

お知らせ
連載「パリまで世界遺産委員会に来ています」がスタートしました
世界遺産アカデミー宮澤主任研究員による新連載が始まりました。2025年7月にパリで開かれた世界遺産委員会に参加したときの旅行記です。 
詳細ページを見る Arrow-right

いざフランスへ!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第1回】

パリまで世界遺産委員会に来ています
いざフランスへ!/パリまで世界遺産委員会に来ています【第1回】
世界遺産委員会に参加するために初夏のパリで過ごした2週間と数日は、1日のほとんどの時間を会議場か宿泊先の室内で過ごしたけれど、新しい体験の刺激とフランス語の響きや街並みの懐かしさ、そして疲労や緊張と退屈の混ざり合った、海外で過ごす日々の要素が短い期間にぎゅっと濃縮された日々だった。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】最終回|新しい遺産の形

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】最終回|新しい遺産の形
最終回は、世界遺産登録の最近の傾向についてです。世界遺産は「不動産」を登録して保護するものであることは変わらないのですが、最近では「無形の要素」や「無形文化遺産」との結びつきが重視されるような遺産も登録されるようになっています。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第13回|さまざまな登録の仕方③

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第13回|さまざまな登録の仕方③
第13回も、引き続き世界遺産登録のさまざまな種類です。世界遺産というと、ひとつの文化財や自然環境が、ひとつの世界遺産に登録されるイメージが強いと思いますが、ひとつの文化財が複数の別の世界遺産に登録されるということもあります。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第12回|さまざまな登録の仕方②

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第12回|さまざまな登録の仕方②
第12回は、引き続き世界遺産登録のさまざまな種類です。複数の資産で構成されるシリアル・サイトの構成資産が国境を越えて海外にまで点在している場合や、ひとつのプロパティで世界遺産登録されている自然環境などが国境を越えて広がっている場合、トランスバウンダリー・サイト(国境を超える遺産)と呼ばれます。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第11回|さまざまな登録の仕方①

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第11回|さまざまな登録の仕方①
第11回は、世界遺産登録のさまざまな種類です。基本的には締約国が自国にある遺産を推薦するのですが、単独の遺産を推薦する場合や複数の資産を組み合わせて登録する場合のほかに、国境を越えて広がる資産を複数の国で協力して登録する遺産などさまざまあります。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第10回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ③

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第10回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ③
第10回は、自然遺産の諮問機関の評価から世界遺産委員会での決議までです。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第9回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ②

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第9回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ②
第9回も引き続き、世界遺産登録までの流れです。プレリミナリー・アセスメントを受けた遺産は、いよいよ推薦書作成の準備が始まります。
詳細ページを見る Arrow-right

すべての世界遺産を掲載しました

お知らせ
すべての世界遺産を掲載しました
pamonは2025年9月のサイトオープン以来、順次掲載遺産数を増やしてまいりましたが、2026年3月ですべての世界遺産を掲載しました。今後はコラム記事のほか、世界遺産記事も構成資産の解説を増やすなど、さらに充実を図っていきます。引き続きpamonにご期待ください!
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第8回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ①

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第8回|暫定リスト記載から世界遺産登録までの流れ①
第8回からは、日本を例に世界遺産登録までの流れを見ていきたいと思います。これまで見てきたユネスコや世界遺産委員会の考え方に基づき、国内の作業から諮問機関、世界遺産委員会と中心が移っていって、最終的に世界遺産登録されるまでは4年半以上かかる大作業になります。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第7回|暫定リストから取り組む「地域」バランス

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第7回|暫定リストから取り組む「地域」バランス
第6回では、世界遺産リストの不均衡是正の取り組みが、「地域」の観点では他に比べてあまり成果を挙げられていないと書きましたが、世界遺産委員会はそれを黙って見てきたわけではありません。今回は、世界遺産委員会が取り組んできた「地域」の不均衡の解消の取り組みを見てみたいと思います。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第6回|グローバル・ストラテジーは成功している?

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第6回|グローバル・ストラテジーは成功している?
第6回は、世界遺産リストの不均衡是正や信頼性の確保を目指すグローバル・ストラテジーを受けて、世界遺産登録はどのように変化したのかを見たいと思います。その内容をみていくと、うまくいっているところと、そうでもないところが見えてきます。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第5回|世界遺産に登録される遺産の変化②

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第5回|世界遺産に登録される遺産の変化②
第5回は前回の続きで、世界遺産の登録が変化していく中で、世界遺産委員会が行ったリストのバランスを取るための対策や、文化遺産と自然遺産の登録数の差に関する考え方の違いなどを見ていきたいと思います。
詳細ページを見る Arrow-right

【世界遺産はどう決まる?】第4回|世界遺産に登録される遺産の変化①

世界遺産はどう決まる?
【世界遺産はどう決まる?】第4回|世界遺産に登録される遺産の変化①
第4回は、前回お話しした「顕著な普遍的価値(OUV)」をもつ世界遺産の登録が、どのように変化していったのかについてお話ししたいと思います。世界遺産となる遺産そのものの価値だけではなく、世界遺産リストのバランスなどへの配慮があり、登録される遺産も変化してきました。
詳細ページを見る Arrow-right