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ビジャゴス諸島の沿岸・海洋生態系:オマティ・ミンオ
Coastal and Marine Ecosystems of the Bijagós Archipelago – Omatí Minhô
ピマチオウィン・アキ
Pimachiowin Aki
カナダ中部のマニトバ州にあるマニトバ湖東岸からオンタリオ州にかけて広がる面積約2万9,000㎢の広大な土地がカナダ初の複合遺産として登録されました。ベレンズ川、ブラッドベイン川、ピジョン川、ポップラー川の源流にある「ピマチオウィン・アキ」とは、先住民アニシナアベ族の言葉で「命を与えてくれる土地」という意味です。ピマチオウィン・アキには「ブラッドベイン川」「リトル・グランド・ラピッズ」「パウインガッシ」「ポップラー川」という4つのアニシナアベ族の共同体の伝統的な土地が含まれています。川や湖、湿地によって分断された森林地帯で、アニシナアベ族は7,000年以上にわたり狩猟や漁労、採集などを行いながら自然と共存してきました。
ビャウォヴィエジャ森林保護区
Białowieża Forest
ピリン国立公園
Pirin National Park
ヒルカニアの森林群
Hyrcanian Forests
ヒルカニアの森林群は、アゼルバイジャン南東部からイラン北東部までのカスピ海南岸約1,000kmにわたって弧状に広がる、希少な樹木が育成する大山塊です。イラン国内の3つの州(ギーラーン州、マーザンダラーン州、ゴレスターン州)とアゼルバイジャン国内の2つの地区(レンコラン県、アスタラ県)にまたがる17の構成資産から成る連続したサイトで構成されています。この広大な森林群の歴史は、2,500万~5,000万年前の第三紀にまでさかのぼります。当時、広葉樹林や混合林は北半球の温帯地域の大部分を覆っていましたが、第四紀の氷期に入ると森林地域は後退し、北アメリカや西ユーラシア、東アジアの一部を除いて多くの種が絶滅しました。ヒルカニアの森林は後退することなく生き残り、温暖な間氷期には、ヒルカニアの森林からヨーロッパを中心に多くの植物の種が分散したと考えられています。
武夷山
Mount Wuyi
ブウィンディ原生国立公園
Bwindi Impenetrable National Park
ウガンダ南西部に広がる『ブウィンディ原生国立公園』は、アフリカの中でも特に貴重な原生林が残る場所です。面積は約320㎢、急な斜面と深い谷が続くこの環境には、太古の森の姿が残っています。この森の主役は、世界でも希少なマウンテンゴリラです。かつては内戦や密猟によって個体数が100頭ほどにまで減少しましたが、1986年の保護区指定をきっかけに少しずつ回復してきています。観光による収益は地元の人々にも還元され、今では住民がゴリラを守るパートナーとなっています。さらに、ゴリラだけでなく驚くほど多様な生きものが共存する“生命の宝庫”でもあります。アフリカゾウやチンパンジーなど、絶滅の危機にある動物を含む約120種の哺乳類が暮らしているほか、200種を超える木々や100種あまりのシダ植物、300種以上の鳥たちなど、多様な生物がこの森を彩っています。
フェニックス諸島保護地域
Phoenix Islands Protected Area
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
Puerto-Princesa Subterranean River National Park
フォン・ニャ‐ケ・バン国立公園とヒン・ナム・ノー国立公園
Phong Nha-Ke Bang National Park and Hin Nam No National Park
ベトナムの自然遺産フォン・ニャ‐ケ・バン国立公園について、2025年7月の第47回世界遺産委員会で、登録範囲が拡大され、ラオスのヒン・ナム・ノー国立公園が含まれることになりました。ベトナムとラオスの国境沿いに位置し、国境を越えたエリアは、世界で最も保存状態の良いありのままの石灰岩のカルスト地形を形成しています。この地域のカルスト地層は、約4億年前の古生代に発達し始め、アジア最古の大規模なカルスト地形となっています。ドラマチックな崖、深い陥没した穴、広大な地下河川網が特徴です。220㎞を超える洞窟と地下水路があり、その多くはその規模、美しさ、において世界的に重要な科学的価値を有しています。この古代の地形は、標高の高い乾燥したカルスト林から、この地域の希少種、絶滅危惧種、または固有種を含む多くの希少でユニークな動植物種の生息地です、鬱蒼とした湿った低地の森林に至るまで、驚くべき多様性の生態系を支えています。この地域の生物多様性は注目に値するだけでなく、世界的な保全活動において重要な役割を果たしています。
プトラナ台地
Putorana Plateau
ブラジル沖の大西洋の島々:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群
Brazilian Atlantic Islands: Fernando de Noronha and Atol das Rocas Reserves
フランス領南方地域の陸と海
French Austral Lands and Seas
プリトヴィツェ湖群国立公園
Plitvice Lakes National Park
プリトヴィツェ湖群国立公園は、約300㎢の広さを誇るクロアチア最大の国立公園です。一帯は石灰岩地帯(カルスト地形)に位置し、主に中生代の石灰岩や苦灰岩(ドロマイト)で形成されています。プリトヴィツェ川の水は炭酸カルシウムが高濃度で含まれており(過飽和状態)、植物やコケ類、藻類などの光合成の作用が関わって炭酸カルシウムが沈殿することで、トゥファ(石灰華)といわれる石灰質の堆積物がつくられました。トゥファはまるで天然のダムのように河川をせき止め、大小16の湖が形成されました。これらの湖を計92の滝がつないでいます。湖底まで見ることのできる水の透明度の高さは、流域周辺を覆う森林の働きによるものです。幻想的なエメラルドグリーンの湖は、訪れる観光客を魅了します。
ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈
Blue and John Crow Mountains
ブルー・マウンテンズ地域
Greater Blue Mountains Area
ブルー・マウンテンズは、シドニーから西へ約120kmに位置するグレートディヴァイディング山脈東部の一部で、南北約100kmの山岳地帯です。約3億年前以降の堆積岩からなる台地に深さ700mもの渓谷が刻まれ、厚い砂岩層や石炭層が見られます。標高1300mほどの峰々は、この地域一帯に自生するユーカリ林から揮発した油分が太陽光を反射することで青く霞んで見えることがあり、これが「ブルー・マウンテンズ」の名の由来となっています。この地域には世界のユーカリの約13%にあたる90種以上が生育し、そのうち12種はシドニーの砂岩地域にのみ生育しているといわれています。その他にも数百の固有種や絶滅危惧種といった貴重な植物が自生しています。こうした多様な植物群によって400種以上の脊椎動物(うち約40種は絶滅危惧種)の生息地にもなっており、中にはカモノハシやハリモグラといったおなじみの動物もこの地域に生息しています。
プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林
Volcanoes and Forests of Mount Pelée and the Pitons of Northern Martinique
フランスの海外県マルティニークは、カリブ海西インド諸島のウィンドワード諸島に位置し、プレ山やピトン山の火山活動によって形成された険しい山々が生み出す景観が広がる島です。標高1,397mのプレ山は、マルティニーク島で最も高い山です。1902年5月8日に発生したプレ山の大噴火は、当時マルティニークの県庁所在地だったサン・ピエールの街に壊滅的な被害をもたらし、20世紀で最も多くの犠牲者を出した火山災害とされています。火砕流を一方向に射出するプレ山特有の噴火様式は「プレ式噴火」と呼ばれ、火山活動の研究において重要な事例とされています。カリブ海に面した海岸から火山の山頂にかけては、生物多様性に富んだ熱帯雨林が広がり、マルティニーク・ボルケーノ・フロッグ(通称)やマルチニクムクドリモドキなど、絶滅の危機に瀕している固有種を見ることができます。
フロー・カントリー
The Flow Country
ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区
Belize Barrier Reef Reserve System
ヘンダーソン島
Henderson Island
ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区
Gulf of Porto: Calanche of Piana, Gulf of Girolata, Scandola Reserve
地中海に浮かぶコルシカ島の西岸には、険しい絶壁の海岸線と背後の2,000m級の山並みが調和した自然保護区があります。この島は文豪モーパッサンをして「海からそびえる山」と言わしめました。特に厳しい条例の保護下にあるスカンドラ半島では、マキーという常緑灌木が鬱蒼と茂り、人を寄せ付けません。サンゴ礁が広がる透明度の高い海域は、ロブスターやイカなどの海洋生物に恵まれており、魚たちを狙うミサゴやカワウなどの鳥類にとっては理想郷と言えます。ヨーロッパでは危機的状況にあるハヤブサもここに生息しています。また、ポルト湾周辺には花崗岩の断崖が続きますが、高さが1,200mにも達するこの岩は赤みを帯びており、ターコイズブルーの海とのコントラストが、多くの人を惹きつけています。
梵浄山
Fanjingshan
中国南西部の貴州省に位置する梵净山は、標高2,570mの変成岩の山で、多様な植物種と起伏に富んだ地形で知られています。周囲のカルスト地形の中に、島のようにそびえるこの山は、約6,500万~200万年前の第三紀に起源をもつ、「生きた化石」や遺存種の動植物の生息地となっています。梵净山の固有種である梵净山モミや貴州キンシコウをはじめ、チュウゴクオオサンショウウオ、ジャコウジカ、オナガキジなどの絶滅危惧種が数多く確認されています。また、梵净山には亜熱帯地域の中で最も広範かつ切れ目のない太古のブナ林が広がっており、ブナ属の3種の樹木が優占する森林が保たれています。一帯では、中国全体の植物相のおよそ13%に相当する、3,700種以上の植物が記録されており、国内でも特に良好な状態で保全されている亜熱帯生態系のひとつとなっています。
マチュ・ピチュ
Historic Sanctuary of Machu Picchu
マデイラ島の照葉樹林
Laurisilva of Madeira
首都リスボンから南西へ約1,000km離れた大西洋上にあるポルトガル領マデイラ島の照葉樹林は、約6,500万〜170万年前という、氷河期以前の太古の姿を残した森林地帯です。ラウリシルヴァと呼ばれる照葉樹林は生物多様性において重要な場所で、約90%が原生林であると考えられています。森林では昆虫やクモ類、軟体動物などを含む500種以上の固有の無脊椎動物が生息しており、マデイラ島を代表するエキウム・カンディカンスなど固有の植物も多く見ることができます。ここでは、少なくとも66種の固有な維管束植物が生息しています。鳥類でも2種の固有種が確認されており、そのひとつがマデイラ島を象徴するマデイラバトです。
マナス野生動物保護区
Manas Wildlife Sanctuary
マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールの自然保護区
Mana Pools National Park, Sapi and Chewore Safari Areas
マヌー国立公園
Manú National Park
マノヴォ – グンダ・サン・フローリス国立公園
Manovo-Gounda St Floris National Park
中央アフリカ北部、チャドとの国境付近に広がる国立公園です。北部の広大な氾濫原、南部のポンゴ山地、その中間のサバンナで構成されており、総面積は1万7,400㎢にも達しています。 サヘル地域と熱帯雨林の移行帯にあるため、生息する動植物の種類も豊かで、50種以上の哺乳類、約320種の鳥類などが確認されています。しかし、密猟によって貴重な動物たちが激減してしまいました。たとえば、漢方薬の原料として角が狙われるクロサイは、10頭にまで減っています。アフリカゾウに至っては、密猟のみならず、 スーダンとチャドとの紛争にも巻き込まれ、8万頭から3,000頭まで数を減らしました。このような状況を受け、1997年に危機遺産リストに記載されています。
マラウイ湖国立公園
Lake Malawi National Park
マルペロ動植物保護区
Malpelo Fauna and Flora Sanctuary
コロンビア西方沖約500㎞に位置するマルペロ島(3.5㎢)とその周辺海域(8571.5㎢)含む海洋保護区です。東太平洋の熱帯地域において最大の禁猟区となっているこの保護区は、絶滅危惧種を含む多くの海洋生物の重要な生息地となっています。マルペロ島とその岩礁は、小規模ながら多くの海洋生物の繁殖地として重要な役割を果たしていると考えられています。5種の植物、3種の爬虫類、2種の節足動物を含む、限定的ながらも高度に特殊化した陸生生物の生息地となっているほか、岩礁はナスカカツオドリ、アカメカモメ、アオツラカツオドリ、絶滅危惧種のガラパゴスミズナギドリの重要なコロニーにもなっています。保護区の海洋においては、最大水深約3,400mにも達する起伏に富んだ海底地形とカリフォルニア海流や北赤道海流などの複数の海流が合流すると言う複雑な条件から、非常に多様な生態系が見られます。17種の海生哺乳類、7種の海生爬虫類、394種の魚類、340種の軟体動物が生息しており、このうち5種の魚類と2種のヒトデが固有種として知られています。