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シャーク湾
Shark Bay, Western Australia
ジュジ国立鳥類保護区
Djoudj National Bird Sanctuary
隣国モーリタニアとの国境付近、セネガル川のデルタ(三角州)に位置する『ジュジ国立鳥類保護区』には、160㎢の湿地帯が広がっています。一帯には小川や湖、浅瀬が点在し、サハラ砂漠を越えてきた渡り鳥たちの貴重な中継地となっています。ここには、モモイロペリカンやアフリカヘラサギ、フラミンゴなど365種、150万羽以上の鳥類が生息し、その多くが繁殖のために訪れます。さらに鳥たちだけでなく、ワニやマナティーといった動物たちにとっても大切な生息地となっています。この地では、豊かな自然環境を保つために人の手による巣箱の設置、水利管理といった保護活動が行われ、渡り鳥の個体数増加のための取り組みがなされています。
白神山地
Shirakami-Sanchi
知床
Shiretoko
スリランカ中央高地
Central Highlands of Sri Lanka
『スリランカ中央高地』は、スリランカ中央部に位置する山岳森林帯です。ホートン・プレインズ国立公園、ピーク・ウィルダネス保護区、ナックルズ森林保護区の3つで構成されています。一帯には多くの固有種が生息しており、記録された408種の脊椎動物のうち、ホートン・プレインズ国立公園では両生類の91%、爬虫類の89%が固有種です。また、ピーク・ウィルダネス保護区では在来淡水魚が83%、両生類は81%、ナックルズ森林保護区では両生類の64%、爬虫類の51%と、いずれのエリアでも固有率が非常に高いことがわかります。さらに、ニシカオムラサキラングール、ホートンプレインズホソロリス、スリランカヒョウなど、絶滅危惧種を含んでいる点でも重要です。
スルツェイ火山島
Surtsey
セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園
Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks
セレンゲティ国立公園
Serengeti National Park
大地溝帯にあるケニアの湖沼群
Kenya Lake System in the Great Rift Valley
ケニア西部、大地溝帯にあるボゴリア湖、ナクル湖、エレメンタイタ湖の湖沼群は、比較的浅いアルカリ塩湖が地下でつながって広がっています。世界遺産にはこれら3つの湖を中心とする国立公園がそれぞれ登録されています。ボゴリア湖国立保護区のボゴリア湖は、最大14mの水深をもち、豊富に生育している藻類がフラミンゴのエサとなっています。湖の周辺は地熱活動が活発で、アフリカで最も多くの間欠泉が集中する地域のひとつとなっているほか、アカシアやイチジクなどが優占する有刺灌木が広がっています。ナクル湖国立公園内のナクル湖は、水深3m以下の浅いアルカリ湖で、周囲には森林や草地が広がっています。エレメンタイタ湖は3つの湖の中で最も小さく、ナクル湖同様に水深の浅いアルカリ性の塩湖です。保護区にはロスチャイルドキリンが150頭ほど生息しています。
タスマニア原生地帯
Tasmanian Wilderness
チトワン国立公園
Chitwan National Park
中央アマゾン自然保護区群
Central Amazon Conservation Complex
中央アマゾン自然保護区群は、アマゾン盆地最大の保護区であり、面積は約6万㎢に及びます。ジャウー川全流域を保護する目的で2000年に自然遺産に登録されたジャウー国立公園が、2003年に登録拡大されたものです。これらの地域は、アマゾンの豊かな自然環境を保護するために重要な場所となっています。この地域は、「バルゼア(浸水林)」や「イガポー(泥炭湿地林)」の他にモザイク状に広がった無数の湖沼があり、独特の生態系が形成されています。アマゾンマナティー、オオアラパイマ、カワイルカなど約320種の魚類と約120種の哺乳類、15種の爬虫類が生息しています。また、電気魚と呼ばれる魚類の世界最大の生息地であり、その数は7科64種にも上ります。これは適応放散の結果、複数の種に分化したものです。
ティカル国立公園
Tikal National Park
グアテマラの北部の密林にあるティカル国立公園には、ユカタン半島で興ったマヤ文明の最大級の都市遺跡が残っています。1696年にスペイン人によって発見されたこの都市は、当時ローマ帝国の遺跡と間違えられた程。また、マヤ文字が解読されていなかったので詳しいことはわかりませんでした。ところが19世紀半ばのアメリカの外交官、ジョン・ロイド・ステファンズの徹底的な調査の結果、これらはローマ帝国の遺跡ではなく、先住民の祖先が築いたものだということがわかり始めました。さらに1950年代後半にマヤ文字の解読が進むと、強大な権力をもつ王のもと、周辺国家と戦争や政略結婚を繰り返し、交易で繁栄した都市国家であったということが判明しました。少なくとも33人の王がいたとされ、王の遺体なども発見されています。
テ・ワヒポウナム
Te Wahipounamu – South West New Zealand
トゥルカナ湖国立公園群
Lake Turkana National Parks
パパハナウモクアケア
Papahānaumokuākea
パパハナウモクアケアは、ハワイ諸島の北西250〜1931kmの広範囲に連なる小島と環礁からなる、広大かつ孤立した島嶼群に付けられた名称です。総面積は約362,075?におよび、世界最大級の海洋保護区の一つとされています。この地域は、比較的静止したホットスポットと安定したプレート運動の結果として形成された海山列を示す好例であり、ハワイ・エンペラー海山列の大部分を占めています。世界最長かつ最古の火山列の大半を構成するパパハナウモクアケアは、プレートテクトニクス理論およびホットスポットに関する理解を形成する上で、極めて重要な役割を果たしてきました。地質学的にはハワイ火山国立公園と密接に関連しており、ホットスポット火山活動の重要な証拠を共有しています。
パンタナル自然保護区
Pantanal Conservation Area
東レンネル
East Rennell
ビャウォヴィエジャ森林保護区
Białowieża Forest
ヒルカニアの森林群
Hyrcanian Forests
ヒルカニアの森林群は,アゼルバイジャン南東部からイラン北東部までのカスピ海南岸1000?に弧状に広がる,希少な樹木が育成する大山塊である。イラン国内の3つの州(ギーラーン州,マーザンダラーン州,ゴレスターン州)とアゼルバイジャン国内の2つの地区(レンコラン県,アスタラ県)にまたがる17の構成資産から成る連続したサイトである。この広大な森林群の歴史は2500〜5000万年前の第三紀にまでさかのぼる。当時,広葉樹林や混合林は北半球の温帯地域の大部分を覆っていたが,第四紀の氷期に入ると森林地域は後退し,北アメリカや西ユーラシア,東アジアの一部を除いて多くの種が絶滅した。ヒルカニアの森林は後退することなく生き残り,温暖な間氷期には,ヒルカニアの森林からヨーロッパを中心に多くの植物の種が分散した。
ヒルカニアの森林群は、アゼルバイジャン南東部からイラン北東部までのカスピ海南岸約1000kmにわたって弧状に広がる、希少な樹木が育成する大山塊です。イラン国内の3つの州(ギーラーン州、マーザンダラーン州、ゴレスターン州)とアゼルバイジャン国内の2つの地区(レンコラン県、アスタラ県)にまたがる17の構成資産から成る連続したサイトで構成されています。この広大な森林群の歴史は、2,500万〜5,000万年前の第三紀にまでさかのぼります。当時、広葉樹林や混合林は北半球の温帯地域の大部分を覆っていましたが、第四紀の氷期に入ると森林地域は後退し、北アメリカや西ユーラシア、東アジアの一部を除いて多くの種が絶滅しました。ヒルカニアの森林は後退することなく生き残り、温暖な間氷期には、ヒルカニアの森林からヨーロッパを中心に多くの植物の種が分散したと考えられています。
プリトヴィツェ湖群国立公園
Plitvice Lakes National Park
プリトヴィツェ湖群国立公園は、約300㎢の広さを誇るクロアチア最大の国立公園です。一帯は石灰岩地帯(カルスト地形)に位置し、主に中生代の石灰岩や苦灰岩(ドロマイト)で形成されています。プリトヴィツェ川の水は炭酸カルシウムが高濃度で含まれており(過飽和状態)、植物やコケ類、藻類などの光合成の作用が関わって炭酸カルシウムが沈殿することで、トゥファ(石灰華)といわれる石灰質の堆積物がつくられました。トゥファはまるで天然のダムのように河川をせき止め、大小16の湖が形成されました。これらの湖を計92の滝がつないでいます。湖底まで見ることのできる水の透明度の高さは、流域周辺を覆う森林の働きによるものです。幻想的なエメラルドグリーンの湖は、訪れる観光客を魅了します。
ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区
Belize Barrier Reef Reserve System
ヘンダーソン島
Henderson Island
マチュ・ピチュ
Historic Sanctuary of Machu Picchu
マデイラ島の照葉樹林
Laurisilva of Madeira
マンモス・ケーブ国立公園
Mammoth Cave National Park
アメリカ合衆国ケンタッキー州西部のカルスト台地の地下60〜100mの深さには、調査が行われただけでも総延長約500kmに及ぶ、世界最大かつ最長の洞窟群が広がっています。この洞窟群は、石灰質の柔らかい地層に水が長い時間をかけて浸透し、約1億年をかけて形成されたものです。内部には、巨大な空間や、石筍と鍾乳石によって形作られた長い通路、美しい形状の石膏華や石膏針など、あらゆる洞窟生成物の特徴が見られます。現在も水の浸透作用によって洞窟は形成され続けており、最終的には地下河川が洞窟を抜けて地上に現れ、グリーン川に合流します。洞窟の外部には、陥没穴、亀裂、割れ目、地下河川や泉といった、典型的なカルスト地形の特徴が揃っており、極めて魅力的な景観を形成しています。
メ渓谷自然保護区
Vallée de Mai Nature Reserve
セーシェル諸島のプララン島に位置する『メ渓谷自然保護区』は、原生的なヤシ林が広がる自然保護地域です。このヤシ林で優占するのは、世界最大の種子を持つフタゴヤシです。フタゴヤシは、最初の花を咲かせるまでに約25年もの歳月を要し、そこからさらに長い時間をかけて、直径約50cm・重さ20kgにもなる巨大な実を結びます。このフタゴヤシがメ渓谷の象徴となっており、他に5種類の固有種のヤシも生育しています。また、セーシェルに固有の動物も多く生息しており、セーシェルルリバトやセーシェルヒヨドリ、セーシェルタイヨウチョウなどの鳥類、タイガーカメレオンなどの爬虫類、そして多くの無脊椎動物が生息するなど、豊かな生物多様性を保っています。
ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス
Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
ルウェンゾリ山地国立公園
Rwenzori Mountains National Park
ロック・アイランドの南部ラグーン
Rock Islands Southern Lagoon