World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(ix)(x))

トゥバッタハ岩礁自然公園

Tubbataha Reefs Natural Park
トゥバッタハ岩礁自然公園
フィリピン共和国のトゥバッタハ岩礁自然公園は、スールー海の中心というユニークな位置にあり、北環礁、南環礁、そしてジェシー・ビーズリー・リーフを含む約10万ヘクタールの海洋生息地を保護しています。この場所は、海洋生物が生息する非常に密度が高い環礁であり、360種以上のサンゴと約700種もの魚類が生息しています。水深100メートルを超える壮大な垂直の壁や広大な礁湖も含んでおり、人里離れた手つかずの自然環境となっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: フィリピン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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トゥランの寒冬砂漠群

Cold Winter Deserts of Turan
トゥランの寒冬砂漠群
「トゥラン」とは、古代ペルシア帝国北東部の砂漠地帯を指す言葉で、現在のウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンにまたがる広大な地域です。この地域には海抜0mより低い土地も多く「トゥラン低地」とも呼ばれます。そこに広がる寒冬砂漠は、夏は酷暑で乾燥し、冬は厳寒となり、年間降水量は300mm程度という極端な気候が特徴です。このような厳しい環境にも適応した動植物が生息し、生物多様性に富んでいます。植生では乾燥や塩分濃度の高い土地にも耐える植物が多く、砂漠地帯では灌木サクサウール、ツガイ林ではグミやタマリスクなどがみられます。動物相では絶滅危惧種サイガやコウジョウセンガゼルなど長距離移動を行う有蹄類や、多くの渡り鳥の休息地にもなっています。
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トゥルカナ湖国立公園群

Lake Turkana National Parks
トゥルカナ湖国立公園群
『トゥルカナ湖国立公園群』は、トゥルカナ湖東岸にあるシビロイ国立公園、湖に浮かぶ火山島のセントラル・アイランド国立公園、同じく火山島のサウス・アイランド国立公園の3つの国立公園を合わせた、総面積約1,600km2に及ぶエリアから構成されています。トゥルカナ湖はアフリカ大陸を南北に縦断する大地溝帯に沿って位置しており、アフリカで4番目に大きな湖であると同時に、世界最大級の砂漠湖としても有名です。また、東アフリカに存在する湖の中では最も塩分濃度が高いという特徴があります。その息をのむような美しい色から「翡翠の海」とも呼ばれています。
地域: アフリカ / 国名: ケニア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (viii)(x)
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ドゥルミトル国立公園

Durmitor National Park
ドゥルミトル国立公園
モンテネグロ北部のドゥルミトル山地にあるドゥルミトル国立公園は、氷河によって形成され、河川と地下水流によって深く刻まれた息をのむような自然の美しさを持っています。その中でも、ヨーロッパで最も深い峡谷であるタラ川の渓谷は60km以上に及び、ダムや道路の影響をほとんど受けていない数少ない渓谷の一つとして、比類ない景観の多様性と魅力を誇ります。高原やなだらかな丘陵地帯に広がる高山草原が、高く険しい峰々の背景と対照をなし、深い森と氷河湖が多様な景観に彩りを加えています。
地域: ヨーロッパ / 国名: モンテネグロ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1980年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
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トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区

Thungyai-Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuaries
トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区
タイ西部、ミャンマーとの国境近くにある『トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区』は、1970年代に設立された2つの保護区がひとつになった場所です。面積は約62万㏊と、東南アジア本土で最大級の広さを誇ります。険しい山や谷、滝、川などがつくり出す風景は壮観で、人の手があまり入っていないため、自然の姿がそのまま残っています。標高差によって多様な環境があり、タイの中でも貴重な“手つかずの自然”が守られている場所です。
地域: 東・東南アジア / 国名: タイ王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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ドナウ・デルタ

Danube Delta
ドナウ・デルタ
ドナウ・デルタは全長約3,000㎞の大河、ドナウ川が生み出した三角州です。黒海に注ぐ手前で3つの支流に分かれ、ヨーロッパ最大の連続湿地帯を形成しています。面積は約5,470㎢に及び、貴重な生物と自然が育まれる広大な地域です。世界遺産登録国はルーマニア。ドナウ川が運んだ大量の土砂が堆積してできた場所で、大小の湖や沼、砂地の森などが広がっています。三角州のほかに干潟や湿原もあり、多彩な動植物が生息しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ルーマニア / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(x)
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ドニャーナ国立公園

Doñana National Park
ドニャーナ国立公園
スペイン南西端、アンダルシア地方のグアダルキビル川河口に広がるドニャーナ国立公園は国内最大の国立公園として有名です。507㎢強の敷地には海沿いのサンゴ礁から湿原、内陸のやぶ地、砂丘林まで、多様な自然環境が存在しています。ここは中世以来、スペイン王室の狩場として人の定住が禁じられてきました。毎年50万羽を超える水鳥の越冬地であり、アオサギの営巣地としては地中海最大です。さらに絶滅危惧種のスペインオオヤマネコやインペリアルイーグルなどの固有種のほか、128種類の鳥類、28種類の哺乳類、11種類の両生類、18種類の爬虫類など多様な生物を見ることができます。また、高さ40mもの砂が年間6mも移動する動く砂丘「ドゥナス・モビレス」もドニャーナ国立公園の特徴的な奇観として有名です。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群

Dong Phayayen-Khao Yai Forest Complex
ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群
タイ東部に位置する『ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群』は、4つの国立公園と1つの保護区からなる、総面積6,155㎢に及ぶ広大な山岳地帯です。標高1,000〜1,350mの山々が連なり、北にはメコン川へ続く支流が、南には滝や渓谷が点在するなど、豊かな自然環境が広がっています。モンスーンの影響を受けた熱帯雨林には800種を超える動物が暮らし、トラやアジアゾウ、ベンガルヤマネコ、バンテンといった大型の野生動物も確認されています。さらに、この地域には世界的に重要とされる絶滅危惧種5種や危急種19種が含まれ、多様な命の生存を支えています。他にも、2種のテナガザルが生息する貴重な場所であり、渡り鳥の中継地としても欠かせない役割を果たしています。タイのモンスーン林として最後に残された広大な熱帯生態系は、いまも多様な命を育む場所であり、地球規模で守るべき価値を持っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: タイ王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (x)
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ナミブ砂漠

Namib Sand Sea
ナミブ砂漠
ナミビアの大西洋側に位置するナミブ砂漠は、広大な海岸砂漠であり、訪れる人々を魅了する世界最古級の美しい砂漠です。ナミブとは、現地の主要民族であるサン族の言葉で「何もない」という意味です。海岸砂漠とは、文字通り海岸付近にある砂漠なのですが、大陸の西側にあることが特徴です。ここには冷たい海流が流れ、その結果上昇気流が発生しづらく、雨がほとんど降らないため砂漠が形成されます。ナミブ砂漠以外にも、ペルーとチリにあるアタカマ砂漠も海岸砂漠として有名です。ただし、ナミブ砂漠の砂丘の成因には他の要素もあり、南アフリカのドラーケンスベルグ山脈周辺から運ばれてきた砂塵が海風により内陸へ押し返されて、堆積していくということが挙げられます。また、砂に鉄分が付着し酸化するため、酸化鉄の色によって砂漠が赤く見えます。これらは世界的にも非常に珍しい現象であり、ナミブ砂漠の価値を語る上で欠かせない要素となっています。
地域: アフリカ / 国名: ナミビア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園

Nanda Devi and Valley of Flowers National Parks
ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園
インド北部の西ヒマラヤの高地にあるナンダ・デヴィ国立公園はインド第二の高峰ナンダ・デヴィ山(7,817m)をいただき、ヒンドゥー教の女神ナンダの住む聖地として豊かな自然が広がる地域です。ここには絶滅危惧種のユキヒョウやジャコウジカなどが生息しており、環境保護のため1983年からは学術調査以外の入山は禁止されています。険しい山岳地形のナンダ・デヴィ国立公園と対照的に、花の谷国立公園の標高3,500mあたりの雪解け水に恵まれた谷には、穏やかな地形に美しい高山植物の花畑が広がり、600種以上の植物が生息しています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (vii)(x)
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西ガーツ山脈

Western Ghats
西ガーツ山脈
西ガーツ山脈は、インド南西部の海岸線から30~50km内陸に入ったところを海岸線に沿うように南北に連なっている山脈です。1カ所途切れてはいるものの、その連なりは1,600kmに達します。この山脈はヒマラヤ山脈よりも古く、太古の昔よりインド亜大陸の西側に存在していました。そのため、熱帯にありながらアラビア海から吹く偏西風(モンスーン)の影響で高山森林の生態系が広がっています。この地域の生物多様性と固有種の多さは特筆すべきもので、「地球上で最も重要な生態系のホットスポット」のひとつとされています。IUCNのレッドリストに記載されている絶滅危惧種・危急種も多く生息しています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (ix)(x)
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西カフカス山脈

Western Caucasus
西カフカス山脈
西カフカス山脈は、黒海の北東50kmに位置し、275,000ヘクタール以上に及ぶカフカス山脈の最西端に広がる地域です。この場所は、人間による著しい影響を受けていない数少ない広大な山岳地帯の一つです。低地から亜高山帯にまで広がる、手つかずの広大な山岳森林は、ヨーロッパでも類を見ないものです。また、この地域は、重要な固有種の植物や野生生物が生息する、多様な生態系を有しており、ヨーロッパバイソンの山岳亜種の起源地でもあります。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ix)(x)
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西天山

Western Tien-Shan
西天山
ユーラシア大陸の中央部に東西にのびる天山山脈は世界最長の山脈の1つと言われ、その西側部分のカザフスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタンの3か国にまたがる地域が、多様な自然環境のなかで多くの貴重な動植物が生息している地域として世界遺産に登録されいています。この地域は、特にさまざまな栽培果実の原産地として知られ、いまでも果樹の原生種が残っています。杏子(アンズ)の原生種(絶滅危惧種)やリンゴの原生種であるマルスシエウェイシイ(絶滅危急種)、クルミの原生種ペルシャグルミ(近危急種)などがその一例です。我々にも身近な果物のルーツがここにあります。
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ニューカレドニアの珊瑚礁:環礁の多様性と関連する生態系

Lagoons of New Caledonia: Reef Diversity and Associated Ecosystems
ニューカレドニアの珊瑚礁:環礁の多様性と関連する生態系
ニューカレドニアの熱帯ラグーンとサンゴ礁は、非常に多様性に富んだサンゴ礁生態系の卓越した例であり、世界で最も広大な3つのサンゴ礁のなかのひとつです。この地域には世界で最も多様なサンゴ礁が集中しており、面積ではグレート・バリアリーフよりはるかに小さいですが、サンゴと魚類の多様性においては、同等かそれを上回っています。マングローブから海草地帯までさまざまな生き物が生息しており、146種類のサンゴや多数の魚類が見られます。手つかずの生態系が保たれており、カメ、クジラ、ジュゴンなど数多くの海洋生物の生息地となっていて、特にジュゴンは世界で3番目に多く生息しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フランス共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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ニュージーランドの亜南極諸島

New Zealand Sub-Antarctic Islands
ニュージーランドの亜南極諸島
『ニュージーランドの亜南極諸島』は、ニュージーランド南東の南極海に点在する5つの島嶼群(スネアズ、バウンティ、アンティポデス、オークランド、キャンベル)からなります。人の影響が少ないため、生物多様性がとても高く、固有の鳥類や植物、無脊椎動物が数多く生息しています。特に海鳥とペンギンの楽園として知られ、40種以上の海鳥を含む126種の鳥が確認され、そのうち8種はこの地域にしかいません。また、絶滅危惧種のニュージーランドアシカの約95%が生息し、世界でも貴重な繁殖地となっています。隔離された島々と厳しい気候は、飛べなくなった鳥や巨大な草本植物”メガハーブ”など、独特の進化を生みました。
地域: オセアニア / 国名: ニュージーランド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ix)(x)
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ニュングウエ国立公園

Nyungwe National Park
ニュングウエ国立公園
ニュングウエ国立公園は、中央アフリカにおける熱帯雨林保全にとって重要な地域です。この公園には、手つかずの森林、泥炭湿地、湿原、草原など、多様な動植物の生息地が含まれています。この多様な生態系は、固有種の進化と保全に不可欠な環境であり、生物多様性の重要性を示しています。また、世界的に絶滅の危機に瀕している12種の哺乳類と7種の鳥類が生息しています。
地域: アフリカ / 国名: ルワンダ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (x)
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ニョコロ・コバ国立公園

Niokolo-Koba National Park
ニョコロ・コバ国立公園
西アフリカのセネガル南東部のガンビア川上流にある国立公園で、広さは91万㏊にも及びます。ギニア共和国との国境近くに位置し、公園を横断するガンビア川とその支流のセレコ川やクルントゥ川などがあるエリアで、半乾燥地帯のスーダンサバンナと湿地帯であるギニア森林へ移行する地帯にまたがっていて、乾燥林や氾濫原など多様な自然環境があります。異なる二つの植生には1,500種を超える植物種が存在し、ライオンやアフリカゾウ、最大のアンテロープ「ジャイアントエランド」などの哺乳類70種以上をはじめとする多様な生き物も生息しています。
地域: アフリカ / 国名: セネガル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (x)
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ニンガルー・コースト

Ningaloo Coast
ニンガルー・コースト
オーストラリア西海岸に位置し、東インド洋沿岸と乾燥した海岸が美しい陸と海の景観を構成しています。海洋と陸地を合わせて約70万㏊の広大なエリアに、海洋部には大陸棚や沿岸のサンゴ礁「裾礁」などがあり、陸上部は乾燥地帯のケープレンジ半島のほか、カルスト地形や地下洞窟、張り巡らされた地下水路があります。そのような多様な自然環境が、海洋、陸上の生物多様性の豊かさを支えています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (vii)(x)
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ニンバ山厳正自然保護区

Mount Nimba Strict Nature Reserve
ニンバ山厳正自然保護区
ギニア南東部とコートジボワール西部の国境に位置する「ニンバ山厳正自然保護区」は、標高1,752mのニンバ山を中心として広がる熱帯雨林とサバンナの両方を有する国立公園です。1981年にギニア側の地域が世界遺産に登録され、さらに翌1982年にはコートジボワール側の地域も世界遺産に登録されました。面積約350㎢の保護区一帯は、サハラ砂漠から吹く熱風や「ハルマッタン」と呼ばれる砂嵐、そして大西洋からの湿った季節風の影響を受け、1年を通して高温多湿な気候となっています。
地域: アフリカ / 国名: ギニア共和国, コートジボワール共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (ix)(x)
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ノエル・ケンプ・メルカード国立公園

Noel Kempff Mercado National Park
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
ボリビア北東部からブラジル国境まで広がるこの国立公園は、アマゾン川流域において最大級(約1万5,230㎢)かつ最も原生状態が保たれている公園の一つです。標高が200mから1,000m近くにわたる高低差を持つため、セラードのサバンナや森林、高地アマゾンの常緑樹林に至るまで、多様な生息地がモザイク状に広がっています。ワンチャカ・メセタに見られるセラードの生息地は、数百万年にわたり隔離されてきたため、これらの生態系の進化を研究するための生きた実験室となっています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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ハード島とマクドナルド諸島

Heard and McDonald Islands
ハード島とマクドナルド諸島
ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア西部のパースから南西に約4,100㎞、南極大陸からは北に約1,700㎞の場所に浮かぶ島々です。登録範囲の総面積は約6,589㎢におよび、そのうち陸地は5%強にあたる約370㎢のみで、残りの大部分は海域が占めています。陸地はケルゲレン海台が海面上に露出して形成された、極めて孤立した火山性の島嶼群です。絶海の孤島であり、気候条件も非常に厳しいことから、人間の手がほとんど入っていません。事実上外来種が存在しないことから、原初的な島嶼生態系の広がる貴重な環境となっています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (viii)(ix)
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バイカル湖

Lake Baikal
バイカル湖
「シベリアの真珠」とも呼ばれるバイカル湖は三日月のような形をしており、世界一の透明度と深さを持つ湖です。淡水湖としては世界最大の貯水量を誇ります。 バイカル湖は世界遺産としては、自然遺産の登録基準である(vii)~(x)のすべてを満たす自然遺産です。湖には約330本の川が流れこんでいますが、流れ出る川はアンガラ川のみというのも特徴的です。 他にも、湖底にはニュートリノ観測のための望遠鏡が設置されており、宇宙研究の拠点としても知られています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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パパハナウモクアケア

Papahānaumokuākea
パパハナウモクアケア
パパハナウモクアケアは、ハワイ諸島の北西250~1931kmの広範囲に連なる小島と環礁からなる、広大かつ孤立した島嶼群に付けられた名称です。総面積は約362,075㎢におよび、世界最大級の海洋保護区の一つとされています。この地域は、比較的静止したホットスポットと安定したプレート運動の結果として形成された海山列を示す好例であり、ハワイ・エンペラー海山列の大部分を占めています。世界最長かつ最古の火山列の大半を構成するパパハナウモクアケアは、プレートテクトニクス理論およびホットスポットに関する理解を形成する上で、極めて重要な役割を果たしてきました。地質学的にはハワイ火山国立公園と密接に関連しており、ホットスポット火山活動の重要な証拠を共有しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iii)(vi)(viii)(ix)(x)
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ハミギタン山岳地域野生動物保護区

Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary
ハミギタン山岳地域野生動物保護区
フィリピン南部に位置するミンダナオ島、ハミギタン山。「東ミンダナオ生物多様性回廊」と呼ばれる地域にあるプジャダ半島の保護区は、数多くの希少生物や固有種にとって重要な生息地となっています。保護区は海抜75m(熱帯雨林)~1,637m(低木林)の標高差があり、標高によって生息生物が異なる「生物の垂直分布」が見られます。
地域: 東・東南アジア / 国名: フィリピン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (x)
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パラチーとグランジ島:文化と生物多様性

Paraty and Ilha Grande – Culture and Biodiversity
パラチーとグランジ島:文化と生物多様性
パラチーとグランジ島は、ブラジル南東部のボカイナ山脈と大西洋に挟まれた地域に位置しています。この地域は、17世紀末に採掘された金をヨーロッパへ輸出するための「黄金の道(カミーニョ・ド・オウロ)」の終着点として栄えました。パラチーの歴史地区は、その黄金時代の名残である18世紀の街並みと植民地様式の建築物をそのまま残しており、かつての交易と文化交流の重要な拠点であったことを今に伝えています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (v)(x)
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バルデス半島

Península Valdés
バルデス半島
バルデス半島は、アルゼンチン南部のチュブト州にあり、南大西洋に約100㎞ほど突き出た、面積約3,600㎢のアルゼンチン最大の半島です。キノコのような形をしたこの半島は、大陸とはごく狭い陸地でのみつながっています。約400㎞に及ぶ海岸線には、北側のサン・マティアス湾、南側の数千㎢に広がるヌエボ湾などの湾があります。南大西洋の荒波から守られた静かな湾は、ミナミセミクジラ、ミナミゾウアザラシ、ミナミアザラシ、シャチなど、多くの海生哺乳類にとって重要な繁殖地、出産地、育児地となっています。また、鳥類の重要な繁殖コロニーがあり、数万羽のマゼランペンギンの営巣地にもなっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (x)
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バレ山脈国立公園

Bale Mountains National Park
バレ山脈国立公園
エチオピア高原の南東部バレ・アルシ山塊の中央部にある国立公園で、面積は2,150㎢に及びます。この地域はアフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の裂け目に火山や氷河が存在し、森林・氷河湖・急流・滝など、卓越した自然美を生み出しています。エチオピア第二の高峰トゥル・ディムツ山(標高4,377m)をはじめとする高山地帯で、海抜3,000m以上の地には、「アフロアルパイン」と呼ばれるアフリカの高山地帯に特有の植物や生態系が見られます。一方で南側は急斜面となっており、その麓には巨大な湿潤熱帯林「ハレナの森」が広がります。このような自然環境のもとで、独自の生物多様性が育まれ、マウンテンニアラやバレモンキーなどの多くの固有種・絶滅危惧種やアビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)の貴重な生息地となっています。
地域: アフリカ / 国名: エチオピア連邦民主共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (vii)(x)
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パンタナル自然保護区

Pantanal Conservation Area
パンタナル自然保護区
ブラジル中西部のマットグロッソ州南西部に位置するパンタナル自然保護区は、ブラジル、ボリビア、パラグアイの3ヵ国にまたがる世界最大級の淡水湿地・パンタナル地域の一部を成しています。保護区には、クイヤバ川とパラグアイ川の源流域を含み、湿地、草原、森林など多様な生態系が広がっています。この地域は、約80種の哺乳類、650種の鳥類、50種の爬虫類、300種の魚類が生息しており、水鳥の繁殖地になっていることなどで、生物多様性が非常に高いことで知られています。​また、ジャガーやオオアルマジロ、オオアリクイ、オオカワウソなどの絶滅危惧種の生息地にもなっています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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バン・ダルガン国立公園

Banc d'Arguin National Park
バン・ダルガン国立公園
バン・ダルガン国立公園はモーリタニア北西部、大西洋沿岸に広がる岩礁地帯の公園です。砂丘、沿岸湿地、小島、浅瀬の沿岸水域で構成されています。一帯はアフリカ最大の渡り鳥の飛来地となっており、多種多様な渡り鳥や営巣性の鳥にとって世界的に重要な地域の一つです。広大な湿地帯は海草床で覆われており、周辺に生息する生物の食料となっています。公園は1982年にラムサール条約にも登録されています。
地域: アフリカ / 国名: モーリタニア・イスラム共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (ix)(x)
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東レンネル

East Rennell
東レンネル
ソロモン諸島、レンネル島の南部に広がる『東レンネル』は、世界最大級の隆起サンゴ礁の一部であり、その中心には島嶼部太平洋最大の湖「テガノ湖」が広がります。面積155㎢の汽水湖には石灰岩の小島が点在し、固有のウミヘビが生息するなど、生態系が息づいています。さらに周囲の原生林には陸鳥や水鳥の固有種、コウモリやカタツムリも生息し、まさに“固有種の宝庫”とも呼べる場所です。自然の営みによって生まれたこの豊かな生物多様性は貴重であり、高く評価されています。
地域: オセアニア / 国名: ソロモン諸島 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ix)
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