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世界遺産一覧

("氷河"関連)

ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然

Vatnajökull National Park - Dynamic Nature of Fire and Ice
ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然
この火山地域は、1万4,000㎢を超える広大な面積を誇り、アイスランドの国土のおよそ14%を占めています。園の名称の由来となっている、7,800㎢のヴァトナヨークトル氷帽や、10の火山が存在します。そのうち2つは国内でも特に活発な活火山で、残りの8つは氷河の下にあります。火山やヴァトナヨークトル氷帽の下に広がる地溝との相互作用はさまざまな形で表れますが、最も壮観なのはヨークルフロイプ(氷河湖決壊洪水)と呼ばれる現象です。これは、噴火の際に氷河の縁が決壊して突然発生する洪水のことです。こうした現象が繰り返し起こることで、独特な砂地平原や河川、渓谷が形成されました。また、この火山地域には氷河期を生き延びた地下水生生物の固有種が生息しており、単細胞生物が繁栄しています。これらの湖は、初期の地球や、木星や土星の氷の衛星の環境を再現している可能性があるとされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイスランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (viii)
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ウアスカラン国立公園

Huascarán National Park
ウアスカラン国立公園
ウアスカラン国立公園はペルーのアンデス中央部、世界最高峰の熱帯山脈コルディジェラ・ブランカ山群のほぼ全域に広がっています。​この公園は、標高約2,500mから6,000m以上に及ぶ多様な標高帯を有し、27の6,000m級の雪山を含む壮大な景観が広がっています。​特に、標高6,768mのウアスカラン山はペルー最高峰であり、同国の象徴的な存在です。他にもトルコブルーの美しいヤンガヌコ湖などがあります。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ヴィルンガ国立公園

Virunga National Park
ヴィルンガ国立公園
ヴィルンガ国立公園は、1925年にマウンテンゴリラの保護を目的として設立された、コンゴ民主共和国初の国立公園です。この国立公園は、アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)にあるアルバーティーン地溝帯の中心に位置しています。アフリカでも屈指の活火山であるニアムラギラ火山と、富士山に近い標高3,470mのニイラゴンゴ火山があり、この二つの活火山でアフリカの歴史的な大噴火の5分の2が発生していることから、地質学的にも非常に重要な場所として世界遺産に登録されました。また、隣国ウガンダの世界遺産『ルウェンゾリ山地国立公園』にも隣接しており、山地林だけでなく、サバンナや氷河も広がっています。
地域: アフリカ / 国名: コンゴ民主共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
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ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園

Waterton Glacier International Peace Park
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園は、1932年にカナダのアルバータ州にあるウォータートン湖国立公園と、アメリカのモンタナ州にあるグレーシャー国立公園が統合されて誕生した、世界初の国際平和公園です。国境をまたぐ雄大なロッキー山脈には、ツンドラ地帯、亜高山帯森林、山地林、草原などの手つかずの自然が広がっています。この地域には、標高3,000m級の山々や多数の氷河湖、渓流が存在しており、多様な動植物の生育地として極めて重要な自然の宝庫となっています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国, カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (vii)(ix)
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オリンピック国立公園

Olympic National Park
オリンピック国立公園
アメリカ合衆国ワシントン州シアトル市の西方に突き出たオリンピック半島には、手つかずの自然が広がっており、多様な景観と生態系を観察することができます。半島は、太平洋の海岸線、オリンピック山脈、温帯雨林の3つの基本領域に大別されます。全長100kmに及ぶ太平洋の海岸線は、アメリカ本土において最も長い自然のまま残された海岸線であり、軟体動物、ウニ、ヒトデなどの宝庫です。オリンピック山脈は、標高約2,400mのオリンポス山を最高峰とする山岳地帯であり、ブルー氷河をはじめとする60以上の氷河が存在します。山脈と太平洋沿岸の間に位置する半島西部は、アメリカ本土で最も降水量が多い地域であり、北半球では珍しい温帯雨林地帯が広がっています。このように、半島には海岸線から温帯雨林、氷河に覆われた山岳地帯まで多様かつ複雑な生態系が形成されており、生物多様性に富むとともに固有種の割合も高いです。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(ix)
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カナディアン・ロッキー山脈国立公園群

Canadian Rocky Mountain Parks
カナディアン・ロッキー山脈国立公園群
ロッキー山脈は、約6,000万年前に造山活動によって地上に姿を現したとされています。4,500kmにも連なる山々の内、カナダ側の2,200kmの連峰がカナディアン・ロッキーと呼ばれています。世界遺産に登録されているのは4つの国立公園と3つの州立公園です。中でも、表玄関となるのが「バンフ国立公園」です。大陸横断鉄道が通ることから地元民から「この美しい景観を輸送できないなら、観光客を輸入しよう」と言われるほど、カナダが誇る世界有数の景勝地となっています。また、バンフ国立公園内にあるルイーズ湖も有名で、「カナディアン・ロッキーの宝石」と称えられています。1882年に先住民以外の人に初めて発見され、当初は「エメラルド湖」という名だったのですが、ルイーズ王女の名にちなみ「ルイーズ湖」となりました。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(viii)
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カムチャツカ火山群

Volcanoes of Kamchatka
カムチャツカ火山群
ロシアのユーラシア大陸北東部、カムチャッカ半島にある6つの火山が世界遺産登録されています。カムチャッカ半島には300以上の活火山があり、比較的規模の小さな爆発を繰り返す「ストロンボリ式」、粘り気の少ないマグマが連続的に流れ出す「ハワイ式」など様々なタイプの活火山があることから「火山の博物館」とも呼ばれています。カムチャッカ半島の3,000mを超える山は、活火山であっても氷河や氷帽が見られ、複雑で険峻な地形を作り出しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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カンチェンジュンガ国立公園

Khangchendzonga National Park
カンチェンジュンガ国立公園
インド北部シッキム州のヒマラヤ山脈に位置する『カンチェンジュンガ国立公園』は、標高8,586mの世界第3位の高峰カンチェンジュンガを中心とする国立公園です。標高差は最大でおよそ7.3km(標高1,220m〜8,586m)もあり、ヒマラヤ山脈の中でも非常に急峻な地形が特徴です。この高度差によって気候や降水量の違いが生じ、亜熱帯から高山地帯まで多彩な生態系を有しています。園内には非常に多様な動植物が生息しており、固有種や希少種の多さも評価されています。また、多数の湖や氷河が点在しており、その中には全長26kmのゼム氷河も含まれます。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (iii)(vi)(vii)(x)
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キリマンジャロ国立公園

Kilimanjaro National Park
キリマンジャロ国立公園
アフリカ大陸で一番高い山、それがキリマンジャロです。標高は5,895mもあります。山名のキリマンジャロは、スワヒリ語で「山」を意味する「キリマ」と、チャガ語で「白さ」という意味の「ンジャロ」が組み合わさったものとされています。タンザニア北東部、赤道直下にあるこの山は、サバンナの草原に囲まれながらも、雪をかぶった山がそびえる対照的な姿が幻想的です。周囲にはサル、ヒョウ、ライオン、ゾウなど多くの動物が暮らしており、中には絶滅の危機にある貴重な種類も生息します。標高3,000mを超えるあたりから、ヒースと呼ばれる灌木地帯や草原が広がり、色とりどりの野生の草花が見られます。さらに4,000mを越えると、昼間は気温が40度近くまで上がる一方で、夜は氷点下にまで冷え込む過酷な環境となり、生き物の姿はぐっと少なくなります。それでも、厳しい自然に適応して生きる植物や動物がわずかに息づいています。
地域: アフリカ / 国名: タンザニア連合共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (vii)
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ケニア山国立公園と自然林

Mount Kenya National Park/Natural Forest
ケニア山国立公園と自然林
標高が5,199mあるケニア山は、首都ナイロビの北方にある火山です。アフリカ大陸でキリマンジャロに次ぐ高さで、赤道直下に位置しますが、山頂付近は万年雪や氷河に覆われています。国立公園に指定されているのはこのケニア山の標高3,350m以上のエリアで、そこにはキク科のジャイアントセネシオなどが見られます。これは高山植物としては非常に珍しい、背丈が5mほどもあるアフリカ固有の植物です。この世界遺産「ケニア山国立公園と自然林」は、2013年には、ケニア山の麓に位置するレワ野生生物保全地域なども追加で登録されました。そこには、絶滅危惧種のグレビーシマウマやクロサイなども生息しています。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (vii)(ix)
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サーメ人地域

Laponian Area
サーメ人地域
スウェーデン北部、北極圏のラップランドは、高い山々、原生林、広大な沼地、美しい湖や川が織りなす壮大な自然景観を有しています。この地域のうち、スウェーデン最北端に位置する4つの国立公園(パディエランタ、サーレク、ストーラ・シェーファレット、ムッドゥス)と2つの国立自然保護区(シャウンニャ、ストゥッバ)、スリチェルマ氷河地帯、チューオルタ渓谷、ラパダーレ・デルタを含む約9,400km2の地域は、氷河によって形成された自然環境と、そこに暮らすサーメ(ラップ)人の文化が息づく地域として、複合遺産に登録されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スウェーデン王国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iii)(v)(vii)(viii)(ix)
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サガルマータ国立公園

Sagarmatha National Park
サガルマータ国立公園
標高8,848mの世界最高峰サガルマータ(チベット語:チョモランマ、英語:エヴェレスト)を中心とした国立公園で、登録範囲の1,244㎢には壮大な山々や氷河、深い渓谷が広がっており、ユキヒョウやジャコウジカ、レッサーパンダといった希少動物も生息している。また、公園内の標高3,500~5,000m付近には2,500人を超えるシェルパ族の共通地域となっています。500年以上にもわたってこの地域に居住している彼らは、動物の狩猟や屠殺の禁止、あらゆる生き物への畏敬の念といった文化や慣習を受け継いでおり、国立公園の保全にも大きく貢献しています。
地域: 西・南アジア / 国名: ネパール / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)
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シミエン国立公園

Simien National Park
シミエン国立公園
標高4,620mのエチオピア最高峰、ラスダシャン山がそびえる山岳地帯の公園であり、世界で最初に登録された世界遺産のひとつです。氷河によって形成された渓谷や岩山が広がり、「アフリカの天井」といわれるシミエン山地は一日の寒暖差が激しいため限られた動植物しか生息できません。かつてアフリカ大陸がヨーロッパ大陸と地続きだったことの証明となるワリアアイベックスや、キリストの使いと珍重されるゲラダヒヒなどが観察できます。
地域: アフリカ / 国名: エチオピア連邦民主共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(x)
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スルツェイ火山島

Surtsey
スルツェイ火山島
アイスランド南岸から約32km沖合に位置するスルツェイ島は、1963年から1967年にかけての火山噴火によって形成された新しい島です。誕生以来、法的に保護されており、人間の立ち入りが制限されています。そのため、動植物が新しい土地へどのように定着していくのかを観察するための長期的な研究の場となっています。現在、海岸の浸食が進行しており、すでに島の面積は半減しています。今後さらに3分の2が浸食され、最終的には最も安定した中心部のみが残ると予想されています。自然の力によって生み出されたこの島は、同じく自然の力によって姿を変え続けています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイスランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ix)
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テ・ワヒポウナム

Te Wahipounamu – South West New Zealand
テ・ワヒポウナム
ニュージーランド南島の南西部の2万6,000㎢(ニュージーランドの陸地面積の10%)に広がり、フィヨルドランド、マウント・アスパイアリング、マウント・クック、ウエストランドの4つの国立公園をはじめ、2つの自然保護区、3つの科学保護区、13の景観保護区、4つの野生生物管理保護区などが含まれています。ニュージーランド最高峰(アオラキ/マウント・クック(標高3,724m))、最長の氷河(ハウパパ/タスマン氷河(長さ27km))をはじめとした様々な景観美を堪能することができます。
地域: オセアニア / 国名: ニュージーランド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ドロミテ山塊

The Dolomites
ドロミテ山塊
標高3,000m以上の山が18峰ある広大な山岳地帯。切り立った岩壁、密集した狭く深く長い谷間は、激しい地殻変動により隆起や浸食を繰り返し、たび重なる地すべりや洪水、雪崩などによってつくりだされた地球の歴史を見ることができます。これらの大地は氷河地形やカルスト地形等、地形学の面でも世界的に重要とされています。一方、単なる無機質な岩肌とは対照的に、モミやカラマツ等の木々や、豊かな牧草地も広がり、そのコントラストはここにしかない「ドロミーティの風景」として、様々な絵画や写真等を通して人々の記憶に刻まれてきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド

West Norwegian Fjords – Geirangerfjord and Nærøyfjord
ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
ノルウェーの南西部の海岸線、南北約500kmにわたって雄大なフィヨルド地域が広がっています。ノーベル文学賞を受章したノルウェーを代表する文学者、ビョルンスティエルネ・ビョルンソンは、「ガイランゲルに牧師はいらない。フィヨルドが神の言葉を語るから」という言葉で、この地域のフィヨルドの美しさと荘厳さを表現しています。また、フィヨルドという言葉は、ノルウェー語の「氷河に深く削られ狭く急が掛けが海中まで続く谷」を語源としており、氷河による造形美の代表例であることを表しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ノルウェー王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス

Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス
『ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス』は、アルプス有数の氷河地帯であり、ヨーロッパの中でも広大な氷河が特徴です。スイス南西部に広がるアルプス山脈北部ベルナー・アルプスにそびえる、ユングフラウ山を中心としたエリアには、標高4,000m級の山々が連なります。ユングフラウ、アイガー、メンヒなどの名峰がそびえるこの一帯には、アレッチュ氷河など手つかずの自然が多く残されています。山並みが織りなす風景は、古来多くの芸術家たちにインスピレーションを与え、数々の文学や美術の題材として取り上げられました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スイス連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
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ヨセミテ国立公園

Yosemite National Park
ヨセミテ国立公園
アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州に位置するヨセミテ国立公園は、氷河期に形成されたダイナミックな地形が特徴の自然公園です。シエラネバダ山脈の中心部にあるこの地域では、約70万年前から1万年前にかけて氷河の活動が活発で、独特な地形が形づくられました。19世紀後半、カリフォルニアがゴールドラッシュに沸く中、人々の関心がヨセミテにも向けられるようになりました。アメリカ先住民を追跡していた騎兵隊が偶然この地にたどり着いたことが、公園の「発見」のきっかけとされています。その後、観光開発が進められる一方で、自然保護活動も活発化しました。とりわけ大きな役割を果たしたのが、自然保護活動家のジョン・ミューアです。彼は、ヨセミテの地形は氷河活動による産物であるという説をいち早く発表し、その保護を訴え続けました。その結果、1890年にイエローストーンに次ぐアメリカで2番目の国立公園として、ヨセミテ国立公園が誕生しました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ルウェンゾリ山地国立公園

Rwenzori Mountains National Park
ルウェンゾリ山地国立公園
ウガンダ共和国の西部、コンゴ共和国との国境地帯にあり、コンゴのヴィルンガ山地とつながっています。ルウェンゾリとは「雪をいただく山々」という意味で、アフリカ大陸第3の高峰マルゲリータ峰を擁し、赤道直下にありながら万年雪と氷河が見られる山岳地帯です。ここから流れ出る雪解け水は北へ流れ、大河ナイル川となります。氷河、滝、湖が点在し、数多くの絶滅危惧種が生息するほか、珍しい植物の自生地となっています。
地域: アフリカ / 国名: ウガンダ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(x)
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ロス・グラシアレス国立公園

Los Glaciares National Park
ロス・グラシアレス国立公園
ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチン・パタゴニア地方のサンタクルス州に位置し、面積は約60万ヘクタールに及びます。南パタゴニア氷原から流れ出す47の大氷河が特徴で、最も大きいのがウブサラ氷河、最も動きが活発なのがペリト・モレノ氷河です。これらの氷河は、氷河作用によって形成された湖(アルヘンティーノ湖やビエドマ湖など)に氷山を放出し、訪れる人々に壮大な自然の景観を提供しています。そのほか氷河の侵食作用によって生まれたモレーン(氷堆石)などの地形も広がっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(viii)
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