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世界遺産一覧

(登録基準(ix)(x))

ビジャゴス諸島の沿岸・海洋生態系:オマティ・ミンオ

Coastal and Marine Ecosystems of the Bijagós Archipelago – Omatí Minhô
ビジャゴス諸島の沿岸・海洋生態系:オマティ・ミンオ
ビジャゴス諸島はアフリカの大西洋に浮かぶデルタ諸島であり、その良好な自然環境や潮間帯環境によって豊かな海洋生態系が存在する貴重な場所です。島々の河川はデルタ状に形成されており、潮の満ち引きや河川からの堆積物の流入によって河口にはマングローブ、浅瀬にはサンゴ礁が広がっています。これらの良好な自然環境によってビジャゴス諸島では、絶滅危惧種のアオウミガメやアフリカマナティに加え870,000羽以上の渡り鳥など豊かな生物多様性を見ることができます。また、この地で生息するカバは、淡水域で生息する生物でありながら長い年月をかけて海水の影響に適応する進化を遂げてきたと考えられています。
地域: アフリカ / 国名: ギニアビサウ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (ix)(x)
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ピマチオウィン・アキ

Pimachiowin Aki
ピマチオウィン・アキ
カナダ中部のマニトバ州にあるマニトバ湖東岸からオンタリオ州にかけて広がる面積約2万9,000㎢の広大な土地がカナダ初の複合遺産として登録されました。ベレンズ川、ブラッドベイン川、ピジョン川、ポップラー川の源流にある「ピマチオウィン・アキ」とは、先住民アニシナアベ族の言葉で「命を与えてくれる土地」という意味です。ピマチオウィン・アキには「ブラッドベイン川」「リトル・グランド・ラピッズ」「パウインガッシ」「ポップラー川」という4つのアニシナアベ族の共同体の伝統的な土地が含まれています。川や湖、湿地によって分断された森林地帯で、アニシナアベ族は7,000年以上にわたり狩猟や漁労、採集などを行いながら自然と共存してきました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(vi)(ix)
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ビャウォヴィエジャ森林保護区

Białowieża Forest
ビャウォヴィエジャ森林保護区
ビャウォヴィエジャ森林保護区は、ポーランドとベラルーシの国境に広がるヨーロッパ最大の森林地帯で、総面積は141,885ヘクタールに及びます。森林内には59種の哺乳類、250種以上の鳥類、13種の両生類、7種の爬虫類、12,000種以上の昆虫が生息しており、多様で豊かな野生生物の宝庫となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ベラルーシ共和国, ポーランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (ix)(x)
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ピリン国立公園

Pirin National Park
ピリン国立公園
ブルガリア南西部のピリン山脈に広がるピリン国立公園は、多様な石灰岩の地形が連なる、雄大な山岳景観で知られる自然公園です。標高1,008mから2,914mに及ぶこの地域には、70以上の氷河湖をはじめ、峡谷や圏谷などの様々な氷河地形、多くの滝、岩峰、洞窟が存在します。園内の森林は主に針葉樹によって構成され、標高の高い地域では山頂直下まで高山草原が広がっています。こうした多様な自然環境に、バルカン半島の氷期以降の植物相を今に伝える固有種や遺存種が生息しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ブルガリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
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ヒルカニアの森林群

Hyrcanian Forests
ヒルカニアの森林群
ヒルカニアの森林群は、アゼルバイジャン南東部からイラン北東部までのカスピ海南岸約1,000kmにわたって弧状に広がる、希少な樹木が育成する大山塊です。イラン国内の3つの州(ギーラーン州、マーザンダラーン州、ゴレスターン州)とアゼルバイジャン国内の2つの地区(レンコラン県、アスタラ県)にまたがる17の構成資産から成る連続したサイトで構成されています。この広大な森林群の歴史は、2,500万~5,000万年前の第三紀にまでさかのぼります。当時、広葉樹林や混合林は北半球の温帯地域の大部分を覆っていましたが、第四紀の氷期に入ると森林地域は後退し、北アメリカや西ユーラシア、東アジアの一部を除いて多くの種が絶滅しました。ヒルカニアの森林は後退することなく生き残り、温暖な間氷期には、ヒルカニアの森林からヨーロッパを中心に多くの植物の種が分散したと考えられています。
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武夷山

Mount Wuyi
武夷山
中国南東部にそびえる武夷山は、豊かな自然と多くの奇岩や渓谷で知られる山です。 渓流が9回も湾曲を繰り返している九曲渓と、400mを超える岩に880段に達する石段が刻まれている天遊峰が特に有名です。数々の詩碑のほか、3,750年前のものといわれる舟形石棺、前漢時代の王城遺跡、朱子学の祖である朱熹が創設した 「武夷精舎」や道教寺院など、文化財も残されています。亜熱帯・温帯樹林が広がる地域で、爬虫類、両生類、昆虫の種においても優れた動物相の多様性を誇ります。なかでも世界で最も昆虫が豊富な場所でもあります。UNESCOの生物圏保存地域にも指定されており、複合遺産として登録されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (iii)(vi)(vii)(x)
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ブウィンディ原生国立公園

Bwindi Impenetrable National Park
ブウィンディ原生国立公園
ウガンダ南西部に広がる『ブウィンディ原生国立公園』は、アフリカの中でも特に貴重な原生林が残る場所です。面積は約320㎢、急な斜面と深い谷が続くこの環境には、太古の森の姿が残っています。この森の主役は、世界でも希少なマウンテンゴリラです。かつては内戦や密猟によって個体数が100頭ほどにまで減少しましたが、1986年の保護区指定をきっかけに少しずつ回復してきています。観光による収益は地元の人々にも還元され、今では住民がゴリラを守るパートナーとなっています。さらに、ゴリラだけでなく驚くほど多様な生きものが共存する“生命の宝庫”でもあります。アフリカゾウやチンパンジーなど、絶滅の危機にある動物を含む約120種の哺乳類が暮らしているほか、200種を超える木々や100種あまりのシダ植物、300種以上の鳥たちなど、多様な生物がこの森を彩っています。
地域: アフリカ / 国名: ウガンダ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(x)
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フェニックス諸島保護地域

Phoenix Islands Protected Area
フェニックス諸島保護地域
太平洋中部、オーストラリアとハワイの間に位置する『フェニックス諸島保護地域』は、キリバス初の世界遺産であり、ほぼ手つかずの自然が残っています。保護地域の大きさは約40万8,000㎢であり、これは日本の面積を凌ぎます。フェニックス諸島の海底は平均の深さが約4,500m、最大深度は6,000mを越えます。また、海底には活火山ではない14の海底火山があり、多くの深海生物が生息しています。200種近いサンゴ類、約500種の魚類、18種の海生哺乳類、44種の鳥類など、およそ800種の動物相を見ることができ、人里離れた場所でたくさんの生物が逞しく生息していることが窺えます。
地域: オセアニア / 国名: キリバス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (vii)(ix)
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プエルト・プリンセサ地下河川国立公園

Puerto-Princesa Subterranean River National Park
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
フィリピン南西部パラワン島の『プエルト・プリンセサ地下河川国立公園』には、世界最長の地下河川があります。地下河川の長さは8.2kmにも及び、120m×60mの洞窟から海へと向かって流れていきます。総面積202km2を誇る国立公園の一帯には、石灰岩カルスト地形の地下や洞窟だけではなく熱帯雨林や海も含まれています。ここは、固有種「パラワンヤマアラシ」やジュゴンなどの希少生物の生息地であり、多くの昆虫も見られる自然豊かな場所です。
地域: 東・東南アジア / 国名: フィリピン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (vii)(x)
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フォン・ニャ‐ケ・バン国立公園とヒン・ナム・ノー国立公園

Phong Nha-Ke Bang National Park and Hin Nam No National Park
フォン・ニャ‐ケ・バン国立公園とヒン・ナム・ノー国立公園
ベトナムの自然遺産フォン・ニャ‐ケ・バン国立公園について、2025年7月の第47回世界遺産委員会で、登録範囲が拡大され、ラオスのヒン・ナム・ノー国立公園が含まれることになりました。ベトナムとラオスの国境沿いに位置し、国境を越えたエリアは、世界で最も保存状態の良いありのままの石灰岩のカルスト地形を形成しています。この地域のカルスト地層は、約4億年前の古生代に発達し始め、アジア最古の大規模なカルスト地形となっています。ドラマチックな崖、深い陥没した穴、広大な地下河川網が特徴です。220㎞を超える洞窟と地下水路があり、その多くはその規模、美しさ、において世界的に重要な科学的価値を有しています。この古代の地形は、標高の高い乾燥したカルスト林から、この地域の希少種、絶滅危惧種、または固有種を含む多くの希少でユニークな動植物種の生息地です、鬱蒼とした湿った低地の森林に至るまで、驚くべき多様性の生態系を支えています。この地域の生物多様性は注目に値するだけでなく、世界的な保全活動において重要な役割を果たしています。
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プトラナ台地

Putorana Plateau
プトラナ台地
プトラナ台地は、中央シベリア北部の北極圏から約100㎞北に位置するプトランシキー国立自然保護区に含まれる地域です。孤立した山脈の中に亜北極と北極圏の生態系を網羅しており、手つかずのタイガ、森林ツンドラ、ツンドラ、北極砂漠、そして冷水湖や河川なども含んでいます。この人里離れた自然環境と厳格な保護が相まって、人為的影響を最小限に抑えながら、生態系と生物多様性のプロセスが大規模に継続しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (vii)(ix)
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ブラジル沖の大西洋の島々:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群

Brazilian Atlantic Islands: Fernando de Noronha and Atol das Rocas Reserves
ブラジル沖の大西洋の島々:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群
フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群は、大西洋の海底から隆起した火山性の山脈の頂上部分に位置する島々です。これらの島々や周辺海域は、大西洋の海洋生態系において、生物の繁殖と餌場として極めて重要な役割を果たしています。特に、マグロやサメ、ウミガメなどの回遊性の海洋生物にとって、この地域は種の存続に不可欠な「生命のオアシス」となっています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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フランス領南方地域の陸と海

French Austral Lands and Seas
フランス領南方地域の陸と海
南インド洋に点在する島々で、クローゼ諸島、ケルゲレン群島、サン・ポール群島、アムステルダム群島、60の小さな亜南極諸島から構成されています。世界有数の鳥類や海洋哺乳類の生息地となっています。特にオウサマペンギンやキバナアホウドリの個体数は世界最大規模を誇ります。地球上最後の手つかずの自然と称される一帯は人間の活動拠点から隔絶された環境下にあり、生物進化の過程が良好な状態で保存されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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プリトヴィツェ湖群国立公園

Plitvice Lakes National Park
プリトヴィツェ湖群国立公園
プリトヴィツェ湖群国立公園は、約300㎢の広さを誇るクロアチア最大の国立公園です。一帯は石灰岩地帯(カルスト地形)に位置し、主に中生代の石灰岩や苦灰岩(ドロマイト)で形成されています。プリトヴィツェ川の水は炭酸カルシウムが高濃度で含まれており(過飽和状態)、植物やコケ類、藻類などの光合成の作用が関わって炭酸カルシウムが沈殿することで、トゥファ(石灰華)といわれる石灰質の堆積物がつくられました。トゥファはまるで天然のダムのように河川をせき止め、大小16の湖が形成されました。これらの湖を計92の滝がつないでいます。湖底まで見ることのできる水の透明度の高さは、流域周辺を覆う森林の働きによるものです。幻想的なエメラルドグリーンの湖は、訪れる観光客を魅了します。
地域: ヨーロッパ / 国名: クロアチア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
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ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈

Blue and John Crow Mountains
ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈
ジャマイカ南東部に位置する『ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈』は、セント・アンドリュー、ポートランド、セント・トーマス、セント・メアリーの4つの教区にまたがる約263㎢の熱帯山岳雨林で構成されています。この地域は、2015年にジャマイカで初めての世界遺産(複合遺産)になりました。コーヒー豆の産地としても有名なブルー・マウンテンがあり、その標高は2,256mでジャマイカ最高峰です。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: ジャマイカ / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2015年 / 登録基準: (iii)(vi)(x)
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ブルー・マウンテンズ地域

Greater Blue Mountains Area
ブルー・マウンテンズ地域
ブルー・マウンテンズは、シドニーから西へ約120kmに位置するグレートディヴァイディング山脈東部の一部で、南北約100kmの山岳地帯です。約3億年前以降の堆積岩からなる台地に深さ700mもの渓谷が刻まれ、厚い砂岩層や石炭層が見られます。標高1300mほどの峰々は、この地域一帯に自生するユーカリ林から揮発した油分が太陽光を反射することで青く霞んで見えることがあり、これが「ブルー・マウンテンズ」の名の由来となっています。この地域には世界のユーカリの約13%にあたる90種以上が生育し、そのうち12種はシドニーの砂岩地域にのみ生育しているといわれています。その他にも数百の固有種や絶滅危惧種といった貴重な植物が自生しています。こうした多様な植物群によって400種以上の脊椎動物(うち約40種は絶滅危惧種)の生息地にもなっており、中にはカモノハシやハリモグラといったおなじみの動物もこの地域に生息しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林

Volcanoes and Forests of Mount Pelée and the Pitons of Northern Martinique
プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林
フランスの海外県マルティニークは、カリブ海西インド諸島のウィンドワード諸島に位置し、プレ山やピトン山の火山活動によって形成された険しい山々が生み出す景観が広がる島です。標高1,397mのプレ山は、マルティニーク島で最も高い山です。1902年5月8日に発生したプレ山の大噴火は、当時マルティニークの県庁所在地だったサン・ピエールの街に壊滅的な被害をもたらし、20世紀で最も多くの犠牲者を出した火山災害とされています。火砕流を一方向に射出するプレ山特有の噴火様式は「プレ式噴火」と呼ばれ、火山活動の研究において重要な事例とされています。カリブ海に面した海岸から火山の山頂にかけては、生物多様性に富んだ熱帯雨林が広がり、マルティニーク・ボルケーノ・フロッグ(通称)やマルチニクムクドリモドキなど、絶滅の危機に瀕している固有種を見ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (viii)(x)
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フロー・カントリー

The Flow Country
フロー・カントリー
イギリス北部、スコットランドの最北部にあるケイスネス州とサザーランド州にまたがるフロー・カントリーは、広さが約4,000㎢(滋賀県とほぼ同じ大きさ)もあり、ヨーロッパ最大級のブランケット湿原の一つです。ブランケット湿原とは、深い底なし沼の上に草が生い茂る湿原であり、その上に立つと、大地が上下に波打つように感じるためこのような名称がつけられています。この地には元々氷河がありましたが、約1万年前に最終氷期が終わると、氷河が後退し、徐々に泥炭が蓄積する環境になりました。約9,000年にわたり泥炭は蓄積され、厚さは8mを超えることがあります。
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ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区

Belize Barrier Reef Reserve System
ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区
ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区は、北半球最大の珊瑚礁を有し、環礁、マングローブ、干潟など多様な海岸地形が広がっており、その美しさから「カリブ海の真珠」とも言われる。​この地域は、サンゴ礁の進化の歴史を示す典型的な例とされ、世界でも最も手つかずの状態を保つ珊瑚礁生態系の一つと評価されています。この保護区は、ウミガメ、マナティー、アメリカクロコダイルなどの絶滅のおそれのある海洋生物の重要な生息地となっています。​また、サンゴ、海草、藻類などの多様な海洋生物が生息し、豊かな生物多様性を誇ります。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: ベリーズ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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ヘンダーソン島

Henderson Island
ヘンダーソン島
南太平洋ポリネシアの東端に位置する英領ピトケアン諸島のひとつで、面積37㎢の環状サンゴ礁の無人島です。17世紀初頭にスペイン人が上陸しましたが、18世紀以降は無人島となり、手つかずの原始のままの環境が残りました。ここには固有種が多く生息しており、飛べない鳥ヘンダーソンクイナをはじめとして陸鳥4種すべてが固有種です。また絶滅危惧種のヘンダーソンミズナギドリの唯一の繁殖地となっています。
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ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区

Gulf of Porto: Calanche of Piana, Gulf of Girolata, Scandola Reserve
ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区
地中海に浮かぶコルシカ島の西岸には、険しい絶壁の海岸線と背後の2,000m級の山並みが調和した自然保護区があります。この島は文豪モーパッサンをして「海からそびえる山」と言わしめました。特に厳しい条例の保護下にあるスカンドラ半島では、マキーという常緑灌木が鬱蒼と茂り、人を寄せ付けません。サンゴ礁が広がる透明度の高い海域は、ロブスターやイカなどの海洋生物に恵まれており、魚たちを狙うミサゴやカワウなどの鳥類にとっては理想郷と言えます。ヨーロッパでは危機的状況にあるハヤブサもここに生息しています。また、ポルト湾周辺には花崗岩の断崖が続きますが、高さが1,200mにも達するこの岩は赤みを帯びており、ターコイズブルーの海とのコントラストが、多くの人を惹きつけています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
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梵浄山

Fanjingshan
梵浄山
中国南西部の貴州省に位置する梵净山は、標高2,570mの変成岩の山で、多様な植物種と起伏に富んだ地形で知られています。周囲のカルスト地形の中に、島のようにそびえるこの山は、約6,500万~200万年前の第三紀に起源をもつ、「生きた化石」や遺存種の動植物の生息地となっています。梵净山の固有種である梵净山モミや貴州キンシコウをはじめ、チュウゴクオオサンショウウオ、ジャコウジカ、オナガキジなどの絶滅危惧種が数多く確認されています。また、梵净山には亜熱帯地域の中で最も広範かつ切れ目のない太古のブナ林が広がっており、ブナ属の3種の樹木が優占する森林が保たれています。一帯では、中国全体の植物相のおよそ13%に相当する、3,700種以上の植物が記録されており、国内でも特に良好な状態で保全されている亜熱帯生態系のひとつとなっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (x)
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マチュ・ピチュ

Historic Sanctuary of Machu Picchu
マチュ・ピチュ
マチュ・ピチュ(ケチュア語で「老いた峰」)は、標高約2,430mの位置に築かれたインカ帝国の都市遺跡で、その都市の誕生は15世紀半ばとされています。16世紀にインカ帝国がスペイン人に征服されたときに放棄されましたが、1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムがマチュ・ピチュを発見し世界に知られるようになりました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (i)(iii)(vii)(ix)
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マデイラ島の照葉樹林

Laurisilva of Madeira
マデイラ島の照葉樹林
首都リスボンから南西へ約1,000km離れた大西洋上にあるポルトガル領マデイラ島の照葉樹林は、約6,500万〜170万年前という、氷河期以前の太古の姿を残した森林地帯です。ラウリシルヴァと呼ばれる照葉樹林は生物多様性において重要な場所で、約90%が原生林であると考えられています。森林では昆虫やクモ類、軟体動物などを含む500種以上の固有の無脊椎動物が生息しており、マデイラ島を代表するエキウム・カンディカンスなど固有の植物も多く見ることができます。ここでは、少なくとも66種の固有な維管束植物が生息しています。鳥類でも2種の固有種が確認されており、そのひとつがマデイラ島を象徴するマデイラバトです。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ix)(x)
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マナス野生動物保護区

Manas Wildlife Sanctuary
マナス野生動物保護区
インド北西部アッサム州のヒマラヤ山麓から続く丘陵地帯にある動物保護区です。39,100haの保護区には湿潤な草原、サバンナ、広葉樹林が広がり、多様な野生生物が生息する南アジアでも有数の生物保護区となっています。世界最小のイノシシであるコビトイノシシ(ピグミーイノシシ)や美しい毛をもつ猿ゴールデンラングールなど希少種や絶滅危惧種も多く生息しています。またここはマナス・タイガー保護区の一部を構成しており、ベンガルトラをはじめとする貴重な生物が保護されています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールの自然保護区

Mana Pools National Park, Sapi and Chewore Safari Areas
マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールの自然保護区
ジンバブエ北部のザンベジ川中流域にある国立公園と自然保護区です。アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の谷間に位置し、北はザンベジ川、南は急峻な断崖によって守られ、かつ雨季の浸水により人間や肉食動物が侵入しにくいため、草食動物たちの楽園となっています。英国植民地時代から厳しく監視され保護されてきたこともあり、ゾウやシマウマなどの大群がいて、かつナイルワニなどの希少な生物も生息しています。
地域: アフリカ / 国名: ジンバブエ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マヌー国立公園

Manú National Park
マヌー国立公園
マヌー国立公園は、熱帯アンデス山脈とアマゾン盆地の接点に位置し、世界的に有名な生物多様性の宝庫です。標高約150mから4,000m以上という標高勾配を持ち、高山草原、山岳雲霧林、低地熱帯雨林など、複雑で多様な植生帯を含みます。このような地形と、道路がない地理的・経済的な隔離状態が、人類の影響からほぼ手つかずの原始的な状態を維持しています。その結果、極めて広範な生態学的条件の下で、種の多様性および特有な生態学的コミュニティの進化が今も継続しています。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (ix)(x)
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マノヴォ – グンダ・サン・フローリス国立公園 

Manovo-Gounda St Floris National Park
マノヴォ – グンダ・サン・フローリス国立公園 
中央アフリカ北部、チャドとの国境付近に広がる国立公園です。北部の広大な氾濫原、南部のポンゴ山地、その中間のサバンナで構成されており、総面積は1万7,400㎢にも達しています。 サヘル地域と熱帯雨林の移行帯にあるため、生息する動植物の種類も豊かで、50種以上の哺乳類、約320種の鳥類などが確認されています。しかし、密猟によって貴重な動物たちが激減してしまいました。たとえば、漢方薬の原料として角が狙われるクロサイは、10頭にまで減っています。アフリカゾウに至っては、密猟のみならず、 スーダンとチャドとの紛争にも巻き込まれ、8万頭から3,000頭まで数を減らしました。このような状況を受け、1997年に危機遺産リストに記載されています。
地域: アフリカ / 国名: 中央アフリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (ix)(x)
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マラウイ湖国立公園

Lake Malawi National Park
マラウイ湖国立公園
アフリカ大陸で3番目に大きなマラウイ湖は、マラウイ共和国の国土面積の4分の1を占め、それは琵琶湖の約44倍の面積に相当します。この湖の南端に位置するのが「マラウイ湖国立公園」です。マラウイ湖は、周囲の起伏に富んだ地形を背景に、透き通った水面を輝かせています。イギリスの探検家リヴィングストンがここを発見したとき、「きらめく星の湖」と表現しました。マラウイ湖は、アフリカ大地溝帯にある世界有数の古代湖で、最深部の深さは706mもあります。
地域: アフリカ / 国名: マラウイ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マルペロ動植物保護区

Malpelo Fauna and Flora Sanctuary
マルペロ動植物保護区
コロンビア西方沖約500㎞に位置するマルペロ島(3.5㎢)とその周辺海域(8571.5㎢)含む海洋保護区です。東太平洋の熱帯地域において最大の禁猟区となっているこの保護区は、絶滅危惧種を含む多くの海洋生物の重要な生息地となっています。マルペロ島とその岩礁は、小規模ながら多くの海洋生物の繁殖地として重要な役割を果たしていると考えられています。5種の植物、3種の爬虫類、2種の節足動物を含む、限定的ながらも高度に特殊化した陸生生物の生息地となっているほか、岩礁はナスカカツオドリ、アカメカモメ、アオツラカツオドリ、絶滅危惧種のガラパゴスミズナギドリの重要なコロニーにもなっています。保護区の海洋においては、最大水深約3,400mにも達する起伏に富んだ海底地形とカリフォルニア海流や北赤道海流などの複数の海流が合流すると言う複雑な条件から、非常に多様な生態系が見られます。17種の海生哺乳類、7種の海生爬虫類、394種の魚類、340種の軟体動物が生息しており、このうち5種の魚類と2種のヒトデが固有種として知られています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (vii)(ix)
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