World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(iii)(viii))

チャビンの考古遺跡

Chavin (Archaeological Site)
チャビンの考古遺跡
チャビンの考古遺跡は紀元前1500年頃から紀元前300年頃にかけて発展した古代アンデス文明、チャビン文化の中心地です。ペルーのアンデス山脈の谷間に位置するこの場所は、南米の広範な地域に影響を与えた宗教的な中心地でした。高度な石積み技術で築かれた神殿複合体は、この文化の技術力と組織力を物語っており、後のインカ帝国にも影響を与えたとされるアンデス文明の精神的・文化的基盤を築きました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right

チャムパーサックの文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺跡群

Vat Phou and Associated Ancient Settlements within the Champasak Cultural Landscape
チャムパーサックの文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺跡群
チャムパーサックの文化的景観は、山頂から川岸へと続く軸線を用いて、自然と人間との関係についてのヒンドゥー教のビジョンを表現するために形作られました。この軸線に沿って、寺院、神社、水道施設が幾何学的なパターンで配置され、約10㎞にわたって広がっています。この景観は1,000年以上の歴史を持ち、精神的な意義が大きな周囲の自然と融合させた傑出した例で、強い宗教的信念と献身を表現しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: ラオス人民民主共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (iii)(iv)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

チャン・アンの景観関連遺産群

Trang An Landscape Complex
チャン・アンの景観関連遺産群
ベトナム北部、紅河デルタ地帯の南端に位置するチャン・アンには、石灰岩の岩や鍾乳洞からなる熱帯カルスト地形が広がっています。降水量年平均2,000mm超の湿潤な環境で、塔状の岩峰(タワーカルスト)、円錐状の丘陵や岩山(円錐カルスト)が形成され、円錐カルスト間には多角形の窪地(コックピット)が見られます。岩山の下には洞窟があり水が流れ込んでいて、高所の洞窟群からは、人類が3万年以上の年月をかけて気候や環境の変化に適応し、居住してきたことが分かっています。10~11世紀のベトナムの古都ホア・ルーも含まれ、寺院や小集落、水田地帯なども登録されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: ベトナム社会主義共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (v)(vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

チャンチャンの考古地区

Chan Chan Archaeological Zone
チャンチャンの考古地区
ペルー北部海岸、トルヒーヨ郊外に位置するチャンチャンの考古地区は、チムー王国の首都でした。この都市は、古代アンデス文明において最大規模の日干しレンガで造られた計画都市であり、その広大な敷地には住居、神殿、広場、そして要塞などの建造物が残されています。これらの建物は、当時の社会構造や宗教観を反映しており、高度な都市計画技術を物語っています。15世紀に最盛期を迎え、その直後インカ帝国に滅ぼされました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (i)(iii)
詳細ページを見る Arrow-right

昌徳宮

Changdeokgung Palace Complex
昌徳宮
昌徳宮(チャンドックン)は、景福宮の離宮として、朝鮮王朝第3代太宗によって1405年に建設されました。自然の地形を活かして設計されたこの宮殿は、伝統的な風水思想と儒教の理念を体現した希少な建築例とされています。場所は朝鮮半島の北部・白岳山の麓に位置し、敷地全体が地形と調和するように配置されました。王の居住区、政務区、儀式空間などは儒教的な原則「前朝後寢」に基づいて設計されており、空間構成そのものが儒教の思想を表しています。このようなことから、昌徳宮は単なる王宮ではなく、朝鮮王朝の精神的な世界観を象徴する場所として評価されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

チャンパネール ‐ パーヴァガドゥ遺跡公園

Champaner-Pavagadh Archaeological Park
チャンパネール ‐ パーヴァガドゥ遺跡公園
インド西部グジャラート州にある標高800mのパーヴァガドゥの丘とその麓のチャンパネールには、先史時代の人の居住跡があり、その後のヒンドゥー教王国やイスラム王朝までの遺跡が残されています。13世紀にここを支配したラージプート族のキチ・チャウハーン朝が丘の上に要塞を築き、15世紀にはグジャラート・スルタン朝が麓の集落を再建し新都を建築しました。ここは16世紀にムガル帝国に滅ぼされ放棄されるまでグジャラートの首都として機能し、ムガル帝国以前の姿を残す貴重な都市遺跡です。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

中国南部のカルスト地帯

South China Karst
中国南部のカルスト地帯
中国南部には世界最大級のカルスト地帯が広がります。カルストとは石灰岩地域で雨水や地下水などの溶食でできた特殊な地形で、ここは約2億5,000万年前(中生代三畳紀)から形成され、今も浸食によって変化し続けています。世界遺産に登録されているのは、雲南省石林、貴州省茘波、重慶市武隆、広西チワン族自治区の桂林など約97,000㏊で、7つのカルスト群が含まれています。これらの地域では、円錐形の山が点在する峰叢カルストや、峰叢カルストの溶食がさらに進行した峰林カルスト、ドリーネというすり鉢状の窪地、溶食されずに残ったピナクルなど多様な奇観が広がっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

中国の丹霞地形

China Danxia
中国の丹霞地形
『中国の丹霞地形』は中国南部の亜熱帯地帯に位置する6つのエリア(崀山、丹霞山、龍虎山、江郎山、泰寧、赤水)から構成される自然遺産です。「丹霞地形」とは大陸由来の赤い堆積岩が、内因性(地殻隆起など)と外因性(気候、侵食、風化など)の複合的な力を受けて形成する丹(あか)い霞の様に見える地形を指します。約2,300万〜258万年前の新第三紀に形成されたもので、登録エリアはそれぞれ「若年期」「成熟期」「壮年期」の3段階に分けられます。起伏の富んだ地形には多くの動植物が生息・生育しており、その中の約400種は希少種または絶滅危惧種であると考えられています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

チュニスの旧市街

Medina of Tunis
チュニスの旧市街
チュニジア北東部の肥沃な平野地域に位置し、海から数kmの場所にあるチュニスのメディナは、698年に設立されたマグリブ地方で最初のアラブ・イスラムの街のひとつです。12世紀から16世紀にかけて、ムワッヒド朝とハフス朝の統治下で、チュニスはアラブ世界で最も偉大で豊かな都市のひとつとされました。この時期およびそれ以前の時期の証拠は、現在も数多く残っています。16世紀から19世紀にかけては、新たな勢力が都市に多くの宮殿や邸宅、大モスク、ザウィア、マドラサを建てました。登録された土地は約3㎢におよび、アラブ・イスラム都市のすべての特徴を備えています。それは、中央メディナ(8世紀)と北と南の郊外(13世紀)から構成されています。およそ700の歴史的建造物が7つのエリアに分布しており、特に注目すべきものには、ザイトゥーナ・モスク、カスバ・モスクなどがあります。
地域: アフリカ / 国名: チュニジア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (ii)(iii)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

澄江の化石出土地域

Chengjiang Fossil Site
澄江の化石出土地域
中国雲南省の『澄江の化石出土地域』では、約5億3,000万年前のカンブリア紀初期に起きた爆発的な生物進化の根拠となる海洋生物の化石が多数出土されています。その内訳は藻類や複雑な消化器を持つ三葉虫の一種「ナラオイア」といった無脊椎動物など、実に多様で少なくとも16門196種に及びます。また、最古の脊椎動物の化石もこの地で出土されました。この地の化石はほぼ完全な状態で出土されており、通常ではあまり残ることのない軟らかな部分や細部の構造まで残っている点が大きな特徴です。ここは、カンブリア紀初期に起きた「カンブリア爆発」を伝える、地球の記憶が眠る貴重な場所です。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (viii)
詳細ページを見る Arrow-right

朝鮮王朝の王墓群

Royal Tombs of the Joseon Dynasty
朝鮮王朝の王墓群
『朝鮮王朝の王墓群』は、14世紀末から20世紀初頭にかけて築かれた歴代国王と王妃の墓で、自然と人の調和を重んじる「風水(プンス)」の思想に基づいて配置されています。山と水の調和がとれた地形を選び、俗から聖へと続く空間構成が設けられたその景観は、儒教文化における祖先崇拝の理念が体現されています。また、建築物群や石像、儀礼の道具などが体系的に配置され、自然環境と融合した独自の葬送文化を築いた点で、東アジアの墓制史における発展段階を示す重要なものになっています。現在も王室関係者や奉祭会によって年に1度の祭礼が続けられ、生きた伝統として受け継がれています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (iii)(iv)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

チョンゴニの岩絵地区

Chongoni Rock-Art Area
チョンゴニの岩絵地区
チョンゴニの岩絵地区は、マラウイ中部の高原、豊かな緑に覆われた花崗岩の丘陵地帯にあり、中部アフリカで先住民の岩絵が最も集中している地域です。126.4㎢の範囲で発見された岩絵は127箇所にも及びます。ここは先住民たちにとって宗教的儀式の中心地で、今に残る多くの岩絵は彼らの文化と伝統の痕跡です。最も古い赤い岩絵は、新石器時代にこのエリアに暮らしていた狩猟採集民バトゥワ(ピグミー)族が描いたものと考えられています。また、1世紀ごろ北方からやってきた農耕民チュワ族は白い粘土で写実的な絵を残しました。チュワ族の岩絵は女性の成人儀礼に関するものが多く、現在もそれらの伝統に則った儀式が営まれています。
地域: アフリカ / 国名: マラウイ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (iii)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地

Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”
チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
チリビケテ国立公園はコロンビア中南部のアマゾン熱帯雨林にある同国最大の自然保護地域です。まず、この国立公園の最大の特徴は何といってもテプイの存在でしょう。テプイとは、切り立った砂岩の大地のことであり、テーブルマウンテンとも言います。このテプイは世界でギアナ楯状地でしか見られないものであり、チリビケテのテプイは他のものと比べてやや小規模ではあるものの外界と隔絶した世界を生み出し、そのため固有種が多く生息しています。ジャガーやピューマ、ホエザルなどの貴重な動物が生息し、またジャガーに関しては、後述するように先住民から崇拝の対象となっていました。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院

Cilento and Vallo di Diano National Park with the Archeological sites of Paestum and Velia, and the Certosa di Padula
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院
チレント・ディアノ渓谷国立公園は、イタリアの南部、カンパニア州サレルノ県内にある広大な公園です。3つの山を中心とする山岳地帯と海に面し、断崖や岩礁が点在する入り組んだ海岸線を持つ美しい景観が見られます。この一帯には、旧石器時代後期にあたる約25万年前から人が住み始め、先史時代から中世にかけて、山の尾根を結ぶルートで多くの人々が行き来していました。交易を通じて、文化や政治の面でも重要な場所となり、ギリシャ人による入植の時代を経て、紀元前3世紀にはローマの領土となりました。現在、この公園内には、ギリシャ植民都市時代の遺跡や修道院が点在しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

チロエの教会堂群

Churches of Chiloé
チロエの教会堂群
チリ南部にあるチロエ諸島には、1567年からのスペイン統治下で建てられた木材教会堂が残されています。17世紀のイエズス会は、年に一度各地のミッションを巡回・滞在する「巡回宣教」を行っており、その活動のため教会堂が建設されるようになりました。19世紀末までに100棟以上が建てられ、50棟あまりが現存しています。1767年にイエズス会がスペインの海外領土から追放された後は、フランシスコ会がチロエでの活動を継承しました。教会群は現在も信仰の場であり、地元コミュニティによる宗教行事が定期的に行われています。
地域: 南米 / 国名: チリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ツォディロの岩絵群

Tsodilo
ツォディロの岩絵群
ツォディロは、ボツワナ北西部、カラハリ砂漠のわずか10平方キロメートルの地域に4,500点以上の壁画が保存されており、世界で最も岩絵が集中している場所の一つです。そのため、しばしば「砂漠のルーブル美術館」と呼ばれています。これらの岩絵は、正確な年代が特定されていませんが、石器時代から19世紀まで長期にわたって、厳しい環境下において何千年もの間、人々が訪れて定住してきたことを示す豊富な証拠を残しています。
地域: アフリカ / 国名: ボツワナ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (i)(iii)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

ティヴォリのエステ家別荘

Villa d'Este, Tivoli
ティヴォリのエステ家別荘
イタリア中部、ローマ郊外にある街ティヴォリは、ローマの貴族の別荘地として名高い場所でした。北イタリアの有力な貴族であったエステ家の出身である枢機卿イッポリート・デステは、1550年にティヴォリ総督に任命された際に、新しい地位にふさわしい宮殿の建設を計画しました。ベネディクト会の修道院だった建物を住居として改装して、その周囲に大規模な庭園を造らせました。別荘全体の総面積は4万5000㎡に及び、革新的な設計はナポリの建築家ピッロ・リゴーリオが担当しました。丘を削って二つの斜面をつくり、水道橋や地下運河を築いて、近くを流れるアニエーネ川からの豊富な水を確保し、500以上の噴水を持つ庭園を築き、ルネサンス庭園の代表作となりました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

ティヴォリのハドリアヌス別荘

Villa Adriana (Tivoli)
ティヴォリのハドリアヌス別荘
ティヴォリは、ローマの東方30㎞に位置するラツィオ州の田園地帯を見下ろす丘の上にあります。穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた一帯は、古くからローマ人達の別荘地として利用されて来ました。ヴィッラ・アドリアーナは、ローマ帝国の五賢帝のひとりであるハドリアヌス帝が、紀元117年から138年にかけて建設した別荘で、その敷地面積は1.2㎢に及びます。彼が帝国の属州を視察する中で、感銘を受けたエジプト、ギリシア、ローマなどの優れた景色や建造物の様々な要素を組み合わせて、「理想の都市」を再現しました。ハドリアヌス帝の死後、別荘は放棄されましたが、1461年に再発見されました。この別荘の建造物を研究することで、後世、特にルネサンス、バロック時代の建築家に大きな影響を与えました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ティエベレの王宮

Royal Court of Tiébélé
ティエベレの王宮
ティエベレの王宮は、16世紀から築かれてきた土造建築の複合体であり、カセナ族の社会組織と文化的価値を証明しています。防護壁に囲まれた王宮は、住人の身分に基づいて社会的・空間的な配置がされ、壁や通路によって隔てられています。これらの通路は、囲いの外側にある儀式や集会の場所へと繋がっており、この独自の建築様式は、土、木材、牛糞、藁を組み合わせており、独特な特徴を持っています。
地域: アフリカ / 国名: ブルキナファソ / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ティエラデントロ国立考古公園

National Archeological Park of Tierradentro
ティエラデントロ国立考古公園
アンデス山脈中腹、サン・アンドレス村にある『ティエラデントロ国立考古公園』は、6~10世紀に先住民パエス人よってつくられた円形地下墓室が点在する考古遺跡です。軟らかい砂岩の大地を掘ってつくられた地下墓室は大小様々で、深さ2.5mのものから最大7mのものまで存在します。「セゴビアの円形墓室」は直径約12mの広さを持つ代表的な墓室の1つで、壁から天井に至るまで、精巧な幾何学模様のペイントや、神や人間を模ったレリーフが施されています。また、農具や骨壷も出土されたことから、ここでは葬送儀礼が行われたと考えられており、プレ・インカの高度な文明を現代に証言しています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ティカル国立公園

Tikal National Park
ティカル国立公園
グアテマラの北部の密林にあるティカル国立公園には、ユカタン半島で興ったマヤ文明の最大級の都市遺跡が残っています。1696年にスペイン人によって発見されたこの都市は、当時ローマ帝国の遺跡と間違えられた程。また、マヤ文字が解読されていなかったので詳しいことはわかりませんでした。ところが19世紀半ばのアメリカの外交官、ジョン・ロイド・ステファンズの徹底的な調査の結果、これらはローマ帝国の遺跡ではなく、先住民の祖先が築いたものだということがわかり始めました。さらに1950年代後半にマヤ文字の解読が進むと、強大な権力をもつ王のもと、周辺国家と戦争や政略結婚を繰り返し、交易で繁栄した都市国家であったということが判明しました。少なくとも33人の王がいたとされ、王の遺体なども発見されています。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: グアテマラ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

ディキスの石球のある先コロンブス期の首長制集落群

Precolumbian chiefdom settlements with stone spheres of the Diquís
ディキスの石球のある先コロンブス期の首長制集落群
コスタリカ南部のディキス・デルタには4つの考古遺跡があります。そこにはコロンブスが新大陸にやってくる以前(500年頃~1500年頃)の首長制集落構造物が残ります。舗装された広場、人工塚や墓も残り、当時の首長の力関係を示す遺構が残ります。その中でも最も印象的なのが、直径0.7~2.57mの完璧な球形をした石球です。これらの石球がなぜ作られたのか、またどうやって作られたのかは不明な点も多く、多くの学者を魅了するものになっています。なお、本遺跡はコスタリカ初の文化遺産となりました。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: コスタリカ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right

テイデ国立公園

Teide National Park
テイデ国立公園
大西洋に浮かぶカナリア諸島最大の島、テネリフェ島にあるテイデ国立公園は、スペイン最高峰の3,718mの頂を持つ成層火山テイデ山を中心とした総面積約190㎢の国立公園です。テイデ山は海底からだと7,500mの高さに達し、世界で3番目に高い火山構造物とされています。直近では1798年噴火し、現在も硫黄を噴出するなど長期にわたって火山活動を続けるこの山は、クレーターや成層火山などの多様な火山地形が見られるほか、地球史や海洋火山の形成過程を知るうえで重要な場所とされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

ティパサの考古遺跡

Tipasa
ティパサの考古遺跡
アルジェリア北部、地中海沿岸のティパサは、紀元前7世紀頃にフェニキア人によって建設された古代都市です。地中海交易の要衝として栄えていましたが、後にローマ帝国の植民都市となってからは、モーリタニアの諸王国を征服するための戦略的拠点になりました。多様な文明が入り混じったティパサは、マグリブ(北西アフリカ)においても特に複雑な文化的背景を持っています。その遺跡もまた、フェニキア、ローマ、初期キリスト教、ビザンチン時代のものや、モーリタニア王家の霊廟など実に多彩です。
地域: アフリカ / 国名: アルジェリア民主人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

ティムガッドの考古遺跡

Timgad
ティムガッドの考古遺跡
アルジェリア北東部、オーレス山地に連なる高原に位置するティムガッドは、古代ローマ時代の都市遺跡です。1世紀頃、ローマ帝国全盛期に在位したトラヤヌス帝の時代に築かれました。この街は旧名をタムガディといい、当初は、ローマ帝国の第3軍団アウグスタの駐屯地としてつくられました。その後、多くの退役軍人らが居住しましたが、街はローマ時代の典型的な計画都市として碁盤の目状に区画されていました。また、周囲に暮らすベルベル人の侵入を阻止するための砦としても機能しました。
地域: アフリカ / 国名: アルジェリア民主人民共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

ティムリカ・オヒンガの考古遺跡

Thimlich Ohinga Archaeological Site
ティムリカ・オヒンガの考古遺跡
ケニア西部のヴィクトリア湖の近郊に、16世紀頃につくられたとされる集落跡が残ります。ヴィクトリア湖周辺の独特な集落は「オヒンガ」と呼ばれ、現地の言葉で「大きな要塞」を意味します。その内のティムリカ・オヒンガ(ティムリカとは現地の言葉で「恐ろしい鬱蒼とした森」の意味)という集落が最大規模であり、保存状態が良く、世界遺産に登録されています。このティムリカ・オヒンガは四つの大きなオヒンガからできており、コチエンが中心的なオヒンガで、残りはカクク、コケッチ、コルオチといいます。これらのオヒンガは20世紀半ばまで使用されていたと考えられています。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

ディルムンの墳墓群

Dilmun Burial Mounds
ディルムンの墳墓群
紀元前2050~紀元前1750年頃の初期のディルムンの墳墓群で、バーレーン島西部の21の遺跡群で構成されています。このうちの6つは、数十基から数千基の古墳からなる古墳群で合計11,774基にも及ぶ古墳で構成されています。これらは様々な階級を含む数千人以上で個々人の埋葬が行われていたことの証明ですが、ディルムン文明の遺跡では集落跡のものは少なく、また厚い地層の下に埋もれているため、この古墳群が当時の社会階層やその変遷を証明する貴重な証拠となっています。
地域: 西・南アジア / 国名: バーレーン王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地

Tiwanaku: Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture
ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
インカ帝国以前に繁栄したティワナクは、ボリビアの西部、チチカカ湖南岸の標高3,850mにある都市遺跡です。その起源は400年頃にまで遡ります。6~10世紀ころに絶頂期を迎え、ボリビア全土、ペルー南部、チリ、アルゼンチン北部までの広大な地域を支配しました。元々は7つの基壇から成っていたというピラミッド神殿のアカパナや、天文台として機能していたカラササヤ神殿などは、複雑な行政と宗教体系を表しています。そして、重さが10t以上の一枚石が乗せられている太陽の門などの建造物は、入植者らが高度な石工技術を持っていたことを示唆しています。しかし、文字を持たない社会であったことと、12世紀前半にはこの社会は崩壊してしまったため、多くは謎に包まれています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

テオティワカンの古代都市

Pre-Hispanic City of Teotihuacan
テオティワカンの古代都市
メキシコ・シティから北東に約50㎞ほどの場所に位置するテオティワカンは2~8世紀にかけて栄えた古代都市です。この都市を築いた民族は未だに不明です。テオティワカンとは「神々が集まる場所」という意味でナワトル語の神話では太陽と月が創造された場所として表されています。350~650年には最盛期を迎えますが、8世紀中頃には廃墟となりました。理由は7世紀に発生した大規模火災と考えられていますが、内戦や紛争という説も指摘されています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

テ・ヘヌア・エナタ:マルケサス諸島

Te Henua Enata – The Marquesas Islands
テ・ヘヌア・エナタ:マルケサス諸島
南太平洋中心に位置するマルケサス諸島は海洋生態系と陸上生態系が共存する生物多様性のホットスポットです。固有種の割合が非常に高く維管束植物、鳥類、陸生・海生軟体動物、淡水魚の固有種の数において世界1,2位を争います。特に沿岸魚類と海生軟体生物の固有率が高いです。地理的に孤立した環境下にあるため海洋島環境下における種の進化のモデルとなっています。また世界最後の手つかずの海洋地域の一つとも言われ、世界で最もよく保存された沿岸生態系の一部になっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (iii)(vi)(vii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right