World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(vii)(viii))

ペルアス川渓谷

Peruaçu River Canyon
ペルアス川渓谷
ブラジルのミナスジェライス州北部に位置するペルアス川渓谷国立公園は、ドラマチックなカルスト地形が特徴です。炭酸塩岩に形成された洞窟群には、驚くほど美しい鍾乳石や石灰岩のアーチ、そして地下には川が流れています。特に大規模な洞窟や、天井が崩落してできたドリーネは、この地域の地質学的歴史の壮大さを物語っており、景観の主要な要素となっています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ヘンダーソン島

Henderson Island
ヘンダーソン島
南太平洋ポリネシアの東端に位置する英領ピトケアン諸島のひとつで、面積37㎢の環状サンゴ礁の無人島です。17世紀初頭にスペイン人が上陸しましたが、18世紀以降は無人島となり、手つかずの原始のままの環境が残りました。ここには固有種が多く生息しており、飛べない鳥ヘンダーソンクイナをはじめとして陸鳥4種すべてが固有種です。また絶滅危惧種のヘンダーソンミズナギドリの唯一の繁殖地となっています。
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ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区

Gulf of Porto: Calanche of Piana, Gulf of Girolata, Scandola Reserve
ポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区
地中海に浮かぶコルシカ島の西岸には、険しい絶壁の海岸線と背後の2,000m級の山並みが調和した自然保護区があります。この島は文豪モーパッサンをして「海からそびえる山」と言わしめました。特に厳しい条例の保護下にあるスカンドラ半島では、マキーという常緑灌木が鬱蒼と茂り、人を寄せ付けません。サンゴ礁が広がる透明度の高い海域は、ロブスターやイカなどの海洋生物に恵まれており、魚たちを狙うミサゴやカワウなどの鳥類にとっては理想郷と言えます。ヨーロッパでは危機的状況にあるハヤブサもここに生息しています。また、ポルト湾周辺には花崗岩の断崖が続きますが、高さが1,200mにも達するこの岩は赤みを帯びており、ターコイズブルーの海とのコントラストが、多くの人を惹きつけています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
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マチュ・ピチュ

Historic Sanctuary of Machu Picchu
マチュ・ピチュ
マチュ・ピチュ(ケチュア語で「老いた峰」)は、標高約2,430mの位置に築かれたインカ帝国の都市遺跡で、その都市の誕生は15世紀半ばとされています。16世紀にインカ帝国がスペイン人に征服されたときに放棄されましたが、1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムがマチュ・ピチュを発見し世界に知られるようになりました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (i)(iii)(vii)(ix)
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マックォーリー島

Macquarie Island
マックォーリー島
長さ34km、幅5kmの小島・マックォーリー島は、タスマニア島の南東約1,500km、オーストラリア大陸と南極大陸のほぼ中間に位置している海洋島です。インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突で隆起して誕生しており、その地形は、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」の研究に貴重な資料を提供しています。また、地球上で唯一、海底よりさらに6km下のマントルから噴出した枕状玄武岩などの岩石が海面上に露出している場所でもあります。海洋地殻と上部マントルの構造・組成のわかる断面が現れており、数億年にわたって作用してきた「海底拡大」と地殻変動のプロセスを読み取ることができます。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (vii)(viii)
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マナス野生動物保護区

Manas Wildlife Sanctuary
マナス野生動物保護区
インド北西部アッサム州のヒマラヤ山麓から続く丘陵地帯にある動物保護区です。39,100haの保護区には湿潤な草原、サバンナ、広葉樹林が広がり、多様な野生生物が生息する南アジアでも有数の生物保護区となっています。世界最小のイノシシであるコビトイノシシ(ピグミーイノシシ)や美しい毛をもつ猿ゴールデンラングールなど希少種や絶滅危惧種も多く生息しています。またここはマナス・タイガー保護区の一部を構成しており、ベンガルトラをはじめとする貴重な生物が保護されています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールの自然保護区

Mana Pools National Park, Sapi and Chewore Safari Areas
マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールの自然保護区
ジンバブエ北部のザンベジ川中流域にある国立公園と自然保護区です。アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の谷間に位置し、北はザンベジ川、南は急峻な断崖によって守られ、かつ雨季の浸水により人間や肉食動物が侵入しにくいため、草食動物たちの楽園となっています。英国植民地時代から厳しく監視され保護されてきたこともあり、ゾウやシマウマなどの大群がいて、かつナイルワニなどの希少な生物も生息しています。
地域: アフリカ / 国名: ジンバブエ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マラウイ湖国立公園

Lake Malawi National Park
マラウイ湖国立公園
アフリカ大陸で3番目に大きなマラウイ湖は、マラウイ共和国の国土面積の4分の1を占め、それは琵琶湖の約44倍の面積に相当します。この湖の南端に位置するのが「マラウイ湖国立公園」です。マラウイ湖は、周囲の起伏に富んだ地形を背景に、透き通った水面を輝かせています。イギリスの探検家リヴィングストンがここを発見したとき、「きらめく星の湖」と表現しました。マラウイ湖は、アフリカ大地溝帯にある世界有数の古代湖で、最深部の深さは706mもあります。
地域: アフリカ / 国名: マラウイ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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マルペロ動植物保護区

Malpelo Fauna and Flora Sanctuary
マルペロ動植物保護区
コロンビア西方沖約500㎞に位置するマルペロ島(3.5㎢)とその周辺海域(8571.5㎢)含む海洋保護区です。東太平洋の熱帯地域において最大の禁猟区となっているこの保護区は、絶滅危惧種を含む多くの海洋生物の重要な生息地となっています。マルペロ島とその岩礁は、小規模ながら多くの海洋生物の繁殖地として重要な役割を果たしていると考えられています。5種の植物、3種の爬虫類、2種の節足動物を含む、限定的ながらも高度に特殊化した陸生生物の生息地となっているほか、岩礁はナスカカツオドリ、アカメカモメ、アオツラカツオドリ、絶滅危惧種のガラパゴスミズナギドリの重要なコロニーにもなっています。保護区の海洋においては、最大水深約3,400mにも達する起伏に富んだ海底地形とカリフォルニア海流や北赤道海流などの複数の海流が合流すると言う複雑な条件から、非常に多様な生態系が見られます。17種の海生哺乳類、7種の海生爬虫類、394種の魚類、340種の軟体動物が生息しており、このうち5種の魚類と2種のヒトデが固有種として知られています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (vii)(ix)
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マロティ-ドラーケンスベルグ公園

Maloti-Drakensberg Park
マロティ-ドラーケンスベルグ公園
「マロティ‐ドラーケンスベルグ公園」は、南アフリカ共和国の「ウクハランバ/ドラーケンスベルグ公園」とレソト王国の「セサバテーベ国立公園」で構成される国境を越えた世界遺産です。自然・文化の両方の価値が評価された複合遺産で、レソトにとっては初めての世界遺産になります。3,000m級の峰が連なった壮大な自然景観に加えて、豊かな生物多様性にも恵まれています。ここは、レイヨウ類、ヒヒ、そして絶滅危惧種のケープハゲワシやヒゲハゲワシなどの生息地となっています。また、高地湿地も含んでいるため、一部がラムサール条約にも登録されています。
地域: アフリカ / 国名: レソト王国, 南アフリカ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (i)(iii)(vii)(x)
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マンモス・ケーブ国立公園

Mammoth Cave National Park
マンモス・ケーブ国立公園
アメリカ合衆国ケンタッキー州西部のカルスト台地の地下60〜100mの深さには、調査が行われただけでも総延長約500kmに及ぶ、世界最大かつ最長の洞窟群が広がっています。この洞窟群は、石灰質の柔らかい地層に水が長い時間をかけて浸透し、約1億年をかけて形成されたものです。内部には、巨大な空間や、石筍と鍾乳石によって形作られた長い通路、美しい形状の石膏華や石膏針など、あらゆる洞窟生成物の特徴が見られます。現在も水の浸透作用によって洞窟は形成され続けており、最終的には地下河川が洞窟を抜けて地上に現れ、グリーン川に合流します。洞窟の外部には、陥没穴、亀裂、割れ目、地下河川や泉といった、典型的なカルスト地形の特徴が揃っており、極めて魅力的な景観を形成しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
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ミグアシャ国立公園

Miguasha National Park
ミグアシャ国立公園
ミグアシャ国立公園は、カナダ東部ケベック州の南東部、ガスペ半島南岸に位置する古生物学的遺跡です。1985年に設立された総面積87万㎡の園内では、「魚の時代」として知られる古生代デボン紀(約4億1,000万年~約3億6,000万年前)の魚類化石を中心に、保存状態がきわめて良好な化石標本が約1万3,000点発見されています。園の中核をなすのは「エスクミナック層」と呼ばれる地層です。この地層は、デボン紀後期にあたる約3億7,000年前に形成され、脊椎動物を中心とする重要な化石群を多数含んでいます。エスキュミナック層は長さ約8km、幅約1kmに及び、地層の露出部が公園の主要部分を構成しています。なかでも重要なものは、肉鰭類(にくきるい)と呼ばれる魚類の化石です。肉鰭類は、四股のようなヒレをもち、陸上脊椎動物の起源とされています。このグループに属するユーステノプテロンは、頭蓋骨の形から両生類の祖先に近いとも考えられており、脊椎動物の進化の過程を解き明かす古生物学上の貴重な標本となっています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (viii)
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ミステイクン・ポイント

Mistaken Point
ミステイクン・ポイント
カナダ東部、ニューファンドランド島アバロン半島の南東部に位置するミステイクン・ポイントは、,岩肌が露出した全長17㎞にも及ぶ細長い海食崖です。この地名は、霧が立ち込めることが多く航行の際にしばしば障害となったことに由来します。ミステイクン・ポイントでは、深海起源の厚さ約2㎞の岩石層が露出しており、約5億8000万年前から5億6000万年前のエディアカラン生物群の化石が発見されています。ここでは世界最古かつ豊富で多様な大型化石群が極めて良好な状態で保存されています。これらの化石は、地球の生命史における重要な分岐点を示す貴重な証拠です。約35億年前に登場した細菌などの微小な生物が約30億年をかけてより複雑で大型の生物へと進化していったことを示す極めて重要な一歩を物語っています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (viii)
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ムンス・クリント

Møns Klint
ムンス・クリント
デンマーク南東部にあるムン島の東端部には、全長約6kmにも渡る白亜の崖「ムンス・クリント」(デンマーク語で「ムン島の崖」)が延びています。ここでは、ヨーロッパ北部における最終氷期(約11万7,000年前〜約1万1,750年前)に氷河の力によって地層が大きく変化した地形を見ることができます。ムンス・クリントの断崖には、約7,000万年前に堆積した白亜紀のチョーク(石灰岩)や、第四紀の堆積物が氷河の巨大な圧力で押し上げられ、氷河の進退によって褶曲や断層運動が繰り返されたことが明瞭に現れています。また、氷河の後退時に削り出された砂や礫が堆積して丘や細長い峰のような形になった地形や、砂礫を多く含む氷塊が溶け出して形成されたケトルホールと呼ばれる窪地など、多様な氷河地形が見られます。断崖には黒いフリントの層が繰り返し沿岸ではバルト海による浸食が現在も進行しており、そのペースは年間約30cmと非常に速い速度で続いています。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (viii)
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メ渓谷自然保護区

Vallée de Mai Nature Reserve
メ渓谷自然保護区
セーシェル諸島のプララン島に位置する『メ渓谷自然保護区』は、原生的なヤシ林が広がる自然保護地域です。このヤシ林で優占するのは、世界最大の種子を持つフタゴヤシです。フタゴヤシは、最初の花を咲かせるまでに約25年もの歳月を要し、そこからさらに長い時間をかけて、直径約50cm・重さ20kgにもなる巨大な実を結びます。このフタゴヤシがメ渓谷の象徴となっており、他に5種類の固有種のヤシも生育しています。また、セーシェルに固有の動物も多く生息しており、セーシェルルリバトやセーシェルヒヨドリ、セーシェルタイヨウチョウなどの鳥類、タイガーカメレオンなどの爬虫類、そして多くの無脊椎動物が生息するなど、豊かな生物多様性を保っています。
地域: アフリカ / 国名: セーシェル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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メッセルの化石採掘地区

Messel Pit Fossil Site
メッセルの化石採掘地区
19世紀からオイルシェール(油母頁岩)の鉱山として操業してきたドイツ中部のヘッセン州メッセルにあるメッセル・ピットでは1876年にワニの化石が発見されて以来、様々な化石が発見されています。これまで発掘された1000種を超える動植物の化石では、全身骨格や羽毛、皮膚、毛、胃の内容物などが非常に良好な状態で保存されており、貴重な研究材料として利用されています。特に保存状態の良質なコウモリの化石における反響定位(エコロケーション)の研究や霊長類、鳥類、昆虫の進化に関する重要な新しい発見などがなされています。鉱山としての採掘は1960年代には終了していますが、地元ヘッセン州やメッセル市とゼンケンベルク自然研究協会等によって組織されたNGOによって共同管理され貴重な遺産の保護保全を行っています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ドイツ連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (viii)
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メテオラの修道院群

Meteora
メテオラの修道院群
メテオラとはギリシア語で「中空に浮く」という意味であり、ギリシア中部にあるメテオラでは、奇岩群が数多くあり、その上に修道院が立っているという、世界でも類を見ない景観が見られます。この奇岩群が形成されたのは今から6,000万年前に誕生したとされ、そこから長い年月をかけて川の水が谷を削り、硬い部分だけが残った結果、このような景観が生まれました。この景観を神の地と思ったのか、古くから人々が住み着いていました。9世紀頃から、現実世界から離れて、決して住みやすいとは言えないこの場所に修道院を築き、祈りを捧げるようになるのです。修道院群があたかも空中に浮いているように見えるから、この地はメテオラと言われました。最盛期には24の修道院があり、7つの修道院が世界遺産に登録されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ギリシャ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)(v)(vii)
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モルヌ・トロワ・ピトン国立公園

Morne Trois Pitons National Park
モルヌ・トロワ・ピトン国立公園
「モルヌ・トロワ・ピトン国立公園」は、熱帯雨林に覆われた火山地帯です。公園には標高 1,342mのトロワ・ピトン山を中心とする5つの火山があり、その周辺には約50の噴気孔や温泉湖があります。中でも、直径62mの温泉湖ポイリング・レイクが有名です。 熱帯雨林や雲霧林など5種類の森林があり、60種以上の植物が繁殖している他、ハチドリやアマツバメ といった175種に及ぶ鳥類や、世界最大のカブトムシのヘラクレスオオツノカブトムシが生息しています。ドミニカ国の固有種で、絶滅危惧種でもあるミカドボウシインコやアカノドボウシインコなど、希少な生物も多く生息しています。ドミニカ国初の世界遺産です。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: ドミニカ国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (viii)(x)
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屋久島

Yakushima
屋久島
屋久島は、九州本土の最南端から約60kmの洋上に位置する、周囲約132㎞、東西約28km、南北約24kmのほぼ円形の島です。東京都の23区ほどの小さな島には、標高1,936mの宮之浦岳をはじめ、標高1,800mを超える山が7座、1,000m以上の山が46座も連なっています。このような山々の存在から、「洋上のアルプス」と呼ばれています。屋久島は、亜熱帯の北限にあたる北緯30度付近に位置しているため、標高が上がるにつれて植生が大きく変化します。海岸部には亜熱帯性植物を含む海岸植生が見られ、山地には温帯雨林、山頂付近には冷温帯性のササ草地や高層湿原が広がるなど、垂直方向の植生分布が見られる点が非常に貴重です。このように、小さな島の中に日本の自然植生が凝縮されており、地球上でも極めて稀な例とされています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (vii)(ix)
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ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス

Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス
『ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス』は、アルプス有数の氷河地帯であり、ヨーロッパの中でも広大な氷河が特徴です。スイス南西部に広がるアルプス山脈北部ベルナー・アルプスにそびえる、ユングフラウ山を中心としたエリアには、標高4,000m級の山々が連なります。ユングフラウ、アイガー、メンヒなどの名峰がそびえるこの一帯には、アレッチュ氷河など手つかずの自然が多く残されています。山並みが織りなす風景は、古来多くの芸術家たちにインスピレーションを与え、数々の文学や美術の題材として取り上げられました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スイス連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
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ヨセミテ国立公園

Yosemite National Park
ヨセミテ国立公園
アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州に位置するヨセミテ国立公園は、氷河期に形成されたダイナミックな地形が特徴の自然公園です。シエラネバダ山脈の中心部にあるこの地域では、約70万年前から1万年前にかけて氷河の活動が活発で、独特な地形が形づくられました。19世紀後半、カリフォルニアがゴールドラッシュに沸く中、人々の関心がヨセミテにも向けられるようになりました。アメリカ先住民を追跡していた騎兵隊が偶然この地にたどり着いたことが、公園の「発見」のきっかけとされています。その後、観光開発が進められる一方で、自然保護活動も活発化しました。とりわけ大きな役割を果たしたのが、自然保護活動家のジョン・ミューアです。彼は、ヨセミテの地形は氷河活動による産物であるという説をいち早く発表し、その保護を訴え続けました。その結果、1890年にイエローストーンに次ぐアメリカで2番目の国立公園として、ヨセミテ国立公園が誕生しました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(viii)
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リオ・アビセオ国立公園

Río Abiseo National Park
リオ・アビセオ国立公園
リオ・アビセオ国立公園は、ペルー北中部の熱帯アンデス山脈東斜面に位置し、文化と自然の両方の価値が認められた複合遺産です。公園内には、多数の固有種が生息しており、動物相と植物相の驚くべき多様性が見られ、かつて絶滅したと考えられていたヘンディーウーリーモンキーは、この地域にのみ生息しています。また、この森林地域は更新世の避難場所の一部と考えられており、過去の氷河期に動植物が生存し、進化を遂げた場所であると考えられています。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (iii)(vii)(ix)(x)
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リオ・プラタノ生物圏保存地域

Río Plátano Biosphere Reserve
リオ・プラタノ生物圏保存地域
リオ・プラタノ生物圏保存地域はホンジュラス北東部のプラタノ川流域に広がる密林地帯です。中央アメリカに残る数少ない熱帯雨林の一つで、原生熱帯林のみならず山岳地帯や海岸など変化に富んだ自然景観がみられます。ここではコンゴウインコやジャガー、オオアリクイのほか、河口付近にはアメリカマナティなどレッドリストに登録されている動物も生息しています。また一帯は1980年にMBA計画の生物圏保存地域に指定されました。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: ホンジュラス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ルート砂漠

Lut Desert
ルート砂漠
ルート砂漠は、イラン南東部に広がる乾燥地帯です。周囲を山々に囲まれた内陸盆地に位置しており、降水量が少なく乾燥しています。また、太古の昔の火山活動で形成された地表の黒い溶岩質の岩が、亜熱帯の太陽熱を吸収することで、極めて高温になります。夏の気温は70℃以上にもなり、「世界で一番暑い場所」と言われています。全体の広さはイランの総面積のおよそ1%を占めるという広大な不毛の地で、世界遺産には2万2,780㎢が登録されています。
地域: 西・南アジア / 国名: イラン・イスラム共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ルウェンゾリ山地国立公園

Rwenzori Mountains National Park
ルウェンゾリ山地国立公園
ウガンダ共和国の西部、コンゴ共和国との国境地帯にあり、コンゴのヴィルンガ山地とつながっています。ルウェンゾリとは「雪をいただく山々」という意味で、アフリカ大陸第3の高峰マルゲリータ峰を擁し、赤道直下にありながら万年雪と氷河が見られる山岳地帯です。ここから流れ出る雪解け水は北へ流れ、大河ナイル川となります。氷河、滝、湖が点在し、数多くの絶滅危惧種が生息するほか、珍しい植物の自生地となっています。
地域: アフリカ / 国名: ウガンダ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(x)
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レッドウッド国立・州立公園群

Redwood National and State Parks
レッドウッド国立・州立公園群
カリフォルニア州北西部、太平洋岸に位置する『レッドウッド国立・州立公園群』はスギ科の常緑樹セコイアの巨木が生い茂る公園群です。セコイアは樹皮が赤みを帯びていることから「レッドウッド」とも呼ばれています。平均樹齢は500年から700年に及び、成木は高さ100m近くまで成長します。セコイアの森は約1億6,000万年前から存在し、かつては世界中の湿潤温帯地域で見られましたが、現在では北米西海岸にのみ自生しています。レッドウッドの巨木は、耐久性に優れながら加工もしやすい良質な木材として重宝され、19世紀半ばには大量に伐採されました。特にゴールドラッシュ期には、移住者の住居建設に膨大な木材が必要とされたため、森の面積は大幅に減少し、現在ではかつての20分の1ほどにまで縮小しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1980年 / 登録基準: (vii)(ix)
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レナ石柱自然公園

Lena Pillars Nature Park
レナ石柱自然公園
ロシアの極東にあるサハ共和国は、東シベリアの広大な面積を占めます。サハ共和国の中央を流れるレナ川の河岸には、壮大な石柱群を見ることができます。高さが100m、より高いものだと200mを超える石柱が連続して40㎞以上も続き、遠くからは、川に垂直に突き刺さっている一枚岩の壁のようにも見えます。これらの石柱群は、年間100℃に達する寒暖差(冬季は-60℃、夏季は+40℃)という、サハの大陸性気候によって形成されました。岩の表面から染み込んだ水が凍結すると、後に凍結融解作用が起きて岩に亀裂が生じます。この繰り返しにより柱間の溝が広がったことで、独特の景観となりました。また、この場所には、カンブリア紀に遡る化石が多数存在し、化石の産地としての重要性も高いことが特徴です。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (viii)
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レビジャヒヘド群島

Archipiélago de Revillagigedo
レビジャヒヘド群島
レビジャヒヘド群島は太平洋東部に位置する、サン・ベネディクト島、ソコロ島、ロカ・パルティダ島、クラリオン島の4つの島とその周辺の海域から構成されます。これらの島々は火山由来の島々で、海の真ん中に突如として現れる島や岩の露頭が特徴的な景観を作りだしています。周辺海域にはサメやエイなどの大型外洋魚が生息しており、多くのレジャーダイバーを惹きつけています。こうしたダイバーと海の生物によって生み出される壮大な光景もレビジャヒヘド群島の独自の景観となっています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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レユニオン島:峻峰と圏谷、その外縁

Pitons, cirques and remparts of Reunion Island
レユニオン島:峻峰と圏谷、その外縁
インド洋の南西端に位置するフランス領のレユニオン島は2つの隣接する火山から形成されています。休火山であるピトン・デ・ネージュと活動を続けるピトン・ドゥ・フルネーズの2つの火山を中心とし、世界遺産には島の40%にあたる1058㎢が登録されています。レユニオン島はこれらの火山と圏谷(氷河の浸食によって山に形成された半円形の窪地)、またランパール(城壁)と呼ばれる岩壁の景観が広がっています。ランパールは地質年代や特徴が異なる岩壁で、直線的な形状のものから曲線を描くものまであり、これらの形状はランパール形成の起源によって異なります。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (vii)(x)
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レンソイス・マラニャンセス国立公園

Lençóis Maranhenses National Park
レンソイス・マラニャンセス国立公園
レンソイス・マラニャンセス国立公園は、ブラジル北東部のマラニャン州に位置し、約156,000ヘクタールの広大な面積を誇ります。この地域は、白い砂丘と淡水のラグーンが点在する独特の景観で知られ、雨季には砂丘の間に水が溜まり、色とりどりのラグーンが現れ、乾季にはこれらの水域が蒸発し、再び砂丘が姿を現します。この自然のサイクルが織りなす景観は、世界的にも類を見ない美しさを誇ります。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (vii)(viii)
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