World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(vii)(x))

ドロミテ山塊

The Dolomites
ドロミテ山塊
標高3,000m以上の山が18峰ある広大な山岳地帯。切り立った岩壁、密集した狭く深く長い谷間は、激しい地殻変動により隆起や浸食を繰り返し、たび重なる地すべりや洪水、雪崩などによってつくりだされた地球の歴史を見ることができます。これらの大地は氷河地形やカルスト地形等、地形学の面でも世界的に重要とされています。一方、単なる無機質な岩肌とは対照的に、モミやカラマツ等の木々や、豊かな牧草地も広がり、そのコントラストはここにしかない「ドロミーティの風景」として、様々な絵画や写真等を通して人々の記憶に刻まれてきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (vii)(viii)
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トンガリロ国立公園

Tongariro National Park
トンガリロ国立公園
ニュージーランドの北島の中央部のプレート境界には、タウポ火山帯という火山台地が広がります。先住民マオリは、ここを聖地として信仰していました。しかし、18世紀に著名なイギリス人探検家ジェームズ・クックが調査に入ります。イギリス人の入植の始まりでした。1840年にニュージーランドは英国の植民地となり、マオリの聖地は放牧地へと変えられてゆきます。マオリの首長テ・ヘウヘウ・ツキノ4世は、この土地を将来にわたって守り抜くため、英国女王に土地を寄進する代わりに、国家の保護下に置くことを考案。1894年に、ニュージーランド初の国立公園として保護されることが決まりました。
地域: オセアニア / 国名: ニュージーランド / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (vi)(vii)(viii)
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ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群

Dong Phayayen-Khao Yai Forest Complex
ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群
タイ東部に位置する『ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群』は、4つの国立公園と1つの保護区からなる、総面積6,155㎢に及ぶ広大な山岳地帯です。標高1,000〜1,350mの山々が連なり、北にはメコン川へ続く支流が、南には滝や渓谷が点在するなど、豊かな自然環境が広がっています。モンスーンの影響を受けた熱帯雨林には800種を超える動物が暮らし、トラやアジアゾウ、ベンガルヤマネコ、バンテンといった大型の野生動物も確認されています。さらに、この地域には世界的に重要とされる絶滅危惧種5種や危急種19種が含まれ、多様な命の生存を支えています。他にも、2種のテナガザルが生息する貴重な場所であり、渡り鳥の中継地としても欠かせない役割を果たしています。タイのモンスーン林として最後に残された広大な熱帯生態系は、いまも多様な命を育む場所であり、地球規模で守るべき価値を持っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: タイ王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (x)
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ナハニ国立公園

Nahanni National Park
ナハニ国立公園
世界で最初に世界遺産登録された12件のうちの一つとしても知られるナハニ国立公園は、カナダのノースウエスト準州にあり、47万haの手つかずの自然景観が残されています。サウス・ナハニ川は北アメリカでもっとも荒々しい川の一つで、上流ではゆったりと流れていますが、落差100mのヴァージニア滝を過ぎると岩を削る急流となり、渓谷が連続する地帯を蛇行しながら進んでいきます。場所によって大きく表情を変えるサウス・ナハニ川の流れが独特の景観をつくり出し、深い渓谷、巨大な滝、壮大なカルスト地形、そして洞窟群を有しています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ナミブ砂漠

Namib Sand Sea
ナミブ砂漠
ナミビアの大西洋側に位置するナミブ砂漠は、広大な海岸砂漠であり、訪れる人々を魅了する世界最古級の美しい砂漠です。ナミブとは、現地の主要民族であるサン族の言葉で「何もない」という意味です。海岸砂漠とは、文字通り海岸付近にある砂漠なのですが、大陸の西側にあることが特徴です。ここには冷たい海流が流れ、その結果上昇気流が発生しづらく、雨がほとんど降らないため砂漠が形成されます。ナミブ砂漠以外にも、ペルーとチリにあるアタカマ砂漠も海岸砂漠として有名です。ただし、ナミブ砂漠の砂丘の成因には他の要素もあり、南アフリカのドラーケンスベルグ山脈周辺から運ばれてきた砂塵が海風により内陸へ押し返されて、堆積していくということが挙げられます。また、砂に鉄分が付着し酸化するため、酸化鉄の色によって砂漠が赤く見えます。これらは世界的にも非常に珍しい現象であり、ナミブ砂漠の価値を語る上で欠かせない要素となっています。
地域: アフリカ / 国名: ナミビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園

Nanda Devi and Valley of Flowers National Parks
ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園
インド北部の西ヒマラヤの高地にあるナンダ・デヴィ国立公園はインド第二の高峰ナンダ・デヴィ山(7,817m)をいただき、ヒンドゥー教の女神ナンダの住む聖地として豊かな自然が広がる地域です。ここには絶滅危惧種のユキヒョウやジャコウジカなどが生息しており、環境保護のため1983年からは学術調査以外の入山は禁止されています。険しい山岳地形のナンダ・デヴィ国立公園と対照的に、花の谷国立公園の標高3,500mあたりの雪解け水に恵まれた谷には、穏やかな地形に美しい高山植物の花畑が広がり、600種以上の植物が生息しています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (vii)(x)
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西ガーツ山脈

Western Ghats
西ガーツ山脈
西ガーツ山脈は、インド南西部の海岸線から30~50km内陸に入ったところを海岸線に沿うように南北に連なっている山脈です。1カ所途切れてはいるものの、その連なりは1,600kmに達します。この山脈はヒマラヤ山脈よりも古く、太古の昔よりインド亜大陸の西側に存在していました。そのため、熱帯にありながらアラビア海から吹く偏西風(モンスーン)の影響で高山森林の生態系が広がっています。この地域の生物多様性と固有種の多さは特筆すべきもので、「地球上で最も重要な生態系のホットスポット」のひとつとされています。IUCNのレッドリストに記載されている絶滅危惧種・危急種も多く生息しています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (ix)(x)
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西カフカス山脈

Western Caucasus
西カフカス山脈
西カフカス山脈は、黒海の北東50kmに位置し、275,000ヘクタール以上に及ぶカフカス山脈の最西端に広がる地域です。この場所は、人間による著しい影響を受けていない数少ない広大な山岳地帯の一つです。低地から亜高山帯にまで広がる、手つかずの広大な山岳森林は、ヨーロッパでも類を見ないものです。また、この地域は、重要な固有種の植物や野生生物が生息する、多様な生態系を有しており、ヨーロッパバイソンの山岳亜種の起源地でもあります。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ix)(x)
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西天山

Western Tien-Shan
西天山
ユーラシア大陸の中央部に東西にのびる天山山脈は世界最長の山脈の1つと言われ、その西側部分のカザフスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタンの3か国にまたがる地域が、多様な自然環境のなかで多くの貴重な動植物が生息している地域として世界遺産に登録されいています。この地域は、特にさまざまな栽培果実の原産地として知られ、いまでも果樹の原生種が残っています。杏子(アンズ)の原生種(絶滅危惧種)やリンゴの原生種であるマルスシエウェイシイ(絶滅危急種)、クルミの原生種ペルシャグルミ(近危急種)などがその一例です。我々にも身近な果物のルーツがここにあります。
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ニューカレドニアの珊瑚礁:環礁の多様性と関連する生態系

Lagoons of New Caledonia: Reef Diversity and Associated Ecosystems
ニューカレドニアの珊瑚礁:環礁の多様性と関連する生態系
ニューカレドニアの熱帯ラグーンとサンゴ礁は、非常に多様性に富んだサンゴ礁生態系の卓越した例であり、世界で最も広大な3つのサンゴ礁のなかのひとつです。この地域には世界で最も多様なサンゴ礁が集中しており、面積ではグレート・バリアリーフよりはるかに小さいですが、サンゴと魚類の多様性においては、同等かそれを上回っています。マングローブから海草地帯までさまざまな生き物が生息しており、146種類のサンゴや多数の魚類が見られます。手つかずの生態系が保たれており、カメ、クジラ、ジュゴンなど数多くの海洋生物の生息地となっていて、特にジュゴンは世界で3番目に多く生息しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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ニュージーランドの亜南極諸島

New Zealand Sub-Antarctic Islands
ニュージーランドの亜南極諸島
『ニュージーランドの亜南極諸島』は、ニュージーランド南東の南極海に点在する5つの島嶼群(スネアズ、バウンティ、アンティポデス、オークランド、キャンベル)からなります。人の影響が少ないため、生物多様性がとても高く、固有の鳥類や植物、無脊椎動物が数多く生息しています。特に海鳥とペンギンの楽園として知られ、40種以上の海鳥を含む126種の鳥が確認され、そのうち8種はこの地域にしかいません。また、絶滅危惧種のニュージーランドアシカの約95%が生息し、世界でも貴重な繁殖地となっています。隔離された島々と厳しい気候は、飛べなくなった鳥や巨大な草本植物”メガハーブ”など、独特の進化を生みました。
地域: オセアニア / 国名: ニュージーランド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ix)(x)
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ニュングウエ国立公園

Nyungwe National Park
ニュングウエ国立公園
ニュングウエ国立公園は、中央アフリカにおける熱帯雨林保全にとって重要な地域です。この公園には、手つかずの森林、泥炭湿地、湿原、草原など、多様な動植物の生息地が含まれています。この多様な生態系は、固有種の進化と保全に不可欠な環境であり、生物多様性の重要性を示しています。また、世界的に絶滅の危機に瀕している12種の哺乳類と7種の鳥類が生息しています。
地域: アフリカ / 国名: ルワンダ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (x)
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ニョコロ・コバ国立公園

Niokolo-Koba National Park
ニョコロ・コバ国立公園
西アフリカのセネガル南東部のガンビア川上流にある国立公園で、広さは91万㏊にも及びます。ギニア共和国との国境近くに位置し、公園を横断するガンビア川とその支流のセレコ川やクルントゥ川などがあるエリアで、半乾燥地帯のスーダンサバンナと湿地帯であるギニア森林へ移行する地帯にまたがっていて、乾燥林や氾濫原など多様な自然環境があります。異なる二つの植生には1,500種を超える植物種が存在し、ライオンやアフリカゾウ、最大のアンテロープ「ジャイアントエランド」などの哺乳類70種以上をはじめとする多様な生き物も生息しています。
地域: アフリカ / 国名: セネガル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (x)
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ニンガルー・コースト

Ningaloo Coast
ニンガルー・コースト
オーストラリア西海岸に位置し、東インド洋沿岸と乾燥した海岸が美しい陸と海の景観を構成しています。海洋と陸地を合わせて約70万㏊の広大なエリアに、海洋部には大陸棚や沿岸のサンゴ礁「裾礁」などがあり、陸上部は乾燥地帯のケープレンジ半島のほか、カルスト地形や地下洞窟、張り巡らされた地下水路があります。そのような多様な自然環境が、海洋、陸上の生物多様性の豊かさを支えています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (vii)(x)
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ニンバ山厳正自然保護区

Mount Nimba Strict Nature Reserve
ニンバ山厳正自然保護区
ギニア南東部とコートジボワール西部の国境に位置する「ニンバ山厳正自然保護区」は、標高1,752mのニンバ山を中心として広がる熱帯雨林とサバンナの両方を有する国立公園です。1981年にギニア側の地域が世界遺産に登録され、さらに翌1982年にはコートジボワール側の地域も世界遺産に登録されました。面積約350㎢の保護区一帯は、サハラ砂漠から吹く熱風や「ハルマッタン」と呼ばれる砂嵐、そして大西洋からの湿った季節風の影響を受け、1年を通して高温多湿な気候となっています。
地域: アフリカ / 国名: ギニア共和国, コートジボワール共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (ix)(x)
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ノエル・ケンプ・メルカード国立公園

Noel Kempff Mercado National Park
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
ボリビア北東部からブラジル国境まで広がるこの国立公園は、アマゾン川流域において最大級(約1万5,230㎢)かつ最も原生状態が保たれている公園の一つです。標高が200mから1,000m近くにわたる高低差を持つため、セラードのサバンナや森林、高地アマゾンの常緑樹林に至るまで、多様な生息地がモザイク状に広がっています。ワンチャカ・メセタに見られるセラードの生息地は、数百万年にわたり隔離されてきたため、これらの生態系の進化を研究するための生きた実験室となっています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド

West Norwegian Fjords – Geirangerfjord and Nærøyfjord
ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
ノルウェーの南西部の海岸線、南北約500kmにわたって雄大なフィヨルド地域が広がっています。ノーベル文学賞を受章したノルウェーを代表する文学者、ビョルンスティエルネ・ビョルンソンは、「ガイランゲルに牧師はいらない。フィヨルドが神の言葉を語るから」という言葉で、この地域のフィヨルドの美しさと荘厳さを表現しています。また、フィヨルドという言葉は、ノルウェー語の「氷河に深く削られ狭く急が掛けが海中まで続く谷」を語源としており、氷河による造形美の代表例であることを表しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ノルウェー王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (vii)(viii)
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パーヌルル国立公園

Purnululu National Park
パーヌルル国立公園
西オーストラリア州の北東端に近い地域に立地する約24万㏊の規模を持つ自然保護区です。その立地からアクセスが比較的困難なため、最近までオーストラリアでもあまり知られていませんでしたが、その並外れた自然美で国際的に認知されるようになりました。公園中央に位置する「バングル・バングル」と呼ばれる奇岩はその象徴とも言えるもので、縞模様の蜂の巣のような形状を持つ円錐状の岩が立ち並ぶ光景が見られます。「バングル・バングル」とは現地のアボリジナルピープルの言葉で「砂岩」という意味を持ち、シアノバクテリアの生物学的作用によって形成された砂岩層が、堆積作用と風化作用によって黒とオレンジの縞模様を織りなしています。他にも様々な形状を持つ奇岩や崖が多く点在しており、公園の砂岩カルスト地形はその形成過程を示すものとして地質学的に貴重な価値を持つ存在となっています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (vii)(viii)
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バイカル湖

Lake Baikal
バイカル湖
「シベリアの真珠」とも呼ばれるバイカル湖は三日月のような形をしており、世界一の透明度と深さを持つ湖です。淡水湖としては世界最大の貯水量を誇ります。 バイカル湖は世界遺産としては、自然遺産の登録基準である(vii)~(x)のすべてを満たす自然遺産です。湖には約330本の川が流れこんでいますが、流れ出る川はアンガラ川のみというのも特徴的です。 他にも、湖底にはニュートリノ観測のための望遠鏡が設置されており、宇宙研究の拠点としても知られています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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バダインジャラン砂漠:砂の塔と湖群

Badain Jaran Desert - Towers of Sand and Lakes
バダインジャラン砂漠:砂の塔と湖群
中国北西部のとても乾燥した温帯砂漠地帯に位置するアラシャン高原にあるバダインジャラン砂漠は、中国の三つの砂地帯が交わる地点で、国内で三番目に大きな砂漠であり、大きな移動砂漠です。この地域は、砂丘間の湖と交差する巨大砂丘の密度が高いことで際立っています。世界で最も高い安定した砂丘(最大460mの相対高度)と無数の湖が織りなす独特の自然景観を持ちます。また、風によって砂が動く際に発生する「鳴き砂(シンギングサンド)」が、独特の音響体験を生み出します。また、この多様な景観は、生息地の多様性、ひいては高いレベルの生物多様性にもつながっています。2024年に世界遺産に登録されました。
地域: 東・東南アジア / 国名: 中華人民共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2024年 / 登録基準: (vii)(viii)
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パパハナウモクアケア

Papahānaumokuākea
パパハナウモクアケア
パパハナウモクアケアは、ハワイ諸島の北西250~1931kmの広範囲に連なる小島と環礁からなる、広大かつ孤立した島嶼群に付けられた名称です。総面積は約362,075㎢におよび、世界最大級の海洋保護区の一つとされています。この地域は、比較的静止したホットスポットと安定したプレート運動の結果として形成された海山列を示す好例であり、ハワイ・エンペラー海山列の大部分を占めています。世界最長かつ最古の火山列の大半を構成するパパハナウモクアケアは、プレートテクトニクス理論およびホットスポットに関する理解を形成する上で、極めて重要な役割を果たしてきました。地質学的にはハワイ火山国立公園と密接に関連しており、ホットスポット火山活動の重要な証拠を共有しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iii)(vi)(viii)(ix)(x)
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ハミギタン山岳地域野生動物保護区

Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary
ハミギタン山岳地域野生動物保護区
フィリピン南部に位置するミンダナオ島、ハミギタン山。「東ミンダナオ生物多様性回廊」と呼ばれる地域にあるプジャダ半島の保護区は、数多くの希少生物や固有種にとって重要な生息地となっています。保護区は海抜75m(熱帯雨林)~1,637m(低木林)の標高差があり、標高によって生息生物が異なる「生物の垂直分布」が見られます。
地域: 東・東南アジア / 国名: フィリピン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (x)
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パラチーとグランジ島:文化と生物多様性

Paraty and Ilha Grande – Culture and Biodiversity
パラチーとグランジ島:文化と生物多様性
パラチーとグランジ島は、ブラジル南東部のボカイナ山脈と大西洋に挟まれた地域に位置しています。この地域は、17世紀末に採掘された金をヨーロッパへ輸出するための「黄金の道(カミーニョ・ド・オウロ)」の終着点として栄えました。パラチーの歴史地区は、その黄金時代の名残である18世紀の街並みと植民地様式の建築物をそのまま残しており、かつての交易と文化交流の重要な拠点であったことを今に伝えています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (v)(x)
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バルデス半島

Península Valdés
バルデス半島
バルデス半島は、アルゼンチン南部のチュブト州にあり、南大西洋に約100㎞ほど突き出た、面積約3,600㎢のアルゼンチン最大の半島です。キノコのような形をしたこの半島は、大陸とはごく狭い陸地でのみつながっています。約400㎞に及ぶ海岸線には、北側のサン・マティアス湾、南側の数千㎢に広がるヌエボ湾などの湾があります。南大西洋の荒波から守られた静かな湾は、ミナミセミクジラ、ミナミゾウアザラシ、ミナミアザラシ、シャチなど、多くの海生哺乳類にとって重要な繁殖地、出産地、育児地となっています。また、鳥類の重要な繁殖コロニーがあり、数万羽のマゼランペンギンの営巣地にもなっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (x)
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バレ山脈国立公園

Bale Mountains National Park
バレ山脈国立公園
エチオピア高原の南東部バレ・アルシ山塊の中央部にある国立公園で、面積は2,150㎢に及びます。この地域はアフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の裂け目に火山や氷河が存在し、森林・氷河湖・急流・滝など、卓越した自然美を生み出しています。エチオピア第二の高峰トゥル・ディムツ山(標高4,377m)をはじめとする高山地帯で、海抜3,000m以上の地には、「アフロアルパイン」と呼ばれるアフリカの高山地帯に特有の植物や生態系が見られます。一方で南側は急斜面となっており、その麓には巨大な湿潤熱帯林「ハレナの森」が広がります。このような自然環境のもとで、独自の生物多様性が育まれ、マウンテンニアラやバレモンキーなどの多くの固有種・絶滅危惧種やアビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)の貴重な生息地となっています。
地域: アフリカ / 国名: エチオピア連邦民主共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (vii)(x)
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ハ・ロン湾とカット・バ諸島

Ha Long Bay - Cat Ba Archipelago
ハ・ロン湾とカット・バ諸島
『中国南部のカルスト地帯』に含まれる中国の桂林に似ていることから「海の桂林」とも称されるベトナム随一の景勝地です。最大1,000mにも達する厚い石灰岩層が、気候変動や海洋環境のサイクルの影響から隆起や沈降、海進や海退によって多種多様なカルスト地形を形成しました。塔状の峰林カルストや円錐状の峰叢カルストのほか、洞窟群でも一般的な溶食洞窟だけでなく海食洞窟が見られるなど、基本的なカルスト地形のほぼ全てを包含しているとも言われています。
地域: 東・東南アジア / 国名: ベトナム社会主義共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(viii)
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パンタナル自然保護区

Pantanal Conservation Area
パンタナル自然保護区
ブラジル中西部のマットグロッソ州南西部に位置するパンタナル自然保護区は、ブラジル、ボリビア、パラグアイの3ヵ国にまたがる世界最大級の淡水湿地・パンタナル地域の一部を成しています。保護区には、クイヤバ川とパラグアイ川の源流域を含み、湿地、草原、森林など多様な生態系が広がっています。この地域は、約80種の哺乳類、650種の鳥類、50種の爬虫類、300種の魚類が生息しており、水鳥の繁殖地になっていることなどで、生物多様性が非常に高いことで知られています。​また、ジャガーやオオアルマジロ、オオアリクイ、オオカワウソなどの絶滅危惧種の生息地にもなっています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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バン・ダルガン国立公園

Banc d'Arguin National Park
バン・ダルガン国立公園
バン・ダルガン国立公園はモーリタニア北西部、大西洋沿岸に広がる岩礁地帯の公園です。砂丘、沿岸湿地、小島、浅瀬の沿岸水域で構成されています。一帯はアフリカ最大の渡り鳥の飛来地となっており、多種多様な渡り鳥や営巣性の鳥にとって世界的に重要な地域の一つです。広大な湿地帯は海草床で覆われており、周辺に生息する生物の食料となっています。公園は1982年にラムサール条約にも登録されています。
地域: アフリカ / 国名: モーリタニア・イスラム共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (ix)(x)
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バンディアガラの断崖

Cliff of Bandiagara (Land of the Dogons)
バンディアガラの断崖
マリ共和国、サハラ砂漠南端に位置する『バンディアガラの断崖』は、ニジェール川に面した500mの高さの崖が約150㎞も連なります。砂岩の台地、断崖、平野にはドゴン族の集落が点在し、登録範囲には289の村があります。サンガ村とその周辺では13万人、マリ国内全体では約70万人が暮らしています。特に、断崖に張り付くように建てられた民家や穀物倉は非常にユニークな景観です。ドゴン族は15世紀以降、この地に住み着くようになりました。彼らは、すべての源である「アンマ」という神を信仰し、独自の神話に基づいた生活を営んでいます。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (v)(vii)
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ヒエラポリスとパムッカレ

Hierapolis-Pamukkale
ヒエラポリスとパムッカレ
古代都市ヒエラポリスの歴史は、紀元前2世紀にアッタロス朝(ペルガモン王国)の軍団居留地として築かれたことから始まります。後述のパムッカレの段丘の上に広がるヒエラポリスは、やがて温泉街として栄えるようになり、古代ローマに割譲されたのちに繁栄のピークを迎えます。劇場や浴場、凱旋門といったローマを象徴する建造物や、初期キリスト教建築である八角形の聖堂(マルティリウム)を現在も観ることができます。
地域: 西・南アジア / 国名: トルコ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (iii)(iv)(vii)
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